本ページのリンクには広告が含まれています PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL THRASH/POWER/SPEED 今週聴いたもの

今週聴いたもの:2023年1月26日~2月1日

政府が新型コロナウィルスの感染症法上の扱いを連休明けの5月8日に「5類」に移行すると発表。

・・・5類にするのは大いに結構、っていうか当たり前だし遅すぎるくらいですが、なんで連休明け?いますぐにやれよ。増税だのとかいう話は異常なスピードでもってやるくせに、ほんとうに国民にとって有益なことはチンタラやるってのはどういうわけなんだろう。さすが無能詐欺政権。

そしてマスクの扱いについては、「個人の判断に委ねる」とのこと。

いやいやいや、それはこれまでも本来はそうだったはずだろ。事実上強制だったとしても本来は「お願い」だったはず。全体主義国家じゃないんだから。いまさら「任意」とか何言ってんの。つまり政府としては責任を持ちたくない、勝手にしてくれってことか。

統一地方選が4月にあることも考えると、「マスクはご自由に」「コロナは連休まで2類相当に据え」っていうのの真意がみえてくる気が。5類にするにはいろいろ準備が必要とかもっともらしいことをぬかしているけれども、とどのつまりは「選挙の前にヘタ打ちたくない」ってことなんでしょう。5類に落として「マスクしなくていい」って言って、もし万が一感染者数が爆発しようものならマスコミが騒ぎ支持率低下ってことになりかねない。選挙が終わった後ならそれでもいいけど票に影響することだけは避けたいってことでしょうね。いつ何時もカネと票のことが最優先、それが自民党。

お上が「マスクしなくていい」って言わないのも責任を回避してるという意味で問題ですが、この期に及んでも(ほとんど無意味であることがわかってきた)マスクについて、いちいちお上の意向でするかしないか、させるかさせないかを考える人や企業などが多いってのも問題ですね。先日はサッカーJリーグで「政府が大声を伴うイベントで感染対策を行えば定員の100%まで入場を可能にする方針を示したことを受けて」すべての観客が声を出して応援できることにしたというニュースで、観客がものすごい密で大声出してるのを見ましたが、コロナが超恐ろしい病気なんだったらともかく、ほとんどただの風邪になったコロナについて、政府が感染対策しろだのなんだのと民間に言うこと自体が今となってはおかしいし、民間の企業や団体はお上のお触れなんぞ待たずにコロナのための制限を全部やめるべき。

同じニュースではBABYMETALのライヴで「こちらも声出しOKになりました」ってやってましたが、そっちはまさかのマスク強制。バカなんじゃないの。サッカーでは超密でもマスクなしで大声出しOKって言ってんのに。室内だから?岸田は国会という室内でマスクなしでベラベラしゃべっていたが。あんだけ密になっといて「屋外だからマスクいらない」「室内だからマスク強制」とか、あまりに無意味、アホらしすぎる。ライヴ会場で「マスク強制?ふざけるな!」っていう怒号がとんだりしなかったんだろうか。コロナが弱毒化した今なら、そうなるのが民主社会としては健全な気がしますけどね。

先日は将棋で日浦市郎八段が鼻だしマスクで反則負け(しかも2回目)したそう。将棋連盟の幹部はみんなプロ棋士で、プロ棋士ってのはみんな異次元の天才なんだろうと思っていたけど、将棋で天才だからって一般的な意味でアタマがいいとは限らないらしい。バカすぎて笑っちゃう。ベラベラしゃべるわけでもない対局でマスクしなきゃダメとか、3年前から時間が止まってるのか。そんな規則はいますぐ撤廃しろよ。

同調圧力というものが強く、いちど決めたことはなかなか変えたがらない日本では、残念ながらそういうゴミみたいな無用な軋轢がまだまだ起こってしまう。これをなくすためには、まずはお上が「マスクはしなくてもいいです。他人にマスクを強制するのはやめてください」って言ってくれないとダメなんだろうな。先述のサッカーでもわかるとおり、それも残念なことながら日本人はお上がいうことはカンタンに受け入れるし、お上の許しが下りたとたんに考え方を変える人も多いので、ここはまずは政府が「マスクは個人の判断」と言うだけでなく、「マスクは個人の判断。だから他人に強制してはならない」と言わないと、コロナを5類に落としたとしてもみんなマスクを外さないし、外さないことによるデメリットは延々と続き、社会の活力も戻ってこないでしょう。もうちょっと決断力と実行力のある人間が政治のトップだったら良かったのにねえ・・・。

TRANCE「METAL FORCES」

ドイツの超ベテランヘヴィメタルバンド、TRANCEの復活2作目。2021年作。

Amazon.co.jp Metal Forces メタル・フォーセス

70年代から活動するバンド。80年代にはドイツのメタルといえばSCORPIONS,ACCEPT,それからTRANCE、みたいに言われるくらい、その美旋律は日本人には好まれていましたね。私も初期3作は全部好きだし、3作目「VICTORY」はジャーマン・メタル不朽の名作でした。

思い出の名盤:曲がよければすべてよし! ~「VICTORY」/TRANCE~

2017年の復活作「THE LOSER STRIKES BACK」は、ヴォーカルの声が初期のヴォーカルに似てたのと、長尺の哀愁曲もあったのもあって、なかなか「らしさ」の感じされる作品になっててちょっと嬉しかった。この復活2作目は実は出てるのを知らなくていまさら購入。期待して聴きましたが・・・

ヴォーカリストが交代、なかなか個性的な声ででカッコいいけれども歌メロも含めて「TRANCEっぽさ」は後退。メタルらしいアグレッションやスピードが増したのはいいんだけれども、泣きの哀メロは少なくなった感じに。フツーのヘヴィメタルに。

↑この曲がいちばん良かったかな。これみたいにキャッチーなサビをもつ曲もいっぱいあって、全然悪くないしハイクオリティだとは思うんだけど、TRANCEを名乗るんならクサいメロディで泣かせてほしいなあ~。TRANCEだと思って聴かなければ良質なメロディック・メタルアルバムとして納得できる1枚。

おススメ度・・・★★★☆

ARK STORM「BEGINNING OF THE NEW LEGEND」

日本の超絶速弾きギタリスト、太田カツが率いるネオクラシカルメタルバンド、ARK STORMの2作目。2003年作。

Amazon.co.jp ビギニング・オブ・ザ・ニュー・レジェンド

先週は1stについて感想を書きました→今週聴いたもの:2023年1月19日~1月25日

今作はヴォーカリストが交代。あまりに個性的だった前作の人と違って、力強く太い声でふつうに上手い人。いかにもネオクラっていう感じのハイトーンではないのでますます「フツー」って感じる。

その意味ではインパクトが薄まった感じですが、どこまでも主役はギターっていうサウンドなのでそこはいいんでしょう。そのギターは今作も同じように超絶速弾きの洪水。曲も変わらず「まるっきりイングヴェイ」。2分にわたるベース・ソロの曲も入っててそっちも凄まじいテクを披露してくれてますが、前作と違うのはそのへんと、ヴォーカルが聴きやすくなったっていうことだけ。とにかくイングヴェイみたいな様式美メタル、っていうのは一貫していてまったくブレないので、それが好きな人ならたまらない作品でしょう。なにしろギターソロはスゴイしカッコいい。

個人的には歌メロで心を揺さぶられる曲がもっと欲しいところ。初期のころのイングヴェイの曲はそういうのがいっぱいあったわけで。ほかの作品も聴いてみましょう。

おススメ度・・・★★★☆

7 DAYS「THE WEIGHT OF THE WORLD」

スウェーデンのパワーメタルバンド、7 DAYSの1st。2006年作。

Amazon.co.jp Weight of the World

このバンド知らなかったけど、1曲目を聴いてヴォーカルのカッコよさにビックリ。これはCANDLEMASS等いろんなところで歌ってる、トーマス・ヴィクストロムじゃないか!。そりゃあカッコいいはずだ。ギタリストもすごいテクニシャンみたいだけど、ヴォーカルがカッコよすぎてギターの速弾きの影が薄く感じられる。

曲はダークなリフが印象的な、モダンでメロディックなパワーメタル。キーボードも使っててギターとキーボードの長尺な掛け合いとかもあって、雰囲気的にはプログレッシヴな要素も感じられるけれども、トーマスの歌が入ってくると神秘的かつドゥーミーで格調高いメタルになっちゃう。その存在感はほんとスゴイ。楽曲もどこまでもきちんと歌を聴かせようとする姿勢が感じられてイイ。トーマスの広い声域を有効に活用した、胸に迫るキャッチーな歌メロが満載で、1回聴いて完全に気に入っちゃいました。こうなるとギターは速弾きを披露するんじゃなくてもっとメロディを聴かせてくれよ、という気にもなって、そこだけは不満かな。

2ndアルバムも出てるようだけど、そこでもトーマスが歌ってるのかな。たとえそうでなくても聴いてみようという気にさせられる充実度なので、買って聴いてみることにしましょう。

おススメ度・・・★★★★

-PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL, THRASH/POWER/SPEED, 今週聴いたもの
-, , , , , , , ,