福島県出身の「直球ボイス」演歌歌手、
津吹みゆの6枚目のシングル、
「みちのく恋桜」が発売されました!
前のシングル「望郷さんさ」はやたらカッコよかったし
→工藤あやの・津吹みゆ・羽山みずきがそれぞれ新譜を発売!その感想。 、
工藤あやのと羽山みずきとのユニット「みちのく娘!」の活躍もめざましい・・・
→みちのく娘!のデビュー曲「春っコわらし」が予想を上回るデキ!
とあって期待していました!
表現力の進化を感じさせる
新曲「みちのく恋桜」。
のびやかな美声が冴えわたるサビが印象的な、
さわやかな哀愁のただよう演歌。
おお・・・曲もいいけど
今回はなんというかいままでとちょっと異なる雰囲気というか、
表現力がより高まったという印象を受けました。
透きとおった高音が深い愁いをふくみ、それでいて可憐・・という、
彼女ならではの魅力がさらに感じられるようになった気がします。
カップリングの「すみれの恋」は前向きな片思いの曲。
初期の工藤あやのが志向していたようなさわやかな感じの曲で、
こちらもいいですね。
愁いを帯びた高音の魅力を前面に押し出してほしい
個人的には、
うなってみたりコブシをぶんぶんまわすような曲は
彼女にはあまり合わないと思うんですよね。
昨年の彼女のミニアルバム
「望郷こころ歌~旅路の夢~vol.3」。
Amazon.co.jp 望郷こころ歌Vol.3〜旅路の夢〜
さまざまなタイプの曲をやっていて、
それぞれ素晴らしかったんですが、
「祝い船」みたいな曲ではちょっとだけ
「若すぎるなあ」という印象をもちます。
なんか、歌が超うまい少女が、のど自慢でコッテコテ演歌を歌って、そのギャップが驚かれる・・・というような、あの雰囲気。
たしかに上手いし、そういう点ではいうことないけれど、
どちらかというと
「すみれの花咲く頃」のような、
透きとおった高音の伸びを堪能できる曲のほうが
彼女の歌唱の魅力を堪能できるのかな、と。
歌唱スタイルからも
坂本冬美の影響が絶大であることは
明確にききとれるんですが、
今回の「みちのく恋桜」ではそれを感じさせず、
ついに「これが津吹みゆ」という個性を確立しつつある・・・
と感じました!
ともかく、まだまだ伸びしろがめちゃくちゃありそうな人。
こういう人を応援し、演歌界を盛り上げていくことが
演歌ファンの使命というものでしょう。
なので・・ぜひとも買うべし!今後に大期待です!