哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

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POSSESSEDの復活作「REVELATIONS OF OBLIVION」を聴いた

投稿日:2019年5月12日 更新日:

以前、→思い出の名盤:デスメタルの源流・・POSSESSED「SEVEN CHURCHES」

の記事で紹介したアメリカのスラッシュ/デス・メタルバンド、

POSSESSEDの33年ぶりのフルレンス・アルバム、

「REVELATIONS OF OBLIVION」を聴きました!

 

現代のデス・メタルに多大な影響を与えたバンド。

オリジナル・メンバーはヴォーカルのジェフ・ベセーラひとりだけということで、

ちょっとだけ不安もありましたが、

国内盤CDを手に入れました!

音楽性はそのままで演奏がハイレベルになった

アルバム発売にさきがけ、リード・トラックとして

アルバムのトップに

イントロの「Chants Of Oblivion」に続いて収録されている

「No More Room In Hell」が公開されていました。

おお・・・なんか現代的サウンド。当たり前か。

しかしジェフの、地獄の業火に焼かれる亡者の叫び声のようなカッコよすぎる声はまったく変わってなくて、

もうこれだけで私などは満足しちゃう。

 

で、全曲をとおして聴いてみると、

80年代作品とくらべてスピードは圧倒的に速くなっていて、演奏も恐ろしくハイレベルになっているけれども、

ドラムのフィルインとか、ギターのウネウネするリフなどは明らかに

当時のPOSSESSEDっぽいというか、

意識してそうしているのは間違いない、と感じました。

「Omen」のイントロなんてモロに「Fallen Angel」(「SEVEN CHURCHES」の収録曲)みたいで、

まあこれもわざとやったんでしょうね。

 

歌詞も、「SEVEN CHURCHES」のころと同じように

「Hell」とか「Lucifer」とか「Demon」とか。

オッサンになると売れようとしたり知的さを出そうとしたりして

小賢しい歌詞を書いてみたりするバンドも多いなかで、

昔のままのイーヴルな歌詞の曲というのは、

古くからのファンは「さすがだ・・・」と思うんじゃないですかね。私もそう。

 

つまり音楽性はほとんど80年代そのままに、

演奏技術とサウンド・プロダクションはアップデートされた感じ。

やかましいけれどクリアな音像になったことで

「SEVEN CHURCHES」のようなHellishさは若干後退している気もしますが、

これは古くからのファンも納得できるデキではないでしょうか。


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曲はもう少しコンパクトでもよかったかな

気になるところがあるとすれば、曲展開が複雑なうえに5分とか6分とか長い曲が多くて、

少し散漫な印象も受けたかな、というところ。

長尺でも曲自体がカッコよければ聴ききれるけれども、

そこまでカッコいい曲、キラー・チューンと言えるほどの曲は少なかった。

 

個人的には10曲目「The Word」がイチバン気に入りましたが、

突出して「おおおお~」と震えるような曲はなかったかな、と。

「SEVEN CHURCHES」は、演奏は(ギター以外は)ヘタで音質も悪かったけれども

凄ぇ・・・と震えるようなリフ、曲が満載だった。

そう考えると「SEVEN CHURCHES」はまさに奇跡のアルバムだったんだなあと再認識。

オリジナルPOSSESSEDの連中はこれを高校生のときにつくったんだから・・伝説扱いされるのも当然。


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と、曲のデキには少しだけ不満もありますが、

古くからのデス・メタルフリークにとってみれば

ジェフ・ベセーラが歌うPOSSESSEDが復活してアルバムを出した、

ということだけで震えるべきであり、

そういう意味ではメタルが好きなら老いも若きも

とりあえず買って聴いてみるべきでしょう!

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