ようやく確定申告を終えて一安心したところです。
わざわざ手間かけてやるのが毎年毎年ものすごく嫌なんですけどね。税理士に頼むほど儲かってないから仕方がない。しかも今年はその面倒くささ加減がますます大きく感じられる。その原因は、言うまでもなく詐欺集団自民党の裏金&脱税事件。これは「問題」ではなく「事件」ですよ。マスコミはそこんところをどうにかして薄めよう薄めようと必死になっている印象です。「自民党の~」ではなく、「自民党の派閥の~」とわざわざ言っているところにもそれがあらわれている。派閥の問題ではなく自民党そのものの犯罪体質が問われるべきなのに。
なにしろその自民党に所属する財務大臣の鈴木とかいうただ単に親が首相だったからって政治家になっただけの野郎は、裏金議員の納税に関して「納税を行うかは議員個人の判断」ってぬかしやがりましたからねえ。まじめに確定申告やる気が起きないのは私だけではないはず。
それにしても鈴木の野郎の発言は徴税するほうの財務省の親玉のセリフとは信じがたいですよね。日本は貴族が税金払わなくてよかった中世ヨーロッパなのか? お前らは自分たちが貴族だとでも思っているのか? フランスの貴族が自分たちは税金払わずに庶民を苦しめたせいで結局革命を招いて破滅したのを知らないんだろうか。日本では庶民は反乱を起こさない、と思ってるんだろうなあ。つまりこいつらは我々国民をなめているんですよ。
いずれにしろ鈴木みたいなのは国民もマスコミも国会も大騒ぎしてクビにされるのが当然だと思うんだけど、いまだに議員も大臣もやっている。どんだけ恥知らずなんだ。しかもあとになって「そんなことは言ってない」と言い訳する始末。こんなゴミみたいなのが財務大臣なんてやってるから国民のくらしはいつまでたっても良くならず。良くならないから少子化もとまらず、少子化がとまらないから国が傾いている。いつまでこんな奴らに投票する気ですか?
税務署の奴らは一般市民に対する税務調査で所得の申告漏れをみつけたときに市民が「いやあ、おたくら税務署の上の国税庁のさらに上の財務省の親玉である財務大臣が『納税は個人の自由』言ってたのを聞いて、私は納税は義務だと思っていたがそれは勘違いということを知ったのでね、その所得のぶんは納税しないと判断したんだよ」って言い訳したら「たわけたことぬかすな!」って言えるんだろうか。いやいやいや言えないだろうし言う資格もないでしょ。税務調査なんて時間と税金の無駄だからもうやめちまえよ。その意味で鈴木の野郎の発言は国家の根幹を揺るがす重大発言だった。税務署職員は一丸となって鈴木に辞任を要求するくらいのことやれ。
まあよく考えると、サラリーマン以外の人は納税しないでおこうと思えば申告しなければいいんだからたしかに「納税は個人の判断」であるともいえる。しかし一般国民の場合はその自由を行使してバレれば大きなペナルティを喰らうことになる。ならば余ったカネを隠してプールして脱税した議員にも当然ペナルティがあってしかるべきなはずであり、国税は国会議員への税務調査を徹底しておこなう義務があるはず。それなのにその親玉は「個人の判断」とぬかしてなにもしない。
自民党の奴らは安倍元首相が撃たれたとき「民主主義の根幹を揺るがす暴力は許されない」とかぬかしたけれど、民主主義の根幹を揺るがしているのはお前ら自民党だろ。こんなカス集団に投票するってのは、トランプみたいなのを大統領にしようとしているアメリカ人と同じレベルの愚行。このままではアメリカと同じように民主主義そのものがつぶれる。頼むから次の選挙で自民党をつぶすことを考えてほしい。
葵かを里「城端 曳山祭」
愛知県出身の演歌歌手、葵かを里の2024年の新曲!
2019年の「加賀友禅の女」でそのカッコよさにブッ飛ばされて以来シングルは欠かさず買っているんだけれども、
基本的にシングル曲のスタイルはいつもだいたい同じ。優雅な舞踊がピッタリとハマる哀愁のただようドラマティック演歌。和楽器の響きが哀しみを誘う長いイントロから始まるのもお約束。
まあはっきり言ってしまえばワンパターンなんですけど、ワンパターンってのは「いつも同じで退屈」ってなる場合と「それがイイんだろ」ってなる場合があって、葵かを里の場合は後者なんだな。AC/DCがいきなり様式美メタルをやりだしたり大江裕がSEKAI NO OWARIみたいなのを歌ったらファンはガッカリするだろうってのと同じように、葵かを里のファンがもとめているのは「いつもの」なんだし、カッコいいんだからワンパターンでもいいのです。
ワンパターンだろうとその世界観が好きになってしまえばそんなことはどうでもよくなるのであって、わたしにとってそのレベルまで達している人ってのはそんなに多くないんだけれど、この人はそのなかのひとり。
カップリング曲は前作と同じく本人(「茶野香」名義)作曲で、そっちはオーセンティックな夫婦演歌。どんな曲であれその歌声の「味」は唯一無二。全国区で大ヒットしてほしい。
おススメ度・・・★★★★
SIGN OF THE JACKAL「MARK OF THE BEAST」
イタリアのヘヴィメタルバンド、SIGN OF THE JACKALの1stフル。2013年作。
MERCYFUL FATEの「MELISSA」みたいな(ていうか完全にそれ)ジャケットデザインがイイ味を出してる。
このバンドは以前に2作目を記事にしたことが。→今週聴いたもの:2022年9月15日~9月21日 80年代の正統派メタルを彷彿とさせる真っ正直なサウンドには好感をもったのをおぼえています。
その2作目ではヴォーカルがだいぶムリして高音域を絞り出しているような印象を受けて、だから「ヴォーカルの迫力がイマイチ」とか書いたんですけど、この1stではそんな印象は受けませんね。それに(2ndも良かったけど)曲のデキがなにしろ素晴らしい。どの曲もキャッチーだし、曲によってはいわゆる「ジャパメタ」みたいなのもあったりで、何度でも繰り返して聴いちゃう。ENFORCERあたりが好きなら絶対に刺さるはず。
こういうバンドを応援することがメタルマニアの責務というものでしょう。その意味ではいままで聴かなかった私はほんとバカ。これの前に出してたEPも注文してあるので、聴いたらまた記事にします!
おススメ度・・・★★★★☆
KILL THE ROMANCE「TAKE ANOTHER LIFE」
フィンランドのメロディック・デスメタル、KILL THE ROMANCEの1stフル。2007年作。
Amazon.co.jp Take Another Life
2枚のフルアルバムを残してすでに解散しているらしい。ダサいジャケ絵は脳筋サウンドを期待させるが、はたして・・・
ふつうのモダンなメロデス。クリーン・ヴォーカルを一部導入しているものの、いわゆるメタルコアっていうほどには曲は軽く感じないのは好感をもてるんだけど、曲もリフも印象に残るものはないなあ。悪くないんだけどとくに良くもない。メタル大国フィンランドにおいてはそこらじゅうにある、十把一絡げのなかのひとつのような作品じゃないかな。こういうメロデスを聴くと、エクストリームメタルで個性を出すってのはそう簡単なことじゃないっていうのがよくわかるし、ARCH ENEMYはやっぱりスゴイと痛感する。
おススメ度・・・★★★