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今週聴いたもの:2022年9月15日~9月21日

岸田首相が「世界の要人あつめてサミットみたいなことやって存在感をアピールするぜ!」「安倍元首相を神格化してさらに多くの国民を自民党の奴隷にするぜ!」というイヤらしい魂胆で勝手に決めた「国葬」がいよいよ目前に迫ってきましたね。

野党の人たちはこれに参列するかどうかについて判断が分かれているようです。安倍首相にへつらってうまい汁すって「桜を見る会」でヘラヘラしてたような人たち(あの映像見るとあまりの醜悪さに吐き気が止まらなくなる)でもないかぎり、冷静に判断すればこの国葬に賛成する理由なんかひとつもないはず。しかし野党のなかでも野田元首相なんかは「元首相が元首相の葬儀に出ないというのは、私の人生観から外れる。『長い間ご苦労さまでした』と花を手向けてお別れをしたい」と述べ、参列する意向らしいですよ。

まあ野党の党内で意見が割れるのはべつに構わないけど、今回の「国葬」ってのはただの個人の「葬儀」と同じではありませんからね。そこらへんを混同してる人が多いからおかしな話になっている。国の行事としてやるのは間違ってる、っていう話なんだから、「人生観」とかいう話ではないでしょう。お別れをしたいんなら安倍元首相の家に行って仏前にお線香あげに行けばいいだけ。

安倍元首相のおかげで当選したりした奴らはともかく、これを肯定して参列する議員なんかは徹底的に批判されるべき。この国葬に違和感を覚えないような感覚の奴が政治家なんぞやってるってのは民主主義国家にとって害悪でしかない。すべての議員は自分が今回の国葬についてどう考えているかを明らかにし、選挙民はそれをみて次の選挙に役立てるべきでしょう。

「国の行事」として税金でやるには法的根拠がない、内閣で勝手に決めるな、全体主義国家かよ!・・という話であり、政治家がそれに参加するとかしないっていうのは政治的信念の問題で、弔意がどうのとか礼儀礼節や義理人情とかいう話は関係ない、と切り離して考えるべき。安倍家ではすでに家族葬をやって多くの野党の政治家もそこに「弔意」を示しに行ったんだから「弔意」「義理」「人情」なんていう問題はもう済んでいること。「国の行事」としてただのいち政治家の「国葬」をやって賛美するのはおかしいから参列しない、という政治家に「礼儀が」「マナーが」とか言って批判するのは間違っている。まともな政治家なら参列するはずがないししてはならないでしょう。

いずれにしろ9月27日、どんな政治ショーが展開されるかに注目。テロが起きないことを祈るばかり。しかし、もし不測の事態が起こったらそれは首相や自民党の責任としか言いようがないですね。国民の分断が起こっていることを承知の上でやるんですからね。テロは起こってほしくないが、これをきっかけに無能政権がたおれることにはちょっとだけ期待。

SIGN OF THE JACKAL「BREAKING THE SPELL」

イタリアの正統派ヘヴィメタルバンド、SIGN OF THE JACKALの2ndフル。2018年作。

バンド名、バンドロゴ、ジャケ絵、メンバーのファッション、すべてが80年代B級メタル風のサウンドを期待させる。胸を躍らせながらCDをプレイしますと・・・

 

まさに期待したとおりの音!こりゃあ最高じゃないの!

ヴォーカルは女性で、だからというわけではないが迫力はイマイチ。このハイトーンのおかげで初期ENFORCERっぽく感じるところもあるかな。とはいってもENFORCERのように複雑な構成の曲はなくて、わりとシンプルにキャッチーな歌メロを聴かせてくれる。ギターはリフもソロもかなりカッコいいものが多いし、これこれ、こういうのでいいんだよなあ、と幸せな気分になれる、「なんちゃらメタル」ではない、まさに「ヘヴィ・メタル」なサウンド!イントロに続く「Night Curse」と、ハモるギターソロを聴かせ疾走するラストの「Headbangers」などが気に入りました!

ヴォーカルが平板なのと、いくつかイマイチな曲もあったのは少しだけ残念ではあったものの、こういうバンドは応援しなきゃダメ。1stアルバムも探して買うことにします!

おススメ度・・・★★★★

DICTATED「PHOBOS」

オランダのデスメタルバンド、DICTATEDの2nd?2019年作。

Amazon.co.jp Phobos -Digi-

 

1曲目がすさまじいブラストビートで突っ走る曲で、てっきりいわゆるブルータル・デスのバンドかと思ったけどちょっと違った。ヘヴィでダークなデスラッシュ、と言ったほうがより正確か。

 

曲のバラエティは案外豊かで、うまく緩急をつかいわけてメリハリのある作品にしようとしているのはわかる。8曲目のインストは映画音楽みたいな荘厳さでカッコいい。キャッチーなフレーズもそこかしこにあって悪くない。

しかし、ヴォーカルのラインに工夫がないから全部同じに聴こえるなあ~。4曲目なんかは哀愁のメロディが出てきて「オっ!」と身を乗り出した瞬間にそれが終わっちゃって、そのへんのセンスがイマイチな気が。6曲目もAMON AMARTH的なドラマティック曲かと思いきや盛り上がらないまま終わっちゃってガッカリ。もうちょっとなのになあ。

おススメ度・・・★★★☆

BLOODSPOT「EMBRACE THE END」

ドイツのデスラッシュ・メタルバンド、BLOODSPOTの1st。2011年作。

Amazon.co.jp EMBRACE THE END

ジャケットをみて「あんまり期待できなさそう~」と思ったんですけど、意外や意外、まっとうなスラッシュ・メタルサウンドでした!

 

最初から最後まで汚い声で絶叫しまくるヴォーカルはウルサいけど、SLAYERに影響されすぎだろ!っていうリフはカッコいいし、ここぞというときにだけズドズドズドズド~って突っ走るところもスピードの快感をきちんと感じさせてくれて良い。ヘドバンしたくなる曲、リフが満載。

不満なのはやっぱりヴォーカルがイマイチなところか。SLAYERはリフがクールなうえにヴォーカルのラインもキャッチーだったからあれだけの名作を量産したわけで、そのへんもマネしてほしかったな。

しかし1stアルバムでこのデキなら以降の作品もチェックしようという気にもなる。手に入ったらまた記事にしてみます!

おススメ度・・・★★★☆

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