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NHK BSにて令和6年3月3日放送分の「新・BS日本のうた」

小学校1年生の児童が給食に出たウズラの卵を喉に詰まらせて亡くなるという痛ましい事故があり、学校の保護者説明会では「ウズラの卵が危険な食べ物だという認識はなかったのか?」とかいう質問が出て、学校側の責任を追及する雰囲気だったようです。

いやいやいや、ウズラの卵が危険だとはあまり思わないのでは。私が親になったことがないからわからないだけでひょっとして世の中の親はみんなそういう認識なの?。小学校だろ?噛めば間違いなく問題なく飲み込めるはず。学校側も「危険だなんて思わなかったです!」ってきちんと答えればいいのに。

私も子どものときにデカい飴玉を喉に詰まらせた記憶があるけれど、おそらく飴玉のようにウズラの卵を口内で弄んでいたんじゃないだろうか。子どもならやりますよね。それで噛まずにツルンといってしまったということか。すると、そういう食べ方はやめなさい!という躾ができてなかったことが原因であって、ウズラそのものや学校の責任にするのはおかしいんじゃないか。

いずれにしろレアケース中のレアケースでしょう。飴玉だの餅だのならともかく、ウズラの卵はふつうは噛み砕いて飲み込むもので、こんな事故まで学校の責任にされては教育現場は崩壊してしまう。

そして学校側は残念ながら、「ウズラの卵を当面の間出さない」ということにしたらしい。あまりにバカバカしい話では。そんなことしてたらいずれなにも出せなくなるでしょ。もう流動食をのませるしかなくなる。そんなふうにやわらかいものばかり出したら出したで「歯が弱くなる!」とか「顎が弱くなる!」とか文句いう親が出るんだろうなあ。

私の母が入っている特別養護老人ホームの施設長さんもいまだに「コロナはまだゼロじゃない!マスク!感染対策!」とか寝言を言っててほんと呆れるんだけど、(そもそもゼロにするのが絶対に不可能なのに)ゼロリスクを追い求めすぎる風潮はなんとかならないものか。ウズラの卵で死ぬ確率よりも通学途中に交通事故にあう確率のほうがおそらく高いでしょう。なら「通学が危ない!授業は全部リモートで!」にするか? 通学途中に交通事故が起こったら「通学が危ないっていう認識はなかったんですか!」と学校を責めるのか?

ここで「じゃあウズラは出すのやめましょう」ってのは「じゃあ通学をやめてリモートで」ってのと同じくらいバカバカしい対応なんじゃないか。「交通事故防止のために信号を守りなさい!横断歩道は右見て左見てもう1回右見て渡りなさい!」っていうのと同じように「よく噛んで飲み込みなさい!口の中で食べ物をころがすのはやめなさい!」という指導をすればいいだけなのでは。

私は中学生のときに体育の授業のサッカーで転んで地面に後頭部を打って(なんでそんなことになったのか忘れた)脳震盪を起こしてしばらく入院したことがあるんですけど、クラスメイトも先生もそして親も、同情してくれたし見舞いにも来てくれながらもたぶん「ケガしたのはお前自身のせい」という認識だった、ていうか「誰が悪いのか」などということはまったく考えてなかったと思います。それが当然でしょう。児童のご家族はほんとうに無念なことでしょうが、今回のウズラの卵の件も不幸な事故であって、だれかの責任を問うのは無理なんじゃないか。

体育の授業のサッカーでケガするリスクをなくそうと思ったらサッカーの授業、いやそれどころか体育の授業そのものをやめなくてはならないですね。しかしそれでは学校でなにもできなくなるし、子どものためにもならないことは誰にでもわかる。親世代に「ゼロリスクで生きるのは不可能」ってちゃんと理解してもらうことが必要なんでしょうね。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、福岡県飯塚市での公開収録。

出演は、

前川清、堀内孝雄、坂本冬美、北山たけし、城之内早苗、丘みどり、藤井香愛、木村徹二、山西アカリ、一条貫太。

久しぶりに芝居などの演出が。もっとやってくれていい

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「火の国の女」・・・坂本冬美

「年上の女」・・・・前川清

「夢芝居」・・・・・木村徹二

「人形の家」・・・・丘みどり

「恋のしずく」・・・藤井香愛

「海猫」・・・・・・山西アカリ

「積木の部屋」・・・北山たけし

「ふるさとの燈台」・・一条貫太

「別れの予感」・・・・城之内早苗

「今は幸せかい」・・・堀内孝雄

「昭和枯れすゝき」・・北山たけし&城之内早苗

「男と女の破片」・・・前川清

「星降る街角」・・・・木村徹二

「海鳴りの詩」・・・・山西アカリ

「リンゴ村から」・・・一条貫太&堀内孝雄

「今さらジロー」・・・藤井香愛&丘みどり

「男の火祭り」・・・・坂本冬美

「愛しき日々」・・・・堀内孝雄

「お金をちょうだい」・・城之内早苗

「ガード下の靴みがき」・・北山たけし&城之内早苗

「ブルー・シャトウ」・・・北山&丘&藤井&山西&一条&城之内&木村

「柔」・・・・・・・・丘みどり

「歩」・・・・・・・・北山たけし

「ほろ酔い満月」・・・坂本冬美

「あなただけ Only You」・・前川清

「星空に両手を」・・全員

「みだれ咲き」・・・木村徹二

「涙唄」・・・・・・丘みどり

 

ここしばらく、淡々と歌を聴かせる構成の回が続いていましたが、今回は久しぶり(?)にミュージカルっぽい要素を入れてみたりしていましたね。歌だけを淡々と聴かせる構成もいいと思うけれど、たまにはこういうのあってほしいですね。もうちょっと頻繁にやってもいいと思うなあ。

今回は山西アカリや一条貫太ら、私が注目する若手が出ていましたが、そのへんの人たちは最近の回で自分の新曲を披露したからか今回は自分の曲はやりませんでしたね。そこは残念でしたが、そのかわり先日2枚目のシングルを出したばかりの木村徹二がその曲を披露。

「生きてるうちにやりたいことをやろう」という応援歌的な曲だそうだけど、曲調はそんな感じじゃなくて、どっちかというとドラマティック演歌っていう味ですね。


個人的にはジメジメに湿った歌唱のほうが好きなので、まさに「アイアン」な彼の乾いた声の歌唱はあまり(現時点では)好みではありませんが、曲はとにかくカッコいい。作曲は前作「二代目」に続き彼の兄の木村竜蔵。もっとバンバン演歌を書いていろんな人に提供してくれたら演歌界はもっと面白くなるかも、と感じさせる。今後に期待したい!

 

といったところで今回はこのへんで。来週NHK BSで放送する分は再放送回のようなのでお休みします。

令和3年12月26日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

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