本ページのリンクには広告が含まれています PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL THRASH/POWER/SPEED 今週聴いたもの 演歌・歌謡曲

今週聴いたもの:2023年2月9日~2月15日

自民党所属の鈴木英敬内閣府政務官が代表を務める政党支部が、おととしの参院選直前に、国の公共工事を受注していた建設会社13社から計1,060万円の寄附を受け取っていたとのこと。公職選挙法は国と契約を結ぶ企業などが選挙に関して寄付することを禁じており、これは法に抵触するってことになりますね。

どうせ企業のほうもわかっててやったんだろうし、受け取ったほうも知ってたに決まってる(「知らなかった」とかいうのならなおさら問題でしょ。そんだけ無能でボケっと仕事してるってことなんだから)けど、これに関して鈴木はやっぱり「(13社が)公共事業を受注していたことは全く知らなかった。確認不足で深く反省しており、法に触れないものと認識しているが、道義的な観点から全額返金する予定だ」などとぬかして空っとぼけたらしい。

こういうのきいて「バカなのか」っていう怒りの声が上がってこないっていうのが悲しい。思いっきり法に触れてるんじゃないのか?屁理屈ぬかして法に触れないっていうふうになったとしても、なんでも「知らなかった」「確認不足」で済むと思ってるっていうのが問題なんだよなあ。ていうかそんなマヌケっぷりでよく県知事なんてやってたよね。ほんと政治家ってのはなるのは大変だけどなってしまえば誰でもできる仕事しかしてねえ奴ばっかりなんだなあ、と改めて感じる。

私もいま確定申告の準備をしているけれども、我々一般国民が確定申告で間違って売り上げを過少申告したりとか認められない経費とかを計上して、それを指摘されたときに「確認ミス」「認識不足」「経費で上げられないって知りませんでした」とか言ったとしても、それでは決して許されないんですよ。サラリーマンの人などは税金は「勝手に取られる」「会社が正しくやってくれる」ものと認識している人が多いから、「もし間違えたら大変なことになる」という恐怖を税に関して感じることはないでしょうが、自分で苦労して間違いのないように計算して納税している者からすれば「お前ら政治家は間違って汚いカネをフトコロに入れても謝って済むのかよ!」としか言いようがないわけですよ。そう考えるとサラリーマンも源泉徴収ではなく全員自分で申告するように法改正すべきなのかも。そうすれば税に関する意識が高まって、政治に関する意識も高まり、無能な政治家が駆逐されるようになるかもしれない。

我々国民は税に関する知識が足らなかった、もしくは税務署と認識が異なっていたばっかりに莫大な額を追徴されて廃業したり首つったりなんてことになる可能性もある。私の亡父は自営業者でしたが、私が中学生くらいのときに確定申告で大きなミス(知識不足や認識の違いが原因だったらしい)が発覚してものすごい金額を追徴され、それを払うために自分の趣味で持ってたバイクとかを売却したり、私たち子ども全員の預金とかも全部もってったりしてなんとか廃業を免れた、っていうのがありました。そのときから我々こどもがなにか買ってくれとか言うと「うちはカネがないんだから!」と口癖のように答えるようになってしまった。

対して政治家はカネに関する不始末や不正が発覚してもみんな「知らなかった」「担当者のミス」「違法ではない」で済ませてしまう。ていうかそれで済んでしまう。刑事でも民事でも裁判で被告が「違法だと思わなかった」「悪いことだとは知らなかった」って言い訳して済むかって言ったら済まないわけで、政治家の場合だけ「間違えました~気をつけま~す」で済んでしまうのが問題。

「知りませんでした」で済まないように法改正してくれるようなまともな政治家がいればいいけれど、残念ながら自分に甘く他人に厳しいのが日本の政治家という生き物。それには期待できない以上、こういうふうに「こいつはカネの管理もまともにできない無能」っていうのが発覚したら、我々国民がそれを覚えておいて、選挙の時に落とす、っていうのが重要、ていうかそれが本来の姿です。マヌケな政治家の不祥事が起きて「知らなかったです~」だの「違法じゃないからぁ~」とかぬかしているのを見たらそれが誰かをよく覚えておき、次の選挙に役立てるべきです。

川中美幸「美幸のおとこ唄」

川中美幸が40周年を記念してテイチクレコード所属の男性歌手の曲をカバーしたアルバム。2017年作。

Amazon.co.jp 美幸のおとこ唄

怒髪天とかディック・ミネとか、演歌系にこだわらずさまざまなジャンルから選曲。軽快で陽気な曲から泣きまくりの哀愁曲まで、その唯一無二のヴィヴラートの魅力を堪能できます!

う~ん、カッコいい。私はカラオケとかやりませんが、川中美幸の歌唱を聴くと自然にこぶしを握り締めて一緒に歌ってしまう。そして音楽好きなら誰でも体験するはずの、カッコいい曲、素晴らしい歌唱を聴いたとき特有の、なんとも表現しがたい感動に全身がつつまれる。これほどスゴイ人がもう10年以上紅白に出てないってんだからNHKはどんだけ無能なんだって話。

個人的には彼女の真骨頂は泣きの曲にあると思ってて、その意味では「千の風になって」「男の背中」「孫」「北の旅人」あたりがすごく胸に刺さりました。これに入ってる曲はオリジナルも素晴らしいものばかりですが、同じ歌でも歌唱者しだいでその魅力が無限に増すことがいくらでもあるっていうのを肌で感じられる快作。

おススメ度・・・★★★★☆

RUNELORD「A MESSAGE FROM THE PAST」

スウェーデンのパワー・メタルバンド、RUNELORDの1st。

Amazon.co.jp Message From The Past

バンド名、バンドロゴ、そしてジャケ絵にいたるまで、ストロングなイメージを抱かせる。これは期待できるんじゃないの~とCDをプレイしてみると・・・

80~90年代っぽい雰囲気のパワー・メタル。ヴォーカルの声がHEAVENS GATEみたいっていうのもあってそのあたりのサウンドを想起させる。ふとしたところにMANOWARからの影響も感じさせてくれて、その手の正統的なメタルが好きならヨダレが出る作品でしょう!個人的にはもっと胸に迫るエピカルな歌メロが欲しい気もするかな。

中心人物のCederick ForsbergはROCKA ROLLASやCRYSTAL VIPERなどでも活動している(していた?)人。ROCKA ROLLASは残念ながら未聴なのでぜひとも聴かなくては!

おススメ度・・・★★★☆

HARROW「CALL OF THE UNBORN」

オランダのヘヴィ・メタルバンド、HARROWの2作目。1997年作。

Amazon.co.jp コール・オブ・ジ・アンボーン

聴いたことなかったバンド。3枚くらい出して解散してしまったらしい。メタル暗黒時代の90年代の作品っていうとそれだけで期待度が下がるのが常ですが、これはどうかな・・・・

METAL CHURCHやANNIHILATORあたりを彷彿とさせる、METALLICA風味もまぶされたUSっぽいパワーメタル、という形容がふさわしいか。オランダという土地柄を感じさせる部分はあんまりないかな。国内盤の帯には「パワー&スラッシュ」って書いてあったけど、それらしいリフや展開はあるにせよ、まあスラッシュって感じではないですね。

しかしMETAL CHURCHなみに歌メロが魅力的だったりするわけでもないし、ド級のパワー&スピードがあるわけでもないので、「うん、悪くないね。いいね」って感じで聴き終わったら耳や心に残ったものはあんまりなかった。歌えるヴォーカルがいるんだからもっとキャッチーで聴かせる歌メロが欲しかったなあ。90年代後半にこのサウンドでやってたっていうだけで「よくやった!」と言いたくはなるけど、曲がイマイチなのはいかんともしがたい。

おススメ度・・・★★★

-PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL, THRASH/POWER/SPEED, 今週聴いたもの, 演歌・歌謡曲
-, , , , , , , ,