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令和5年2月19日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

法改正により、令和4年4月から「裁判員」になることができる年齢が「18歳以上」に変更。

その年に召集する裁判員の候補者名簿は前年に作成されるため、18歳とか19歳とかの人が「裁判員」になるのは今年4月から、ということになります。

18歳とかのガキンチョが裁判員・・・個人的には「恐ろしい」としか思えませんが、18歳だろうが50歳だろうが法律の素人が裁判に参加すること自体に私は反対。「市民感覚を取り入れる」ことが目的という触れ込みで始まった裁判員制度。でもどこまでも理性的に考えれば刑事裁判にそんなもんいらないし、それどころかそんなものには害悪しかないとわかるはず。そう感じられないとすればそれはやっぱりどこまでも「裁く側」にたって考えているからで、自分が裁かれる側になったときのことを考えたらとてつもなく恐ろしいことだと気づくはずです。しかし多くの人は「自分は悪いことしない」と思ってるからそういう想像力を働かそうとしない。明日にもアクセルとブレーキ踏み間違えて(これも老人特有の事故だと思ってる人が多すぎる。若くてもやるのに)殺人者となって逮捕されるかもしれないのに。

私は裁判員に呼ばれたことはありませんが(万が一呼ばれても絶対に不選任になるように「私は死刑判決には絶対に賛成しませんけどいいですか」「私は警察官も裁判官も検察官も1ミリも信用していません」って言います。「不公平な裁判」をするおそれがある候補者は不選任にされるらしいですからね)、映画「12人の怒れる男」にいたような、いい加減な気持ちで裁判に臨む人間が日本の裁判員裁判にもたくさんいる(いた)であろうことは容易に想像がつく。なにしろ国民の大部分は「なりたくない」と思ってて、選ばれたら大部分がなんだかんだ理由つけて辞退、なっちゃった人はみんな嫌々裁判に参加してるのは明らかなんだから。

どんな凶悪な犯罪人であろうが憲法では法に基づいた裁判を受ける権利が保障されてるはずで、「こんな悪人は死刑でいいだろ」「ワイドショーでこいつはこんなに悪い奴だって言ってた!」「事実認定?警察が逮捕したんだからこいつがやったに決まってるだろ」くらいの「市民感覚」でテキトーな事実認定をされテキトーに量刑を決められたら被告はたまったものじゃないし、そんな裁判は憲法違反。法律には書いてないような酌むべき事情がある被告もいるだろうけど、それは被告の利益になる部分だけを酌むべきで、それ以外は徹底的に法だけに照らして裁くべきでしょう。その意味ではたまにいるらしい判決の最後にエラそうに「説諭」をする裁判官はクビにするべきだ。世間知らずの裁判官なんぞに説教されたくねえ、っていう被告も多いでしょうねえ。

裁判員裁判がメチャクチャな制度だってわかってるまともな裁判官(ほとんどがそうなのでは?若い裁判官はもうそういうもんだと思ってるのかな)なら、「法律知らない奴に口出されてたまるか!」と思って、法令を適用したまともな結論が出るように裁判員を誘導、ていうか言いくるめるでしょう。そうであるなら裁判員裁判の制度はまったくムダ、意味ないってことになる。裁判員の意見を入れれば憲法違反のめちゃめちゃな裁判になり、かといって裁判官が裁判員そっちのけで進めるんなら裁判員いらねえだろ、って話になるんだから。

裁判員裁判が始まってもう14年ほど。ほんとうはドロドロにいい加減な裁判が行われてるであろうことは明らかで、「廃止すべきだ」という心ある法曹もいることでしょうが、法務省は「間違いでした」とは絶対に認めないだろうからほとんど永遠に無理でしょうなあ。廃止するためにはやっぱり我々国民が司法に関して「自分ごと」であるという意識をもつところからはじめて、裁判員裁判なんてとんでもない!という世論が盛り上がって、政治家が「票のためには廃止に動くべきだ」っていうふうに考えるようにならないと。

法務大臣ももちろんだけど、最高裁裁判官は「最高裁裁判官国民審査」のときの審査公報で「裁判員裁判についてどう考えているか」をきちんと表明していただきたい。「心構え」とかいらないよ。中には「趣味」とか書いてる勘違い野郎もいて呆れる。人気投票じゃないんだからそんなことどうでもいいんだよ。死刑制度も含めそのへんの問題について訊かれてもいつもいつもどいつもこいつもはっきり言うことを避けるから、判断材料が少なすぎてみんなテキトーに〇つけちゃうんだなあ。私は毎回全部×つけてます。なに考えてるかわからないんだから×にするしかない。

いずれにしろ問題が多すぎる裁判員裁判は一刻も早く中止してほしい。それか少なくとも被告がそれを拒否できて「プロの裁判官にきちんと法令を適用した裁判をやってほしい」と言えるような制度に変えてほしい。プロの裁判官がやってもメチャクチャな裁判になることもあるっていうのは数々の冤罪事件をみてもわかるわけで、法律の素人が参加したからってそれがまともになるはずもない。ますますヒドくなるだけ。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、千葉県四街道市での開催。

出演は、

五木ひろし、美川憲一、小林幸子、細川たかし、渡辺真知子、藤あや子、伍代夏子、島津亜矢、秋川雅史、純烈。

名曲を多数もつ大御所クラスが集合

曲目は以下のようになっていました。

 

「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」・・五木ひろし

「心のこり」・・・・細川たかし

「帰らんちゃよか」・・島津亜矢

「愛をください~Don't You Cry~」・・純烈

「雪椿」・・・・・・小林幸子

「ここに幸あり」・・小林・伍代・藤・渡辺・島津

「見上げてごらん夜の星を」・・細川・美川・五木・秋川・純烈

「かもめが翔んだ日」・・渡辺真知子

「鳴門海峡」・・・・・伍代夏子

「雪 深深」・・・・・藤あや子

「千の風になって」・・秋川雅史

「さそり座の女」・・・美川憲一

「星降る街角」・・・・小林幸子&純烈

「ウナ・セラ・ディ東京」・・美川&藤&伍代

「君は心の妻だから」・・五木ひろし&細川たかし

「だってめぐり逢えたんだ」・・純烈

「カナリア」・・・・・渡辺真知子

「北の漁場」・・・・・島津亜矢

「愛ひとすじ」・・・・伍代夏子

「ろくでなし」・・・・美川憲一

「夜明けのうた」・・・秋川雅史

「あの娘たずねて」・・五木ひろし

「命かれても」・・・・藤あや子

「おんなの宿」・・・・細川たかし

「爪」・・・・・・・・小林幸子

「また逢う日まで」・・細川&島津&渡辺

「愛燦燦」・・・・・・小林&美川

「だけどYOKOHAMA」・・五木ひろし

 

「若手」と言えるような人はひとりもいない布陣でしたね。純烈は若手じゃないでしょ。まあたまにはそれもいいか。代表曲、名曲といったものを山ほど持ってる人たちで、しかもお客さんが望むであろう代表曲はだいたい網羅されていた(個人的には藤あや子の代表曲は「むらさき雨情」だと思ってるのでそこは不満でした)ので、お客さんの満足度は高かったことでしょう。

 

ところで純烈は新メンバー加入後この番組は最初の出演?1月放送分は小田井涼平のラスト出演ってことでしたよね。→令和5年1月15日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

そのときはもっと頑張ってくれないかなあ~って書いたんですが、今回の新曲「だってめぐり逢えたんだ」。歌だけ聴いてるとなんかジャニーズみたいだなあ~っていう気しかしない。

もっと重厚なハーモニーとかを聴かせてくれれば私もCD買うんだけどなあ。前に「メンバーもっと増やして分厚い歌声にしてほしい」って書きましたが、この路線でやるならどれだけメンバーが増えても同じか。

これを聴いてるとMIZUMOは凄かったんだなあ~という気がしてくる。解散しちゃったのはほんとうに惜しかった。

 

といったところでこのへんで。来週は再放送回なのでお休みします・・と思いましたがその回のときはまだこの番組を記事にしてなかった。気が向いたら見てみて、書くことがあれば書いてみようと思います。

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