安倍首相がようやく「緊急事態宣言」を出しました。
しかしすでに新型コロナウィルスによる死者が100人超。ここにいたるまで「ギリギリ踏ん張っている」などとの~んびり構えてたんだからそのノーテンキさには呆れるばかり。
経済対策として「所得が減った世帯には30万円」とか言っていましたが、それもなんだかんだと条件をつけて結局は国民の不安払しょくにはまったくつながらない。しかも「出歩くな」と言ってるくせに「市区町村の役所に出向いて手続き」しなければならないというバカバカしさ。いちおう郵送やネットでもできるようにするらしいですが、どっちにしろ条件なしで国民にカネを配って「これをやるから出歩くな!」とドーンとやったほうが国民は安心し、巣ごもり生活にも協力できるのに。
自民党という無能集団に政権を任せ続けてきたツケを国民は払わされることになりそうです。
弦哲也「弦点回帰」
日本の演歌界が誇る神作曲家・弦哲也先生の自演作品を聴きなおすシリーズの続き。
今回は2005年作品。「弦点回帰」。40周年を記念したアルバム。
ボリュームたっぷりの16曲入り。聴きどころ満載。これが定価3000円というのは安すぎる。
全曲すべてが名曲、かつ弦先生のパフォーマンスも最高なのは言わずもがな。
なかでもギターとバイオリンの泣きのメロディと弦先生のエモーショナルな歌唱に心をふるわされる「いそしぎ」、オリジナルとは全く違う、さらに哀愁を増したアレンジの「釧路湿原」、山本譲二との共演がシブい「花も嵐も」、なかなか聴けないピアノ伴奏での「北の旅人」などが鳥肌モノのカッコよさ。
いま見てみたらamazonではまだ新品で在庫があるようなので、演歌ファンならば買っておくべきでしょう。ていうか聴かずには死ねないでしょ。
オススメ度・・・★★★★★
4月29日発売予定の55周年アルバムが出たらまた記事にすることにします!
葵かを里「しぐれ高山」
葵かを里の新曲、「しぐれ高山」。
前のシングル「加賀友禅の女」が異常にカッコよかったので今作は予約して買いました!
「加賀友禅の女」同様、和楽器を効果的に使い、神々しく優雅な雰囲気の曲。
歌唱はいつもどおり控えめかつ成熟した色気が全開という感じで完璧。「行かないで 行かないで 置いて行かないで」というサビもキャッチーでイイ。
「加賀友禅の女」があまりに凄かったのでそれと比べるとインパクトはイマイチかな・・という気もしますが、期待を裏切らないデキじゃないでしょうか。
しかし残念だったのは、カップリングの「冬牡丹」もまるっきり同じような感じの曲だったこと。これは誰が聴いても「同じような曲」と思っちゃうんじゃないのかな。作曲者は違うけど、誰か「これではシングルとして価値が低い」と言い出す人はいなかったのか。歌唱はものすごく魅力的なだけに惜しい。
オススメ度・・・★★★☆
GENERATION KILL「RED WHITE AND BLOOD」
よく知らないけれども元EXODUSのヴォーカル、ロブ・デュークスが参加している(彼が中心人物なのかな?)クロスオーバー・スラッシュ・メタルバンド、GENERATION KILLの1stアルバム。2011年作。
Amazon.co.jp Red White & Blood
2曲目はなんかS.O.D.みたい。全体的にハードコア色の濃いスラッシュ・メタルという感じ。
こうして聴くとロブのヴォーカルも特に個性的でもないんだなあ。EXODUSの作品ではそんなこと感じなかったのに。
それはやっぱり曲がつまらないからなんだろうな。いかにもアメリカンな感じが私には受け付けられない。
オススメ度・・・★★☆
RAZOR OF OCCAM「HOMAGE TO MARTYRS」
こちらも知らなかったバンド。オーストラリア出身のRAZOR OF OCCAM。2009年作。
Amazon.co.jp Homage to Martyrs
デス・メタル風味をまぶしたブラック・メタルとでもいえばいいか。
ヴォーカルはアヒル系のデス声でわめき散らずタイプですが、曲のバラエティはなかなか豊富で「全部同じ曲」とは思わせない。
リフはいわゆるブラック・メタル的なトレモロリフの応酬ではないので強靭なサウンドに仕上がっています。
要所要所で不意に切り込んできて狂気をはらんだソロを聴かせてくれるギターもいい味を出しています。
フルアルバムはこれしか出てないのかな?ほかにも音源があるならちょっと聴いてみたい・・という気にはさせられました。
オススメ度・・・★★★☆
といったところで今回はこのへんで。