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今週聴いたもの(2020年1月9日~1月15日)

大相撲初場所は横綱白鵬が2連敗でまたまた休場。

2連敗したときいて、やるぞやるぞ休場するぞ~とピンときましたが予想通りやっぱりまた「ふてくされ休場」。

もしくは「もう優勝できないっぽいからめんどくさいから休んじまおう」休場か。

 

稀勢の里は勝てなくなっても横綱の責任として休めないと思って強行出場し、結果4連敗とかしてさんざんブッ叩かれたけど、マスコミや相撲ファンはこの白鵬のサボタージュは批判しないのか。

一生懸命土俵を務めたけど勝てなかった横綱と、勝てなければ休んじまえばいいや・・とカンタンにファンを裏切る横綱。どちらが罪深いかは明らかだと思うんですけどね。

どうせケガなんてたいしたことないに決まってるんだから、国技館に行ったファンは「カネ返せ」くらいのことは言ってもいいんじゃないの。

こんな野郎にオリンピックで土俵入りなんかさせたりしたら相撲協会は世界中に恥をさらすようなもんだ。横審はいいかげんに白鵬に引導を渡さないと。さもないと奴はあと数年はこんなふうにのらりくらりとテキトーにサボりながら現役を続けて大相撲の品格を汚し続けるでしょうね。

 

それはそれとして、今週聴いたものの感想。

先週から、(私が勝手に判断した)買うべきか否かの基準をわかりやすくするためオススメ度を付しています。いつか勝手にやめるかもしれません。

★★★★★・・・BUY OR DIE!の最高傑作。
★★★★・・・・聴かなきゃ損の高品質作。
★★★・・・・・普通。中古で安ければ買ってもいいかも。
★★・・・・・・貧弱。聴かなくても人生に影響はなし。
★・・・・・・・聴くのは時間の無駄づかい。CDをつくるのは資源の無駄づかい。
☆・・・・・・・プラスアルファ。

多岐川舞子 「多岐川舞子全曲集 石北本線」

多岐川舞子の2008年に出した全曲集。

Amazon.co.jp 多岐川舞子全曲集 石北本線

この人はとにかく声がステキ。ちょっと聴けば「あ、多岐川舞子」と必ずわかる個性的かつ美しい声は聴いてるだけで心地よい。

最新曲「風の尾道」もいい感じ。

私は彼女の作品のすべてをチェックしてないので、この全曲集、はじめて聴いた曲が多かったのですが、王道を行く哀しみのドラマティック演歌が満載でなかなか聴きごたえがありました。

しかし声があまりに美しいので、ものすごく哀しい曲であっても、たとえば大月みやこみたいなドロドロとした血を吐くような重々しさはあまり感じないなあ。そこが個性であってそれがイイといえばイイんだろうけど、私はいまひとつ物足りない気もしました。

オススメ度・・・★★★☆

NADIWRATH 「NIHILISTIC STENCH」

こっからはメタル。これはギリシャのバンドらしい。2011年の1st。

Amazon.co.jp Nihilistic Stench

CDのブックレットにはグロテスクなメイクを施したオッサン(?)が写っていて、さぞかしドロドロのブラック・メタルなんだろうな・・と思って聴いてみたら、1曲目はまるでパンクみたいな軽~いリフから始まってちょっとビックリ。いわゆるクラスト系というやつか。全体的にはプログレッシブ・ブラックメタルという感じ?

いちおう通して聴いてみたものの、ただの思いつきっぽいリフの応酬にアヒル系のデス声がのっかるだけの退屈な作品でした。なにも心に残らない。

オススメ度・・・★☆

DECIMATION 「ANTHEMS OF AN EMPYREAL DOMINION」

これはトルコのバンドらしい。DECIMATIONの2010年発表の2ndアルバム。

Amazon.co.jp Anthems of An Empyreal Dominion

長~いイントロが終わって炸裂したのは、SUFFOCATIONの影響をモロに感じさせる、ドッロドロかつテクニカルな王道デスメタル。

ヴォーカルはなんらかのエフェクトはかけているであろういわゆる下水道系のデス声。

 

基本的にテクニカルなんたらと言われる種類の音楽は嫌いなんですけどね、カッコよければ話は別。

で、この作品の場合は・・・けっこう悪くない。

演奏技術は凄いし、その圧倒的アグレッションは通して聴くと胸が苦しくなるような疲労感をおぼえます。カッコいいじゃないか。

もうちょっと耳に残るフックのある曲が欲しかったな。(初期の)SUFFOCATIONはそこが優れていたわけで・・・。マネするならそこまでマネしてほしい。

オススメ度・・・★★★☆

BLOOD FEAST 「KILL FOR PLEASURE」

ここで80年代の作品。

アメリカ・ニュージャージーのBLOOD FEASTの1987年発表のデビューアルバム。

名前は知っていたものの音源を手に入れる機会がなく聴けてなかったバンド。

Amazon.co.jp Kill for Pleasure

この安っぽいジャケ絵がいいんですよ。こういうのをみると買いたくなる。

で、サウンドは初期SLAYER、いやどっちかというとDARK ANGELかな?そのあたりを彷彿とさせる、80年代の正統的スラッシュ・メタル。猛烈に騒々しい。イイですね。

音質は悪く演奏も不安定。しかしそれがどうした・・といわんばかりの若さが爆発するような勢いだけで最後まで聴かされちゃう。

冷静に聴くとあんまりいい曲はないけど、80年代スラッシュのアツさを体感できるという意味では聴く価値はあるかも。

オススメ度・・・★★★

TOXIC HOLOCAUST 「PRIMAL FUTURE :2019」

アメリカ・オレゴン州出身のジョエル・グラインドのプロジェクト、TOXIC HOLOCAUSTの昨年出した6枚目のアルバム、「PRIMAL FUTURE:2019」。

Amazon.co.jp プライマル・フューチャー:2019

ここしばらくはバンド形式で活動していましたが今回のアルバムは演奏もプロデュースもすべてジョエルひとりでやったらしい。

 

う~ん、ひとりでやったから・・ではないんだろうけど、曲のデキはイマイチな気がしました。悪くはないけどキラー・チューンはない。

私の大好きな古臭いスラッシュ・メタルで、文句のあるはずのないサウンドなんですけど・・・どうも耳に残る曲が少ないなあ。

 

耳に残る、思わずヘドバンしちゃう・・・という意味では2011年の「CONJURE AND COMMAND」は最高でした。こういうのが聴きたいのに!↓

やっぱり誰かと一緒に作ったほうが思わぬケミストリーが生まれたりしていい作品になるんじゃないのかなあ。

オススメ度・・・★★★☆

 

 

といったところで今回はこのへんにしておきます。

また来週。

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