哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

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DEATH/BLACK/DOOM 思い出の名盤・名曲

ドロドロなデスメタルの最高峰!~AUTOPSY「MENTAL FUNERAL」~

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コロナのせいで強いられた巣ごもり生活のあいだに、レンタルDVDで映画をたくさん観ました。

今週聴いたもの:2020年4月23日~4月29日 の記事で書いた「遊星からの物体X」もそのうちのひとつだったのですが、その続編、ていうか正確には前日譚である「遊星からの物体X ファーストコンタクト」も先日観ました。

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前作は若いころに観ていましたがこれは初視聴。

前作には一人たりとも出てこなかった、女性キャラが主人公。その女優(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)があまりに美人で、そればっかりに気をとられちゃって「生きもの」の気持ち悪さ加減はあまり印象に残りませんね。いや、猛烈に気持ち悪いんだけど、前作のインパクトにはちょっと負けるって感じか。

しかし「生きもの」のドロドログチャグチャさ加減は、デスメタル好きにとってはこのあいだ記事にしたCARCASSのようなゴア・グラインドのサウンドを想起させるものでしたね。

その流れで、今回もドロドロのデスメタルの傑作を記事にしておきましょう。

AUTOPSYの「MENTAL FUNERAL」です!

デスメタルの先駆者的存在のひとつ

AUTOPSYは、80年代後半から活動しているアメリカのデスメタルバンド。

元DEATHのドラマー、クリス・ライファートが中心人物。AUTOPSYでは彼がヴォーカルも兼任。

私がこのバンドにふれたのは、学生のときにどこかの中古レコード店で偶然見つけた、1989年発表の1stアルバム「SEVERED SURVIVAL」が最初でした。

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いま出回っているCDのジャケ絵は↑これみたいですが、私が当時手に入れ今も所有するアナログ盤のジャケはもうホントに壮絶。まさに「遊星からの物体X」の世界。どうも発禁になったらしい。↓

完全にイカレてるけど、デスメタルアルバムのジャケ絵としては最高にイカシてる。これ見たらふつうジャケ買いするでしょ!

表のキモさとくらべて、ジャケット裏のメンバーのたたずまいはまるっきりフツーの若者っぽいのはちょっと笑っちゃう。↓

 

この1stアルバムで聴かれるサウンドは、オールドスクールなスラッシュ・メタルに現在でいうところのデス・メタルの風味をまぶしたようなもの。

初期DEATHに近いといえば近いけど、すでに「AUTOPSYらしさ」は完成されつつありましたね。人間の皮をなめして張っているのでは・・と疑りたくなる、なんとも生々しいドラムスの音や、現代のドゥーム・メタルに通じる、形容しがたい絶望的なトーンのギターなど、もう最高ですね。

これはもうデスメタル草創期の傑作といえるでしょう。ドロドロしてるのにリフは妙にキャッチーだったりするところは現代の凡百のゴミデスメタルバンドたちに見習ってほしいところ。

そして、最高傑作は誰がなんと言おうと・・・

そして、1991年に出た2ndアルバム「MENTAL FUNERAL」は、個人的に彼らの最高傑作と思っている作品。

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これは発売時にアナログレコードを買いましたが、上に貼ったのは2011年に出た、リマスター版+ライヴDVDのエディションで、もちろんこれも買いました!

じつはライヴDVDのほうは映像作品としてのクオリティは最悪(演奏は悪くないけど、画質も音もカメラワークも完全にブートのレベル)なので、その意味ではDVD付きエディションはオススメしませんが、なにしろアルバム本編が素晴らしい。

前作にみられたスラッシュ・メタルっぽさは後退し、BLACK SABBATHの風味を濃厚に感じる、ドゥーム寄りのデスメタル・・といった趣に変化。

獲物を力づくで血祭りにあげるようなアグレッションは後退したかわりに、ジワジワと肉を切り刻み拷問するような残忍さが目立つように。そしてリフのキャッチーさはますます光る。

スラッシュっぽさは後退したものの、速いパートももちろん存在。いまのデスメタルと比較すれば全然速くないけど、スローパートが思いっきりドロドロでとてつもなくヘヴィだから、そこからズドズドズド・・って疾走するとものすごく速く感じる。このへんはさすがだなあ。

 

この残虐非道さ、重さ、ドロドロさ。これこそがデスメタルのデスメタルたるところなんだな。ブラストビートとデス声さえあればデスメタル・・と思っているニセのデスメタル、ポーズだけのデスメタルには死を与えるべきだ!

現代においてはAUTOPSYからの影響を公言するデスメタルバンドが多くみられますが、このアルバムのカッコよさを知ればそれも納得がいきます。まさに傑作。これを聴かずにデスメタルを語れません。

 

解散・再結成を経て今も活動しているらしいですが、年齢を重ねてもやってることは同じ。そのブレなさ加減も私は大好き。歌詞の悪趣味さは(読むと)かなりキツイけど、聴いているぶんには何言ってるかわかんないし、とにかくカッコいいから別にどうでもヨシ。

全作品をチェックしてほしいけど・・とりあえず「MENTAL FUNERAL」だけでもまずは聴いておくことをオススメしておきます!

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