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今週聴いたもの:2022年4月21日~4月27日

いわゆるSNS上での誹謗中傷対策のための刑法などの改正が審議されているとのこと。「侮辱罪」の厳罰化などが検討されているようですね。

個人的には厳罰化や対象の拡大には反対。これは間違いなく政治家が言論封じに利用するだろうし、表現や言論の自由の侵害になるでしょう。私も政権与党に対して「ウソツキ」「詐欺師」「シロアリ」「カネと権力の亡者の集団」「ちゃんと仕事しろ」とか言ってますけどね、それだけで立件されたらたまったものじゃない。じっさいウソばかり言ってるくせに、そういう人のことを「彼はウソつきだ!」と言ったら「誹謗中傷」「侮辱」ととられて告訴される可能性が出るのでは、誰も批判めいたこと言えなくなっちゃう。それじゃあ中国やロシアと同じじゃないか。

刑法を変えるよりもSNSという存在そのもの、あるいはその在り方をなんとかしたほうがいいんじゃないか。いま議論されているような刑法改正には反対ですが、SNSを撲滅、もしくは規制するための法律なら喜んで賛成したい。私はツイッターだのは一切やってない(やるどころか見るのも嫌)しこれからやるつもりもないけど、それはそこに充満する悪意に耐えられないからです。わけのわかんない他人にまとわりつかれたりするのを覚悟であんな気持ちの悪い場所で自分の意見を開陳してみようなどという気にはならない。だからこのブログもコメント欄は設置してない。なにか言いたいことがあればメールで、というふうにすると、不思議なことにゴミみたいなこと言ってくる面倒くさい人は寄り付かなくなるのです。そこを考えると、あまりに気軽に言いたいことを言えちゃうのがSNSの最大の問題点なんでしょう。誰でも気軽に、がメリットであるはずなのに、アホな利用者が多いからデメリットがメリットを消し去ってしまう。

テスラのイーロン・マスク氏がツイッター社を買い、利用者には認証を課したり有料化したりなどの改革を検討しているとのことでですが、これはイイことなんじゃないですかね。「誰でも気軽に何も考えず言いたいことが言える」っていうのをやめて、言いたいことを言うためのハードルを少し高くすれば、やれ「炎上」だのなんてことは減るんじゃないでしょうか。いや、言いたいことが言えるっていうことは担保しなきゃならないから難しいだろうけど、「ちょっとめんどくさい」くらいになれば、目を覆いたくなるような罵詈雑言を他人にバシバシ言うような奴は減ってくれるかも。

しかしそういう奴はツイッターで言えなくなったらほかの場所に移るだけなんだろうな。するとやっぱり法改正、厳罰化もやむなし、という話になるのか?嫌だなあ。なんでもかんでも厳罰化。そして権力側にとって都合のいいほうばかりに話が進んでいく。

葵かを里「諏訪の御神渡り」

3月16日に発売された、葵かを里の新曲。Amazonで予約してたつもりが予約できてなくて、慌ててポチったものの在庫切れ状態で入手が遅れてしまい、遅ればせながら聴きました。

Amazon.co.jp 諏訪の御神渡り

いい意味でいつもと同じ。大川栄策らと同様、絶対に裏切られないという信頼感がバツグン。だから安心して買えるし聴ける。そしてたまに「加賀友禅の女」みたいなブッ飛びの名曲・名演を聴かせてくれちゃうから常にチェックしなくてはならない。今回の曲はそこまで凄い曲とは思わなかったけど、いつものハイクオリティな哀愁曲。

今回の曲もカッコいいイントロで引き込まれる。長いイントロを排する風潮が蔓延して久しいですが、演歌はやっぱりこうでなきゃあねえ。それにこの独特の色気のある歌唱はやっぱりさすが。こういう人を呼ばないからNHKの歌番組はつまらないんだなあ。ドラマティック演歌が好きな人は必聴。

おススメ度・・・★★★★

FATHER BEFOULED「DESOLATE GODS」

US産デスメタルバンド、FATHER BEFOULEDの6作目?2017年作。

Amazon.co.jp Desolate Gods

けっこうなベテランですが聴いたことなかった。アメリカのバンドっていうだけで「後回しでいいや」ってなっちゃうんですよねえ。

しかしこのバンド、さすがに長いこと続いてるだけのものはあるかな。オールドスクールなデスメタルにドゥーミーな風味をまぶした、死臭がプンプンするドロドロサウンド!嫌いじゃない。

↑こういうふうに絶望のメロディをフッと挿入して聴かせるような曲がもっとあったらもっと良かったかなあ。そのへんの詰めがイマイチなのは残念ですが、デスメタルとしてハイクオリティなのはたしか。ドロドロなデスが好きなら勝ってソンはないでしょ。

おススメ度・・・★★★☆

GAINA「С кем ты играешь и поёшь?」

旧ソ連時代から活動していたスピードメタルバンド、KRUIZのギター&ヴォーカルだったヴァレリー・ガイナが2008年に発表したソロ?アルバム。

 

先日2011年発表のほうのソロアルバムを記事にしました。

今週聴いたもの:2022年3月10日~3月16日

そっちのほうは半分以上がインスト曲でしたが、こちらはボーナストラック以外はヴォーカル入り。ヴォーカルはすべてガイナさん自身のようです(クレジットなどすべてロシア語で読めないがたぶん)。

アルバムタイトルもロシア語をそのまま載せましたが、意味的には「君は誰と音楽をプレイするんだい?」みたいな意味になるらしい。

ネットで輸入盤店をいろいろさがしてようやく見つけました。ていうかこの人の作品はどこか日本のレーベルが再発してんないかな。ソロ作品はともかくとしても、KRUIZのアルバムだけでもなんとかしてくれる耳の肥えたレーベルはないのか!

で、この作品も、ガイナさんのテクニカルかつメロディアスでキャッチーなギタープレイと、独特の味のあるヴォーカルが堪能できる素晴らしいアルバムでした!ヒップホップみたいな歌メロの曲もあったりして作風はバラエティに富んでおり、個人的に「いらねえ」と思った曲もなくはなかったけど、基本はメタルそのもの、メタル然とした曲はやっぱりカッコいい。センスがあるっていうのはこういう人のことを言うんだろうなあ。

バンド形式だったGAINのアルバムみたいな →今週聴いたもの:2022年3月24日~3月30日 アメリカナイズされた雰囲気はないし、聴きごたえ充分のメタル作品でした!できればKRUIZのようなスピードメタルに回帰してほしいけど・・・。

ロシアン・メタル思い出の1枚。

おススメ度・・・★★★★

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