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今週聴いたもの:2020年4月23日~4月29日

巣ごもり生活の友としてレンタルDVDで映画をいっぱい観ています。

レンタルDVD店も、貸出期間を2週間(通常は1週間)にしたりして、店内の密集を防ごうとしていました。

昨日、1982年のアメリカ映画「遊星からの物体X」を鑑賞。

遊星からの物体X [DVD]

若いころにみて衝撃を受けたからおぼえていましたが、南極基地のメンバーみんなが「誰が『いきもの』になっているかわからない、自分が『いきもの』になっているかどうかもわからない」と疑心暗鬼になって正気を失っていくところなんかは、まさにいまの世界の状況そのものですね。いまは「他人をみたらコロナだと思え」だし、自分が感染してるかどうかもわからない(おまけに日本では容易に調べられない)ですからね。

それにしても・・・CGがない時代によくぞここまでグロテスクですさまじい化物を映像化できたもんだと感心しきり。心臓マッサージしてて胸がいきなり破れて両腕を食いちぎられるところなんかはなんべんみても声がでちゃう。想像力をかきたてられるエンディングといい、まさに名作中の名作。

ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

かのビートルズ来日公演の前座もつとめた、日本のいわゆるグループサウンズ(GS)を代表するバンドのひとつ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ。

先日ドラムでリーダーのジャッキー吉川氏がお亡くなりに。あらためてご冥福をお祈りいたします。

Amazon.co.jp ジャッキー吉川とブルーコメッツ/ブルー・シャトウ.青い渚.北国の二人.青い瞳.草原の輝き.雨の赤坂.マリアの泉

1枚だけ音源をもっていたのを思い出し(といっても廉価版のベスト)、聴きなおしてみました。

 

いやあ、カッコいい。私はGSが流行っている頃に生まれた世代ですから当然リアルタイムでは聴いてませんが、学生の時に加山雄三を入口にしてひととおりGSは聴きました。

「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の曲を聴きなおすと、サウンドそのものはまさに王道のGSなんですけど、演奏のクオリティといい楽曲のデキといい、ほかのグループとは段違いのレベルだったんだなあということがわかります。

ドラマティックかつ哀愁あふれるメロディとブアツいコーラスがとても魅力的。代表曲「ブルー・シャトウ」はもちろん、映画音楽みたいに勇壮でかつキャッチーな「草原の輝き」とかもう最高ですね。

オススメ度・・・★★★★

私はこれしか音源をもってないのでこれ以上は言えませんが、2枚組とかのベストも出てるみたいなのでどうせ買うならそっちのほうがいいでしょうね。

Amazon.co.jp ゴールデン☆ベスト ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

STRYPER 「SOLDIERS UNDER COMMAND」

ヴォーカル・ハーモニーがステキといえばこのバンドもそうですね。80年代から活動する、アメリカの元祖「クリスチャン・メタル」バンド、STRYPER。

1985年の2ndアルバム、「SOLDIERS UNDER COMMAND」。

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個人的に最も好きな作品は次の「TO HELL WITH THE DEVIL」なのですが、先日たまたま聴きなおしたので。

サウンドプロダクションは貧弱。耳障りな音色のギター(しかもリフはワンパターン)と、不安定なくせにバタバタ手かずの多いドラムもイマイチだけど、歌メロの素晴らしさ、ハーモニーの美しさはほかのいわゆる「LAメタルバンド」とは比較にならないほどのデキ。

80年代のアメリカにはこんなにいい曲をやってくれるバンドがたくさんいたのに、昨今のアメリカのシーンのクソさ加減はいったいなんなんだろう。ぜひともこういうのが復権してきてほしいものです。

オススメ度・・・★★★★

IXXI「ELECT DARKNESS」

スウェーデンのブラック・メタルバンド、IXXIの3rdアルバム。2009年作。

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初めて聴きましたが、メンバーのヴィジュアル(コープスメイクを施し血まみれになってる写真をみつけた)といいサウンドといい、BELPHEGORみたいなことがやりたいのかな・・という感じ。

しかしBELPHEGORのようなデスメタル臭はあまりなく、ブラストビートが飛び出したりすることは少ない。あくまでもどんよりとしたミドルテンポのブラック・メタルに、ひたすら汚い声でゆっくりと凄むヴォーカルがのるサウンド。

すぐにブラストしてグォォォォォォオ~という安直なスタイルを選択しないところはなかなか好感がもてる・・のですが、曲はたいしたことないなあ。もうちょっと聴かせどころをつくってくんないかな。BELPHEGORはそういったところが優れているわけで、そのへんをマネしてほしい。

オススメ度・・・★★★

JAMES LABRIE「ELEMENTS OF PERSUASION」

DREAM THEATERのヴォーカリスト、ジェイムズ・ラブリエのソロアルバム。2005年作。

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私はプログレッシヴなんとかメタルが嫌いなので、DREAM THEATERもあんまり聴いてない。

なので彼のソロアルバムもひとつも聴いてなかったのですが・・・

1曲目がスラッシュ・メタルばりのヘヴィなリフとスピードのある曲でビックリ。CDの中身が違ったのかと思った。

2曲目以降もヘヴィな曲が並んでいて、プログレッシヴ色は薄いし、ヴォーカルはさすがの実力だし、なかなかイイと思いましたが、個人的に「オっ!」と思ったのは1曲目だけで、あとは「悪くないけど好みじゃない」っていう感じですかね。

オススメ度・・・★★★☆

 

 

といったところで今回はこのくらいにしておきます。私も巣ごもり生活を強いられ、音楽を聴いている時間も増えましたが・・なかなか「こいつはすげえ!」というものには出会えませんね。

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