岸田首相が来月の自民党総裁選に出馬しない意向を表明。その自民党総裁選で総裁に選ばれた人が次の総理になることになりますね。
詐欺集団政党の総裁がすなわち内閣総理大臣になってしまう、という悪夢のようなことが起こってしまうのは現行の日本の制度下では仕方がないとはいえ、「ポスト岸田」とかぬかしてわらわらと総裁選に立候補しますと言い出している奴らの顔ぶれは、どいつもこいつも今までにさんざんその無能さと詐欺体質をさらしまくった奴ばかり。誰が総裁になろうが自民党の犯罪体質はかわらない(茂木なんかは自分も裏金やってなかったか?)し、こいつらのなかの誰が総理になろうがなにもかわりはしない。悲しいことです。
だいたい、どいつもこいつもこれまでも政権の中枢にいた奴らで、まさに自民党の犯罪体質・裏金体質をささえてきた奴らでしょ。岸田からそいつらの誰かに変わったところで変わるはずがない。外部から誰かを呼んで改革するとかいうんならともかく。岸田は「自民党が変わることを示すにはまず自分がやめること」などとぬかしていましたが、そんなことではなにも変わらないし、ただただ選挙対策のためにカオを変えようってだけのことでしょう。
日本相撲協会がいつまでたっても変われないのと同じで、その体質のなかでその体質にどっぷり浸かってきた人間には改革はムリ。いまの体質を悪いとも問題だとも思ってないんだから。それを口にしたとしても、それは周りがうるさいからポーズとしてそれを言ってるだけ。本心からそう思ってのことではないことは、自民党のカネの不祥事が何十年も繰り返されていることや、「改革しよう」などといっても「5万円以下ならいいんじゃね?」とか、そんな半端なことばかり言って抵抗してるところからも明らか。
自民党にまともな政党に生まれ変わるのを期待するのはムリ。するといつも同じことばかり言って申し訳ないけど、我々国民がやるべきことは、選挙によって自民党を負けさせ議員をゼロにして壊滅に追い込むことしかない。そこまではムリでも、いつも選挙に行かない人たちがちゃんと投票に行って、自民党を野党に転落させれば、詐欺集団のカシラがすなわち総理大臣などという悪い冗談のような状況にはならずにすむ。中国やロシアと違って我々日本国民には犯罪体質の権力者を引きずり下ろす権力があたえられている。なぜそれを行使しないのか。その自由があるってのは権威主義国家の国民からしたら死ぬほどうらやましいことだろうしとてつもなく得難いことなのに。かの地の人たちからみれば、選挙に行かないなんて頭おかしいの?としか言いようがないでしょうねえ。
まあ誰が総裁に選ばれるか、自民党員などという犯罪集団の一員ではない我々には残念なことになにもできませんから、その醜い権力争いを高みの見物といきましょう。公職選挙法の枠外だからってカネをばらまきまくるんだろうなあ。少しでも政策論争が飛び出してくるようならまだ救いがあるけど、どいつもこいつも、そしてマスコミもそんなことは一言も言いませんしね、しばらくはキモチの悪い展開をみせられることになりそうです。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、富山県小矢部市での公開収録。
千昌夫、伍代夏子、山川豊、中村美津子、マルシア、丘みどり、松原健之、新浜レオン、おかゆ、一条貫太。
聴きどころ満載で満足でした!
今回の曲目は以下のようになっていました。
「ある女の詩」・・・丘みどり
「さらば涙と言おう」・・新浜レオン
「ひとり酒」・・・・伍代夏子
「ヤットン節」・・・中村美津子
「岬めぐり」・・・・松原健之
「あなたならどうする」・・おかゆ
「新聞少年」・・・・一条貫太
「夜霧のブルース」・・山川豊
「空港」・・・・・マルシア
「星影のワルツ」・・千昌夫
「渋谷ぼっちの歌謡曲」・・おかゆ
「大漁太鼓」・・・・一条貫太
「皆の衆」・・・・・・全員
「からたち日記」・・・伍代夏子
「旅の夜風」・・・・丘みどり&新浜レオン
「赤い夕陽の故郷」・・松原健之&一条貫太
「アメリカ橋」・・・・山川豊
「ふりむけばヨコハマ」・・マルシア
「わが町は緑なりき」・・千昌夫
「壺坂情話」・・・・・中村美津子
「少年時代」・・・・・新浜レオン&おかゆ
「能登半島」・・・・・丘みどり
「金沢望郷歌2024」・・松原健之
「ふるさと」・・・・・山川豊&一条&新浜&松原
「花は咲く」・・・・・全員&仲谷美千代&おやべメルヘン合唱団
「北国の春」・・・・・千昌夫&全員&おやべメルヘン合唱団
ガン治療から復帰した山川豊が元気に歌ってくれててよかったですね。今回はスペシャルステージも含め、凝った演出などなくひたすら歌を聴かせる構成でしたね。富山県での収録ということで、後半は能登の震災にからめての選曲と演出となっていました。「金沢望郷歌」は松原健之の曲のなかではダントツの名曲。
オリジナルとはアレンジの若干異なる「2024」を出したのは「能登の被災者の方々になにか少しでも寄り添うようなことができないか」という発想かららしい。私はかの地に縁もゆかりもないけれどこの曲聴くと必ず涙腺が緩んできちゃう。ご当地ソングの最高傑作といってもいいんじゃないかな。
個人的には番組自体に関しては災害などを「ネタ」としてメッセージ性を前面に押し出してくれることはあまり嬉しくないんだけれども、素晴らしい曲が聴ければそれはそれで。
期待していた一条貫太は最新曲「大漁太鼓」を披露。
この曲はこの番組ではまだ歌ってなかったのか。前作「男の漁場」の路線を継承した男くさいド演歌。MVでパフォーマンスしているのは「銚子正調大漁保存 ひびき連合会」とクレジットが出ているが、いろんな世代の人が出ていて、子どもはカワイイうえにカッコいいしご年配がニコリともせずやってるところもイイし、素晴らしいMVじゃないか。この「海の男」路線が似合う男は現在の演歌界には彼くらいしかいないと思うので、ぜひともこれでオンリーワンになってほしい。どこまでも昭和っぽさをおいもとめたCDのジャケも最高!
といったところで今回はこのへんで。来週は再放送回です。
→令和4年11月20日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」
↑この記事見直したら今回とまったく同じこと書いてて、私自身の引き出しの貧困さもさることながら、自民党の変わらなさ加減もヒドイもんだと痛感。