5月30日放送の「新・BS日本のうた」。残念ながら無観客での開催でした。
実は、先週に神奈川県内で予定されていた島津亜矢のコンサートを観に行く予定だったのですが、そちらもコロナ感染拡大のため中止になってしまいました。昨年の同時期にも同じように直前に中止になって払い戻しを受けた。
予定していた島津亜矢のコンサートは、「ソーシャルディスタンス公演」として、客席の間を空けての開催、マスク着用で、検温や換気などの対策も打ったうえで・・・ということだったのですが、それでも中止になってしまった。
いやいやいや・・・中止しなくてもいいでしょ。だってオリンピックは「万全の対策」で大丈夫だからやるんでしょ。コンサート会場で、観客はマスクして発声なしで間隔空けて換気もして・・ならほとんど「万全」じゃないか。野球だの相撲だのは客入れてやってるだろ。「人流」が増えるというのなら、観客を地元の人だけに限定するとかすればいいのでは。
「万全の対策をするならオリンピックやっても大丈夫」なんて言ってる識者もいるけど、それを言うならその前に「ちゃんと対策をするなら飲食店もコンサートも全部ふつうにやってOKだろ。国民は自粛の必要なし!」って言えよ。
どうもこのままではオリンピックは開催されそうな雰囲気。正気なのかな。飲食店も含め、国民はあらゆる「自粛」をもうやめたらどうか。それは言い過ぎとしても、なんかもう正直者がバカをみるだけになっちゃってて、生きるために「自粛」しない道を選んだ人たちを責める気にはなれませんね。
先日見た「朝まで生テレビ」で、オリンピック推進派の人がオリンピックの「理念」だの「意義」だのを一生懸命語っていましたが、そんなものは下々の国民のあらゆる営みにだって同じようにあるんだよ。小中学校の運動会だって、子ども本人や家族にとってはオリンピック以上に「意義」があるイベントなんだよ。それなのに運動会は中止や延期でオリンピックは強行開催。なんでオリンピックだけが特別でその「理念」「意義」がなによりも優先されなければならないのか、そこを説明してくれなきゃ。
「なんでオリンピックはやるのに俺たちは自粛なんだよふざけんな!」って怒るのが当然であっても正直に「自粛」をする国民がいっぱいいて、そういう人たちがみんな苦しんでいるなか、菅や小池や丸川はIOCのいいなりになってオリンピックを強行開催しようとしているわけだ。オリンピックやった結果感染爆発となっても、自民党の詐欺師どもは「オリンピックとは関係ない」とか寝言ぬかすんでしょうね。
いやあしかしこないだも書いたように、オリンピック期間中は選手に毎日検査を課すらしいですが、たとえば池江璃花子さんみたいなメダル候補の人が決勝を前にして陽性になっちゃったら失格にするんですかね。それこそ選手は気の毒なのでは。中国の卓球の馬龍(前回の金メダリスト。めちゃめちゃ強い)とかが決勝前に陽性になって失格になったら中国人がどれだけ騒ぐかもう想像するだけで恐ろしい。「日本の感染対策ができてないからだ。責任とれ」「張本にメダルを取らせたい日本の陰謀だ」とか言われそう。毎日検査して、その結果陽性者が続出したらどうなるか、そこ考えてるんですかね。
いずれにしろ、バッハだのコーツだのにコケにされてもな~んにも言えず、平気で国民を危険にさらす菅や丸川の体たらくを我々はよく覚えておき、次の選挙に役立てるべきです。これでも次の選挙で与党が勝つなら、オリンピックでどれだけコロナが広まって人が死のうと、それは国民がバカだったせい、ということになっちゃう。
で、今回の「新・BS日本のうた」。
東京都小平市での実施。
出演は、大川栄策、松前ひろ子、増位山太志郎、堀内孝雄、三山ひろし、水森かおり、藤井香愛、五十川ゆき、市川由紀乃。
NHKは「対策は万全です」と言って観客を入れて実施しろ!
今回の曲目は以下のようになっていました。
「夢想花」・・・・・・三山ひろし
「夫婦みち」・・・・・市川由紀乃
「京都慕情」・・・・・水森かおり
「燦めく星座」・・・・増位山太志郎
「男と女のお話」・・・五十川ゆき
「夜霧のブルース」・・大川栄策
「霧のかなたに」・・・藤井香愛
「酒と泪と男と女」・・堀内孝雄
「赤い夕陽の故郷」・・三山ひろし
「夫婦鶴」・・・・・・松前ひろ子
「祝い川」・・・・・・三山ひろし&松前ひろ子
「FARAWAY~この空のどこかで~」・・・五十川ゆき
「別れの彼方」・・・・増位山太志郎
「南国土佐を後にして」・・・市川由紀乃
「瀬戸内 小豆島」・・水森かおり
「波止場しぐれ」・・・藤井香愛
「金毘羅船々」・・・・市川由紀乃&水森かおり&藤井香愛
「おはなはんの歌」・・水森かおり
「夜明けのブルース」・・堀内孝雄
「阿波踊り」・・・・・三山ひろし&大川栄策&堀内孝雄
「よろこびの歌」・・・全員
「鳴門海峡」・・・・・市川由紀乃
「四万十川」・・・・・三山ひろし
「よさこい節」・・・・全員
「春隣り」・・・・・・松前ひろ子
「北の慕情」・・・・・大川栄策
実力者が多く揃って素晴らしい歌唱を聴かせてくれました。しかしやっぱり無観客だと盛り上がりがイマイチか。音楽業界の人たちもコロナに関連した理不尽な自粛圧力にはもうウンザリでしょう。歌手の皆さんも気の毒。
対策をしてれば半分くらいのお客さんを入れて実施してもいいのでは。番組中に何度か換気のために休憩をはさみ、テレビではそこをカットしたりとかすればいいじゃないか。まあもともと無料でのご招待だから、リスクを冒してまでお客さんを入れられません、っていうのはわかるけれども・・・。
番組内容についてはとくに言うことはないけど、三山ひろしがさすがの実力をみせつけてくれたなあ、という印象でした。できれば「四万十川」だけでなく、ほかの持ち歌もいっぱいやってほしかったかな。
ということで今回は短いですがここまでで。