哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL ヘヴィ・メタル 思い出の名盤・名曲

思い出の名盤:ACCEPT「RESTLESS & WILD」

投稿日:2019年4月16日 更新日:

ここしばらく、いわゆるジャーマン・メタルの名作の話を書いています。

こないだはTRANCEだったので、

思い出の名盤:曲がよければすべてよし! ~「VICTORY」/TRANCE~

その流れで言うとこのバンドの作品にも触れなければならない。

SCORPIONSと並んでドイツのメタル・シーンでは「元祖」と扱われ、

現在も活動している正統派メタルバンド、ACCEPT。

 

作品はたくさん出ていて、時期によって作風がえらく違うものの素晴らしいものが多く、

1枚だけを選ぶのは非常に難しいですが、

より速くより激しいメタルを求める少年だった私が最も衝撃を受けた作品をピックアップ。

1982年発表の4thアルバム。古い作品だが・・・そのアグレッションは強烈無比!

ACCEPTは1979年にデビューアルバム「ACCEPT」(邦題は「殺戮のチェーンソー」。ジャケットデザインも邦題も死ぬほどダサい。)

を発表。

1stアルバムはメロディアスなハード・ロックという感じで、やっぱりちょっとSCORPIONSの影響を感じさせます。曲は悪くないけど、のちのストロングなメタルの面影はほんのちょっとだけ。

 

1980年の2nd「I'M A REBEL」はあまり好きではない作品。

トップのタイトル曲からしていきなり明るくポップ、

次の曲では女性のコーラスなんかも入ってきたりして、

明らかに「もっと売れたいから作風を変えました」というのがにじみ出ていました。

これはレーベルに強制されてしかたなくやったことらしい。

 

1981年の3rd「BREAKER」では一気にメタル色が濃くなります。

これは名作と呼んで差し支えない作品。

「Breaker」は当時の北欧のB級バンドがやりそうな感じの必殺名曲でした。

↑これは2017年のライヴ。以下に貼る動画も同じです。

 

で、1982年に出たのが、私が最も衝撃を受けてブッとんだ4thアルバム

「RESTLESS & WILD」。

amazon.co.jp レストレス・アンド・ワイルド

私のACCEPT初体験はこのアルバムでした。高校に入る前くらいかな。

6作目の「METAL HEART」が出るか出ないかくらいのとき。

当時通っていた貸しレコード店「友&愛」で借りました。

 

まだメタル初心者で、「もっと速くて刺激的なメタルが聴きてえ!」とレコードを漁っていた私にとって、

この作品は「おお~!これこれ!これが俺の探し求めていたもの!」

と狂喜乱舞させられるものでした。

「Hi-di,hi-do,hi-da・・・」というノーテンキな(ドイツの民謡らしい)イントロ。

レコード針のスクラッチ音が入り、そして切り裂くようなウド・ダークシュナイダーの金切り声で曲が始まります。

それにつづく超アグレッシヴなリフとドコドコと疾走するツーバス・・・

もうこの「Fast As A Shark」1曲だけで完全にノックアウトされました。

この曲を「元祖スピード・メタル」とする向きもありますね。

元祖かどうかはともかく、メタル史に燦然と輝く名曲であることに間違いない。

そして間髪入れずに続くタイトル曲「Restless & Wild」のリフのカッコよさと

絶叫しまくりの、でもキャッチーなサビに叩きのめされる。

ほかの曲もアグレッシヴかつ超キャッチー。

ウド・ダークシュナイダーのあまりにも独特なシャウト

(上に貼った動画のヴォーカルは違う人。声はソックリ)は、

メタル嫌いな人が聴けばただ喚いているだけにしか聴こえないだろうっていうくらい

過激かつ個性的なものでしたが、

このアルバムはすべての曲が一発でサビを覚えてしまうキャッチーさとメロディアスさをもっていて、

ウドのシャウトもウルサくは感じない。

5thも6thも名作だったが・・・メタルとしてもっともエキサイティングだったのはやはり4th

その次の作品は「BALLS TO THE WALL」(1983年)。

邦題は「闇の反逆軍団」。クソみたいな邦題とは全然違う、恐ろしく素晴らしい作品でした。

哀愁をたっぷりとふくんだ歌メロと男らしくブ厚いコーラスは最高でした。

メロディの素晴らしさでは「RESTLESS & WILD」を凌駕していたかも。


Amazon.co.jp ボールズ・トゥ・ザ・ウォール

 

次の「METAL HEART」(1985年)は、

完成度という点で言うならはっきりいって「RESTLESS & WILD」よりもはるかな高みに到達している・・・

というくらいの大傑作。

個人的にはドラムの音だけは気に入らないけれど。


Amazon.co.jp メタル・ハート

 

これら2枚は歴史に残る名作、

なのですが・・・

私にとって、メタルとして最高にエキサイティング、最高にカッコいい!と震えがきちゃうのは

「RESTLESS & WILD」なんですよね。

「BALLS TO THE WALL」のようにスローなテンポでメロディを聴かせてくれるのもいいし、

「METAL HEART」のようにクラシックからの引用などをしてくれるのもいい味があるけれども、

私はやっぱり自然に首が振れるアグレッションがあるのがいちばんイイ。

 

80年代のオールドスクールメタルの魅力を堪能できる作品。

若いメタルファンにはぜひとも体験しておいていただきたいです!

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