デンマーク領フェロー諸島出身のヴァイキングメタルバンド、TYRのニュー・アルバムが４月に出るそうですね。
ついこないだまで知らなかった。迂闊でした。YOU TUBEで新曲のビデオクリップがおススメに出てきて知りましたが、私の情報感度の悪さは相変わらず。中古CDばかり買いあさっているからこうなる。
この曲が公開されたのがつい先日。
おお～カッコいいね！ この曲に関してはフォーク色が薄いですね。個人的にはフォーク色は彼らのアイデンティティが失われない程度にあってくれればいいからできるだけメロパワ路線で行ってほしい・・と思っているのでこれは嬉しい。
それからこっちの↓曲はもう１か月も前に公開されていた。フォークっぽさが後退しているのはいいけど、そのかわりシンフォニック色が濃くなってますね。シンフォニックなのもあんまり好きじゃないけどこのバンドは別。オーケストラとの共演ライヴ作品「A NIGHT AT THE NORDIC HOUSE」が素晴らしかったからそれもヨシ！！。
これは発売が待ちきれない！ 国内盤は出ないのかな？これほど素晴らしいバンドの作品が国内発売されないなら国際的に恥ずかしい。すぐ手に入らなくなるかもしれないからいまのうちに予約を！
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→思い出の北欧メタル名盤④：漢メタルの大傑作！TÝR「THE LAY OF THRYM」
SIGN OF THE JACKAL「THE BEYOND」
USのヘヴィメタルバンド、SIGN OF THE JACKALのデビューミニアルバム。2009年作。
先週記事にした１stフルがものすごく良かったからこちらも探して中古品を入手。→今週聴いたもの：2024年2月29日～3月6日（葵かを里、SIGN OF THE JACKAL、KILL THE ROMANCE）
でも、せっかく買ったのに収録曲はカバー1曲を除いて全部が1stフルと被っていた。迂闊だったなあ～買う時に曲目まではチェックしなかった。こちらに入っているのは「demo version」とか「special demo extended version」とか銘打ってある。アレンジが多少違うけれど、わざわざ両方買うほどでは、という気もする。曲がカッコいいから「損した」という気持ちにはならないけど。
フルアルバムには入ってない1曲はMEGHANのカバー。原曲は知らなかったのでYOU TUBEでさがして聴いたけれど、いかにも彼らが影響を受けてそうな正統派80年代メタルでシビレた。このへんの選曲のセンスはさすが。
フルアルバムのほうを持っているのならこの１曲のために買うのはちょっともったいない気もするかな。持ってないなら買う価値あり！
おススメ度・・・★★★★
F.K.U.「WHERE MOSHERS DWELL」
スウェーデンのホラー・スラッシュ・メタルバンド、F.K.U.の３作目（？）。2013年作。
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さきほどのSIGN OF THE JACKALもホラー映画をモチーフにした曲をやるバンドでしたがこちらもそこが同じ。しかしサウンドスタイルはだいぶ違いますね。ヴォーカルの歌いまわしがOVERKILLのボビー・エルズワースに似ていることもあってオールドスクールなスラッシュ・メタルを思い起こさせるんだけれども、あのS.O.D.（STORMTROOPERS OF DEATH）からも影響を受けているらしく、ハードコアパンクとのクロスオーバー・スラッシュというふうに紹介されることが多いバンドですね。たしかにそんな感じの曲がけっこうありますね。７曲目は3秒で終わっちゃうし、↓この曲なんかはS.O.D.の「Freddy Krueger」に似てるし。バンド名も「Freddy Krueger's Underwear」の略だそうだし、これはわざとやってるんでしょうね。
S.O.D.の「SPEAK ENGLISH OR DIE」は私も大好きだけれども、その名作を聴いた時と同じ爽快さをくれるいいバンド！ほかの作品も聴いてみたくなりました！
おススメ度・・・★★★★
ULTRA-VIOLENCE「OPERATION MISDIRECTION」
イタリアのスラッシュ・メタルバンド、ULTRA-VIOLENCEの３作目。2018年作。
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いわゆるNEW WAVE OF THRASH METALの一群のなかにあるバンドという認識はありましたがフルアルバムを手にしたのはこれが初めて。その手のバンドは好きですがたまにLOST SOCIETYみたいなハズレもあるからなあ。あまり期待しないで聴いてみよう・・・
おお。カッコいいじゃないか。超スピードのリフで突っ走るだけでなくスローダウンしてきちんと聴かせるところを各曲に配置しているのがイイね。６曲目「Money For Nothing」はDIRE STRAITSの大ヒット曲のカバー。私はMTVを一生懸命観てた世代だから「おお～懐かしい！」と飛び上がっちゃったんだけれど、これがかなりカッコいい。よくあるポップな曲をただ速くウルサくしてみました的な安直さはなく、センスの良さを感じさせる。
まあ同じことやってて同じくらいクオリティの高いバンドもいっぱいいて、このバンドならではだなあというところはあまり感じないけれど、スラッシュメタルが好きなら買うべき作品でしょう！
おススメ度・・・★★★★