哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

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PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL 思い出の名盤・名曲

思い出の北欧メタル名盤:その①

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ちょっと前に、80年代に活動していたスウェーデンのSPELLBOUNDのことをちょっと書いたんですけど、

今週聴いたもの:2020年9月17日~9月23日最も

それ以来折にふれていわゆる「北欧メタル」を聴きなおしています。

フィンランドやスウェーデンなどの「北欧」は、いまやメタルのメッカ、最もメタルが盛んで最もハイクオリティなバンドが最もたくさん出てくる地域になりましたね。古典的なハード・ロックからゴシックメタル、メロディック・デスメタルやブラックメタルに至るまで、さまざまなタイプのバンドが彼の地から世界に進出しています。

私がメタルにふれはじめた80年代前半のころは、「北欧メタル」といえば、EUROPEやTNTなどのような、抒情的でちょっとポップな、透明感のあるハード・ロック系のサウンドのバンドをさしていましたね。そのへんの作品を聴きなおすと、その哀愁のメロディに若いころの美しい(私にはあまりないけど)想い出がよみがえってくるのです。

今回からしばらく、私が中高生のころに聴いて感化された「北欧メタル」の名作についてちょっとづつ書いていくことにします。

1記事に2作品くらいを簡単に。

SILVER MOUNTAIN「SHAKIN' BRAINS」

私がはじめてふれた「北欧メタル」はなんだったか。思い出せないのですが、たぶんこのへんだったんじゃないか、というところから。

まずはスウェーデンのSILVER MOUNTAINの1stアルバム、1983年の「SHAKIN'BRAINS」。

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これは友達がカセットテープにダビングしたものを貸してくれて聴きました。

はじめて「1789」を聴いたときはもうほんとにブッ飛んだ。イントロのフレーズのカッコよさに一発で引き込まれました。

当時は無知なガキだったので、「1789」という曲名をみても「フランス革命がモチーフの曲なんだな」とはわからなかったし、ギターソロに挿入された「ラ・マルセイエーズ」のフレーズも、それであるとは知らなかった。

しかしそんなガキであってもはっきりとわかったのは、とにかく理屈抜きでメチャメチャカッコいい、ということ。

のちにギターを手に入れてから、マネしようと一生懸命練習した曲。どこまでも客観的に言うならヴォーカルのドヘタさ加減は相当なもんだと感じますけど、当時は(ていうか今も。逆に、このアルバム収録の曲はこのヴォーカルじゃなきゃダメだ、と思うくらい)全然気にならなかった。カッコいいんだからそれでいいのです。

2曲目「Aftermath」も胸に迫る歌メロと火花の散るようなギターとキーボードのソロのバトルが最高。3曲目「Always」の泣きのソロもグッとくるものがあるし。

それに私的には、メタルらしいアグレッシヴさが全編にあふれていたことが好きになった理由のひとつでもありました。「Vikings」なんて相当に騒がしい曲だし。アグレッシヴでスピードがあって、しかも胸に迫ってくる哀愁のメロディが満載・・・ときて、ヴォーカルがヘナチョコでドラムもちょっと危なっかしいこと以外には文句をつけるところがない名作中の名作といえるでしょう。

このあと、ドラムとキーボードがイングヴェイ・マルムスティーンに引き抜かれたりして、メンバー・チェンジをしてアルバムを出したりしましたが、いずれもこのアルバムを超えるものではなかったと思います。

いちど解散して、このアルバムと同じメンバーで出した「BREAKIN' CHAINS」(2001年)はかなり良いデキでしたが、80年代北欧メタルのノスタルジーに浸れる、という点と、遮二無二突っ走る若さ溢れる勢いがある・・・という点で、私がたまに聴きたくなるのはやはり「SHAKIN' BRAINS」アルバム。

YNGWIE J.MALMSTEEN'S RISING FORCE「MARCHING OUT」

そのSILVER MOUNTAINのイェンス・ヨハンソン(key)とアンダース・ヨハンソン(ds)は、イングヴェイ・マルムスティーンに誘われて彼のバンドRISING FORCEへ。オリジナル・アルバムでは「RISING FORCE」「MARCHING OUT」「TRILOGY」「ODYSSEY」でプレイしています。

そのなかで私が最も好きなのが、1985年の「MARCHING OUT」。

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ヨハンソン兄弟が参加した作品はどれも素晴らしいものでしたが、個人的にこのアルバムは別格。というのは、このアルバムはイングヴェイの作品中で最も「ヘヴィ・メタル」然とした作品だから。


↑MVのデキはイマイチだけど曲はもう最高。

哀愁あふれるイントロと歌メロが超印象的な「Don't Let It End」や、キーボードとギターのすさまじいバトルが聴ける勇壮なメタル曲「Angish And Fear」、ドラマティックで壮大な「I Am A Viking」など、名曲がそろい踏みしている凄いアルバム。歌う人間の都合などいっさい考えずに書かれたとしか思えない、歌唱難易度の高そうな歌メロをカッコよく歌い上げちゃってるジェフ・スコット・ソートも凄い。モコモコした音質が気になる、という声もあるようですが、それはそれでいい雰囲気を醸し出している。

イングヴェイの音楽を「メタル」と呼ぶことはためらわれますけど、この作品にかぎっていえば「北欧メタルの名盤」とカテゴライズしても差し支えないんじゃないでしょうか。

 

といった感じで、「北欧メタル」の思い出の名盤を今後少しづつ書いていこうと思っています。

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