財務省の事務次官のセクハラ疑惑が話題になっていますね。
一部では音声データはねつ造だとか、でっちあげではとか
いう声も上がっていますが、
どっちにしろ本人の脇が甘いからこんなことになるんであって
(声を繋ぎ合わされたにしろ、そういう発言を誰かが聴いているところでベラベラとしちゃってる、ということでしょう)、
そういうマヌケを次官にしてる時点で大臣はなにやってんの、ということになるし、
財務省は組織として終わってるんじゃないのか。
アタマがいいか悪いということと、人間性が立派かどうかということにはまったく関係がない、
ということがよくわかるし、人は権力を持つとバカになるものだ、ということもわかりますね。
それはともかく、今回のNHK「うたコン」、
テーマは、「リズムにのって!心躍る昭和歌謡」。
出演は、
石井竜也,市川由紀乃,井上芳雄,NMB48,荻野目洋子,工藤あやの,島津亜矢,辰巳ゆうと,中澤卓也,橋幸夫,羽山みずき,杜このみ,山内恵介,山本リンダ。
「昭和歌謡」というくくりは幅が広いが・・・
「昭和歌謡」って最近流行っているようですね。
私は「ザ・ベストテン世代」ともいうべき年齢で、
昭和時代にはピンク・レディーや松田聖子などの曲を聴いた世代ですが、
これは百人のオトナがいたら百通りの「昭和歌謡」があるわけで、
「昭和歌謡」って、便利な言葉であると同時に曖昧、よくわかんない言葉でもありますね。
今回は「リズムに乗って」ということで、出演者の顔ぶれもみると
どんな曲をやるか予想がつきましたが・・・
今回は以下のような内容でした。古い曲が多かったですね。
フォーリーブスの曲は予想の範囲外でなかなかよかったし、荻野目洋子がいつものあの曲じゃなかったのもよかった。
「星のフラメンコ」・・井上芳雄&山内惠介
「東京ドドンパ娘」・・市川由紀乃&NMB48
「お祭りマンボ」・・・杜このみ&島津亜矢
「恋のメキシカン・ロック」・・橋幸夫&全員
「狙いうち」・・・・・山本リンダ
「涙の太陽」・・・・・工藤あやの&市川由紀乃&羽山みずき&山本彩
「新しい冒険」・・・・山内惠介&辰巳ゆうと&井上芳雄&中澤卓也
「コーヒー・ルンバ」・・荻野目洋子
「道」・・・・・・・・島津亜矢
「さらせ冬の嵐」・・・山内惠介
「神器」・・・・・・・石井竜也
「欲望者」・・・・・・NMB48
「さらせ冬の嵐」はカッコいい曲。だが・・・
山内惠介は登場するたびに大声援を受けていましたね。
「歌謡コンサート」時代に何度か観覧に行ったとき、
氷川きよしが登場するときに起こる大声援にビックリしたのですが、
それに近い雰囲気を感じますね。
で、新曲の「さらせ冬の嵐」。作曲は彼の師匠である水森英夫氏。
あまり期待してなかったですが・・・これがカッコいい曲。
しかし・・・
どうも私は彼のドライな声と歌唱には心を揺さぶられない。
これは好みの問題なのでしょうがない・・のかな?
なんかどんな曲でもニコニコしながら歌っているように見えるカオのせいなのかも。
重みを感じないんですよね。
「冬枯れのヴィオラ」とかもものすごくいい曲なんですけど、
他の人が歌ったらもっと感動的になりそうだな~と思っちゃう。
人気のある演歌歌手が増えてくれるのはいいことだと思いますが、
ジメッとしたエモーショナルな歌唱を聴きたい私としては、
彼よりも売れてほしい人がほかにいっぱいいるのです。
羽山みずきのブレイクはいつだ!?
少しづつ知名度が上がってきている羽山みずきが出演。
同じ山形出身の工藤あやのと同様に
出番が1曲だけだったのは残念でした
(杜このみも1曲だけ!)。
まあ、現時点での実績から言えば
ちょこっとしか出番がないのはしょうがないのかな。
2016年にデビューしたばっかり、
最新シングル「酒田カモメ唄」は3枚目のシングル。
曲自体はそんなに凄い曲だとは思わないけれど、
透き通っていてやさしく素朴な感じなのに、
知らずに聞いたらもっとトシのいってる人が歌っていると感じそうな深みもある声がイイですね。
しかもおそろしく美人ときていて、人気が出ないわけがない。
デビューが先である工藤あやのもうかうかしていられないのでは・・・。
いい曲さえあれば、数年後にはこの番組の常連になることは確実でしょう。
こういう有望な人を今回みたいに「大勢のなかの一部」という使い方をするNHKはまさに愚かの極み。
今回は将来有望な女性歌手がたくさん出ていたのに
みんなちょこっとだけしか出なくて残念でした。
杜このみが「函館夜景」をやってくれないかな~と期待してたのに
(「函館夜景」はマジでカッコいい。なぜ、ラジオで流れるのは「くちなし雨情」ばっかりなんでしょうか)。
今回のメンバーが豪華だったぶん、来週は私的には期待度の低いキャスト。
椎名佐千子に期待かな。