BS朝日水曜よる7時に放映されている、
演歌・歌謡界の至宝、超天才作曲家の弦哲也先生が登場!
この番組は初めて見たのですが、
今回はその感想を。
番組の司会は五木ひろし。
トークの面白さはおなじみですが、
この番組ではあんまりそういうのないんですね。
あくまでも歌を中心に、サクサクと番組がすすんでいきます。
曲目はこんな感じでした。
番組前半は五木ひろしがチョイスするという「五木の10曲」。
「春が来た」・・・・・・天童よしみ
「歩」・・・・・・・・・小金沢昇二
「ある女の詩」・・・・・ 島津悦子
「花挽歌」・・・・・・・香西かおり
「東京ららばい」 ・・・・クミコ
「ガキの頃のように」・・堀内孝雄
「豊後水道」・・・・・・川中美幸
「アケミという名で十八で」・・千昌夫
「大勝負」・・・・・・・水前寺清子
「哀恋記」 ・・・・・・・五木ひろし
番組後半は「TRIBUTE TIME」。各回1アーティストをピックアップして特集するコーナー。
ここに我らが弦哲也先生が登場。以下「天城越え」まですべて先生の曲ですね。
「北の旅人」・・・・・・・堀内孝雄
「夫婦みち」・・・・・・・香西かおり
「男の夜明け」・・・・・・天童よしみ
「日本人だね演歌だね」・・水前寺清子&千昌夫&全員
「深川情話」・・・・・・・島津悦子
「おゆき」・・・・・・・・小金沢昇司
「ふたり酒」・・・・・・・川中美幸
「人生かくれんぼ」 ・・・・五木ひろし
「天城越え」・・・・・・・・弦哲也
最後に新しい曲を2曲と、弦先生の名曲「二輪草」。
「酒暦」・・・・・・・・・・香西かおり
「きずな橋」・・・・・・・・天童よしみ
「二輪草」・・・・・・・・・五木ひろし&川中美幸&弦哲也&全員
弦哲也先生の特集部分は「TRIBUTE」ということで、、
先生の名曲を出演歌手が歌う、という構成。
先生みずからが歌ったのは「天城越え」のみだったのが
ちょっと残念でもありましたが、
ふだん聴けないような曲と歌手の組み合わせもあり、
なかなか楽しめました。
川中美幸が弦先生の傍で「ふたり酒」を熱唱
各歌手が座っている先生の傍でその名曲を歌う・・という内容でした。
川中美幸は「ふたり酒」を歌い、感極まって涙。弦先生も涙。
「ふたり酒」は昭和55年発表の、
川中美幸の出世作であると同時に最大のヒット曲
(100万枚も売れたらしいですよ。いまの感覚では考えられませんね)。
そして、弦先生にとってもその大ヒットによって貧乏生活から抜け出し
作曲家として名が知れるようになった作品・・・
ということで、ふたりにとってはとても特別な曲なのでしょう。
私は夫婦演歌、しあわせ演歌は基本的に好きじゃないんですけど、
そういう歴史を思いながら「ふたり酒」を聴くと、
なんともいえない感動が沸き上がってきますね。
「夫婦みち」はオリジナルが至高
1996年のNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」のなかで
河合美智子が「オーロラ輝子」として歌ったのが
「夫婦みち」。こちらもミリオンに届く勢いで売れた曲ですね。
シングルも↓のアルバムも廃盤になっちゃってます。再発しろ!
今回は香西かおりが歌いました。
しかし・・・この曲はやはりオリジナルが最もいい。
香西かおりの歌唱がイマイチだった
(最近調子悪いんですかね。すぐフラットするし声は出ないし)
から言うわけじゃないけれど、
オーロラ輝子のあの声あの歌唱が、
「人生晴れたり曇ったり」を「笑顔でたえる」浪花の女の
つらさ哀しさを表現するのには最もピッタリくる、と感じます。
最後は全員で「二輪草」。
弦先生の名曲を堪能できて満足でした。
「天城越え」は先生の弾き語りが最高なので、伴奏はいらなかったかな。
実はこの番組に続いて、
「昭和偉人伝」という番組があって、
そこでも弦哲也先生の特集だったようなんですが、
私は気づかず見逃してしまいました
(「日本の名曲」も、テイチクレコードの弦先生のページで知って録画してチェック。そこには「昭和偉人伝」のことが書いてなかったので気が付かなかった)。
もっとアンテナを密に張り巡らせておかなくては・・・
と反省しつつ、今回はこのへんにしておきます。