昨日の参議院予算委員会、ひどかったですねえ。
岸田首相もヒドかったが瀬戸際大臣、いやもとい山際大臣はまさにサイテーサイアク。旧統一教会との接点についてなにを訊かれても「記憶にない」。「写真に写ってるんですけどこれも記憶にない?」と訊かれて「ございません!」。さらに極め付きが「これから何か新しい事実が様々なことで出てくる可能性がある」とか言ってまだまだなにか隠していることを自分で予告する始末。「覚えてないからなにが出てくるかわからない」って理屈なんだろうけど、気が狂ってるとしか言いようがない。ひょっとしてロッキードのときの小佐野賢治みたいな(彼の名言は「記憶にございません」)歴史に残る虚言を残そうとしてわざと言ってるのか。
もうヤケクソになってあんなこと言ってる可能性もありますけど、山際も岸田も、あの質問者を小バカにしたような態度をテレビで国民が見ている、っていうことを忘れていんじゃないのか。国民がみていることをしっかり認識していてあれをやってるんだとすればもっと悪質。つまり「どんなヒドいイデタラメを言おうとも、時間がたてば逃げ切れる。国民はすぐ忘れるバカばっかりだから」とナメているということだ。それしか考えられないでしょ。それ以外にあんな態度とれる理屈がある?まともな神経ならあんなことできないでしょ。だからといって甘利みたいに急に「睡眠障害」とかになって逃げられても困りますけどねえ。
刑事事件の被告であれば自分に不利な真実を言わない権利があるけれども、こいつらがしゃべってる場所は国会ですよ。こんなウソデタラメを言って平気の平左の奴らをいつまでのさばらせておく気ですか? 大相撲の朝乃山が協会にウソついて6場所も出場停止になったときは「ウソついたからそれくらい当然だよね」とみんな言ったし(私はあれはヒドイ処分だったと思ってますけど)、先日も書いたようにイギリスのジョンソン首相もウソを追及されて辞任に追い込まれたのに、どうして日本国民は自民党の奴らのウソはスルーしちゃうんだろう。この山際よりももっとヒドイウソを国会で100回以上も吐いた安倍を「国葬にふさわしい」とか言う国民が半分近くもいたくらいの、奴隷のような国民性だから仕方がないのか。山際は「そんな事実はない!」って言うとウソになっちゃうから「記憶にない」と言い張ってるんだろうけど、「記憶にない」っていうこと自体が明らかなウソなわけでしょ。ほんとどうしようもなくゴミすぎる。よく恥ずかしくならないよね。自民党の奴らには「恥」という概念は存在しないってのは知っていたが・・・。自分の職場や身近にこんなのがいたらみんな「信用できない奴だ!ウソつきだ!」となって重要な仕事なんかやらせないでクビにするでしょ? そのはずなのになぜ政治家が相手だとそうしないの?選挙で落とせばいいだけなのに。
こいつらがゴミ並みの虚言を吐いて時間をつぶしてる予算委をやるのだって税金がかかっている。いまだに自民党を支持してる人たちはこんな茶番をみせられてもまだ「消去法で自民党」とかいう寝言を言うつもりですか?まっさきに消去すべきでしょ。虚言癖、都合のわるいことだけを忘れる若年性認知症、どうしても逃げたくなったらタイミングよく睡眠障害。そんな珍しいビョーキの人たちが集っているのが自民党という集団ですよ。
SACRED REICH「SURF NICARAGUA」
80年代から活動するUSアリゾナ出身のスラッシュ・メタルバンド、SACRED REICHのミニアルバム。1988年作。
1st「IGNORANCE」、2nd「THE AMERICAN WAY」は当時大好きで聴きまくった素晴らしいバンド。これはその2枚のあいだに発表されたもの。CD持ってなかったので買いました。私が買ったCDは、1986年のデモ音源やメタルブレイドの名作コンピレーション「METAL MASSACREⅢ」に収録されたバージョンの「Ignorance」などがボーナスで入ってるエディション。
う~ん、カッコいい。3作目以降は(つまらなくなってからの)METALLICAみたいになっちゃって好きじゃなかったけど、このころはとても刺激的なスラッシュ・メタルをやってたんだなあ。フィル・リンドの男くさい歌唱も最高。この路線を頑固に続けていたら良かったのに。
ちなみにボーナスのデモはいかにもデモっていうクオリティで、熱心なファン以外には必要ないかな、っていう感じ。
おススメ度・・・★★★★
NATTEFROST「TERRORIST(NEKRONAUT PT.1)」
ノルウェーのブラックメタラー、NATTEFROSTさんによるソロアルバム(っていう位置づけでいいのかな?)2作目。2005年。
暗黒のプリミティヴ・ブラックメタルを予想して聴いたけど、サウンドは意外とまとも。リフもヴォーカルもキャッチーでさえある曲もあったりして、オールドスクールなブラック・メタルと言っていいかもしれない。
それはいいんだけど、ブックレットの写真といい、曲名といい、オシッコする音(?)だけの曲といい、おゲレツがすぎるところがちょっとついていけないかなあ。まあVENOMとかも同じようなもんだったけど、そっち系の下品さは個人的にはいらない。
しかし、いろんな意味で徹底的にマッドながらも曲はけっこうカッコいいのもあってまともに聴ける。ほかの作品もチェックしてみたい、という気にはなりました。
おススメ度・・・★★★☆
THREE「THE END IS BEGUN」
USのプログレッシヴ・ロックバンド、THREEの5作目?2007年作。
このバンド知らなかったので、あのUKの超有名プログレッシヴロックバンド、EL&Pのメンバーがやってた「3」と混同。全然違った。ややこしいからこういうバンド名は勘弁してほしい。
ヘヴィなディストーションをほどこしたギターリフも出てくるものの、メタル色は薄い。曲のバラエティは非常に多彩で、スペーシーでドラマティックな曲や、まさにEL&Pを想起させるレトロなプログレ曲もあったり。
演奏はかなりテクニカルではあるけれど、プログレッシヴを名乗るメタル系バンドにありがちなテクニックをひけらかしてドヤアみたいな印象はあまり受けない。やたら長い曲もないし。何度も言ってるように私自身はプログレッシヴ系は基本好きじゃないんですけど、これはなかなか楽しめました。歌メロをちゃんと大事にしてるのがイイ。4曲目みたいに胸に迫ってくる歌メロをきちんと聴かせる曲がもっといっぱいあったらもっと良かったなあ~。
久しぶりに「これだからプログレッシヴなんちゃらは嫌なんだよ!」とブン投げることなく聴けた作品。ほかのアルバムも聴いてみよう。
おススメ度・・・★★★★