さる10月2日、作詞家の仁井谷俊也氏がお亡くなりになっていた、
という報道をみました。→作詞家の仁井谷俊也さん死去
ええぇ!?・・・・最近もたくさん新しい曲を書いていたじゃないか・・・
福田こうへいの「道ひとすじ」とか、川野夏美の「オホーツク海岸」とか。
報道にはなぜ急に、ということが書いてありませんでしたが・・・
その名作を一部紹介
仁井谷氏に関しては、いろんな歌をきいているとよくみる名前、
という程度の認識しかありませんでしたので
深い内容は書けないんですけど、
その作品の曲名をみていると凄い名曲が多数あって、
すばらしい功績を遺した方なんだな・・・と思います。
個人的に好きな曲をならべてみると、
「女の哀愁」(大月みやこ)
「佐渡の夕笛」(丘みどり)
「悲別~かなしべつ~」(川野夏美)
「古里はいいもんだ・・・」(新沼謙治)
「北の出世船」(福田こうへい)
「安芸の宮島」(水森かおり)
ほんの一部をピックアップしてもズラズラ出てきますね。
しかしそのなかでも最も好きなのは、
長山洋子の「蜩」ですかね。
長山洋子の演歌歌手としての出世作。
叶わない恋のどうしようもない切なさ苦しさがとても重たく、
私などは「いのちを燃やす 季節はみじかい」ということばに
人生の虚しさを徹底的に感じてしまい、苦しくなります。
イントロのカッコよさだけで卒倒しそうになる超絶名曲。
さらにもう一曲。
先日みにいった「水森かおり ふれあいコンサート」で「かおり!!」と叫んできた、
水森かおりの「倖せに寄り添って」。
人生がながくなれななるほど味わい深くなりそうな歌詞ですね。
独り者の私でも、この曲をきくと
「もうちょっとがんばってみるか・・・」と思います。
訃報に接するのはつらい
名前とその功績しか知らないような人でも、
訃報に接するのはつらいものです。
仁井谷氏は69歳だったそうで、そういう比較的若い人の訃報をきくと
「いま元気でも明日はわからない」という人生の不安定さ、虚しさを実感してしまい、
気持ちが後ろ向きになります。
そのすばらしい功績をたたえるとともに、ご冥福をお祈りいたします。