先週の記事で話題にした日大アメフト部の悪質タックル事件。
騒ぎはいっこうに終息する気配がありませんね。
もっともこのまま終わっては日大の部員は(加害選手以外も)あまりに気の毒というもので、
ここはやはり前監督が非を認め謝罪し、
ちょっとくらい男らしいところをみせてほしい。
彼といい政治家といい官僚といい、
人をバカにしてるとしか言いようのないウソや詭弁をならべる人間をみるのはもうおなかいっぱいです。
で、今回の「うたコン」は、「初夏 心さわやか元気うた」。
出演は、AKB48,坂本冬美,島津亜矢,シルヴィ・バルタン,V6,前川清,森高千里。
今回は出演者が少ないですね。
ものすごく低調。観覧に行った人たちは「ハズレ回に当たっちゃった」と思ったのでは。
今回は以下のような内容でした。
「愛なんだ」・・・・・・V6
「365日の紙飛行機」・・AKB48
「あばれ太鼓」・・・・・坂本冬美
「ララ サンシャイン」・・森高千里
「川の流れのように」・・島津亜矢
「アイドルを探せ」・・・シルヴィ・バルタン
「あなたのとりこ」・・・シルヴィ・バルタン
「初恋 Love in fall」・・前川清
「Crazy Rays」・・・・・V6
「Teacher Teacher」・・・AKB48
アイドル系(40すぎたオッサンたちをもアイドルと呼ぶのは抵抗があるけれど)に
尺をとったおかげもあり非常に低調な内容に。
アイドル系だろうが曲がよければいいけど
まさに耳の右から左に流れて出ていくような
毒にも薬にもならないつまらない曲ばっかり。
せっかくハガキが当たってNHK大阪ホールへ観覧に
(わざわざ遠いところから行った人もいただろうに!)
行ったオトナのお客さんは「ハズレ回に当たっちゃった・・・」と思ったのでは。
終わってから島津亜矢あたりが3曲くらい歌ってくれないと
(「歌謡コンサート」時代は、番組終了後サービスで歌ってくれる歌手が3人くらいいるのがならいでしたが、いまもそうかな?)
納得できないんじゃないの、というくらい。
これ言ったら怒られる?
5月29日は美空ひばりの誕生日だそうで、
それにちなんでいろんな映像が流れ、
島津亜矢が「川の流れのように」を歌唱。
島津亜矢の歌唱が素晴らしいのはもはや当たり前なのでいいとして・・・
やれ命日だ、誕生日だ、というたびに
美空ひばりをとりあげ、だれかにカバーを歌わせるというのをみるのは、
はっきり言わせてもらうともう飽きた。
美空ひばりが不世出の偉大な歌手であるというのは
もちろん私も異論はないけれども、
島津亜矢や市川由紀乃みたいな素晴らしい歌手に
紅白で美空ひばりのカバーをやらせるという愚行に走ったこともあったし、
NHKはなにかというと美空ひばりを引っぱり出しすぎじゃないの。
なにかそうせざるをえない理由でもあるんでしょうか。
アドリブが入り込む余裕がないからトークがつまらない
公演のために来日中のシルヴィ・バルタンが出演、
往年の名曲を披露しました。
それ自体には私自身べつにどうとも思わなかったですが、
そのシルヴィ・バルタンが
小郷アナに「歌のご準備をお願いします」
と言われているにも関わらず
二言三言と言いたいことを言おうとして、
時間が気になる小郷アナがなんとか早く話を切り上げてもらおうとする場面が。
生放送なのでしょうがないんだろうし、小郷アナが悪いわけじゃないけど、
アドリブが入る余地がまったくない
キツキツの構成にしてるからこんなことになるのでは。
一言一句きまった内容になっていて、
それを崩すことは許されないから、
トーク部分はいつもギクシャクしている。
金曜15:00ころからたまにやっている
「ごごウタ」のトークがめちゃめちゃ面白くて、
この番組のトークがまったく面白くないのは、
「ごごウタ」の司会の小堺一機が凄いから、というだけでなく、
こういった部分にも原因があるんではないか。
まあ、歌がよければそんなことは些細なことですが、
今回はその歌がイマイチだったので文句も多くなります。
今回よかったのは
森高千里の美脚くらいか。
AKBもやたらに脚をみせていたけれどああいう見せ方は品がない。
NHKは、今回合唱に参加した学生さんたちが超ミニスカで来たら「ダメ」と言うだろうに、
あの衣装を「下品」と思う感性はないのか。
ああ、あと、前川清の新曲はよかったです。
「人生の秋に・・」というフレーズは
あまりにも切なく哀しくて聴くのがつらい。
それがいいんですけどね。
来週に期待しましょう。