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令和5年11月19日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

両親の自殺を手助けしたとして逮捕・起訴されていた歌舞伎役者・市川猿之助。

先日東京地裁が出した判決は、驚くべきことに「懲役3年・執行猶予5年」という異常に軽い有罪判決でした。これはもう「歌舞伎びいきの政治家が司法に圧力をかけたりしたのでは?」っていうくらいのい軽さじゃないですか?

市川猿之助被告 懲役3年 執行猶予5年の有罪判決 東京地裁

そこまで司法が腐っているとは思いたくないけれども、通常の殺人ならふたり殺せば相場は死刑、情状酌量する余地があって無期とか25年とか30年とかになるのにこの判決は・・・。「自殺を手助けしただけ」ってのが仮にほんとうのことであったとしても、故意にふたりも殺した人間が執行猶予ってのは、どう考えてもおかしいんじゃないか。アクセルとブレーキを間違えただけ、っていう完全な過失であっても結果が重大なら長期の禁錮刑間違いなしなのに。しかも彼の場合はそもそもの原因は自分自身のゴミみたいな不祥事ですからね。もし被告がこいつでなかったならおそらく、「身勝手な理由で親に自殺を選択させた」として「結果と責任は重大」とか言われて長期の実刑になったんじゃないか。

そもそもこれは「自殺ほう助」じゃなくて「殺人」、それがムリならせいぜい「嘱託殺人」とか「同意殺人」じゃないのか。両親が自殺を望んだ証拠なんてひとつもないんだし。

彼の場合は言ってることもやったことも最初から不自然そのものですしね。自分の不祥事が世に出るからって、親子3人で「死んで生まれ変わろう」ってなるかぁ?そんな供述は検察や裁判所は「不自然すぎる。ほんとうのことを言いなさい」って一蹴するべきではなかったか。「ドラえもんがなんとかしてくれると思った」ってのと同じくらい不自然じゃないか。

地裁は執行猶予にした理由として「刑事責任を軽く見ることはできないが、二度と犯罪をしないことを誓っている」などとぬかしていたらしいけれども、いやいやいやバカじゃねえの。そんなセリフはすべての犯罪者が同じように言うことだろ。親族に睡眠薬飲ませて殺すとか、そんなこと二度もやられてたまるかっての。もはや茶番というしかない判決。あまりにおかしい。なにか理由があるはず。

私の亡父は病気で寝たきりになってから、その辛さに治療を拒否して「はやく楽に死なせてくれ」と私に言ったことがあります。そのときのことを思い出すといまでも呼吸が苦しくなるんですが、そこで私が「自殺したいのかい?」と訊いて「うん」と言わせて、「わかった準備してやる」と言って睡眠薬飲ませて殺したら、それは「自殺ほう助」として刑務所いかずに済んだんだろうか。そう考えると、この判決は介護で苦しんでる人たちに完全犯罪の手本を示したことにならないか。猿之助みたいに「自殺したいって言ってたんです!」って言えば殺人ではなく自殺ほう助と認めてくれるなら、この方法を選ぶ人が続出するんじゃないの? それで自分が楽になれるとわかっていても「いやいやそんなことはしてはいけない」と思いとどまって頑張ってる人がバカをみることに。週刊誌に醜聞が出るくらいのことで「失意のどん底」? バカ言うんじゃないよ、っていうのがふつうの感覚じゃないか。

介護疲れで結果として殺人を犯しても長期の懲役に行かされる人もいるのに、彼は自分の不祥事のせいで両親に自殺という手段を選ばせ(そんなはずはないと思うけど)それを積極的に手伝った結果執行猶予、5年おとなしくしてれば無罪放免。あまりに理不尽。

裁判所がよく言う「社会通念に照らし合わせ」てみれば、ムスコのくだらない不祥事が週刊誌に載るからって「家族みんなで死のうということになった」なんていう言い訳は「嘘つくならもっとマシな嘘つけや」っていうくらいのものじゃないだろうか。なんでそんな供述をみんなで信じちゃってるんだろう。

まあ両親が自殺を望まなかったという証拠がないから殺人にはできなかったんでしょう。そのかわり両親が自殺を望んだという証拠もないんだけど。証拠がない以上、「疑わしきは被告人の利益に」という原則にしたがえば妥当な判決と言えるわけか。しかしなんとも釈然としない。

「やったことは身勝手そのもの!死ぬならお前ひとりで死ねよ!」 という声がわき上がってこないのはなぜなのか。介護殺人が起こるたびに、「どんな理由があっても殺してはいけない」とかいうクソの役にも立たない正論を吐くテレビのコメンテーターみたいな奴らは、なぜ「自分が自殺するって言ったら両親も一緒に自殺するって言った?いやいやいやそれは止めろよ。自分の不祥事でなんで親が死ぬ必要があるんだよ。ウソつくな」と言わないのか。「てめえのケツはてめえで拭けよ」と言わないのか。

結果として両親に死んでもらったおかげで自分の不祥事はまったく話題にされなかったですもんね。それを狙ったんじゃないかというのは穿ちすぎ?だとしてもあまりにおぞましい事件じゃないか。私はなんでも厳罰っていう流れには反対ですが、この事件はどう考えても実刑が妥当だったのでは。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、茨城県水戸市での公開収録。

出演は、

千昌夫、大川栄策、小柳ルミ子、服部浩子、神野美伽、永井裕子、竹島宏、谷島明世、半﨑良子、木川尚紀。

大御所の凄みに震えることができるのもこの番組の魅力!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「お久しぶりね」・・・小柳ルミ子

「小島通いの郵便船」・・大川栄策

「あなたにあげる」・・永井裕子

「幸せな結末」・・・・竹島宏

「千恵っ子よされ」・・谷島明世

「女のねがい」・・・・木川尚紀

「夜がわらっている」・・服部浩子

「劇場」・・・・・・・神野美伽

「味噌汁の詩」・・・・千昌夫

「大利根月夜」・・・・大川栄策

「夢先案内人」・・・・半﨑美子

「旅の宿」・・・・・・・神野美伽

「今夜月の見える丘に」・・竹島宏

「青い月の恋」・・・・・千昌夫

「湯の町エレジー」・・・木川尚紀

「誰か故郷を想わざる」・・谷島明世

「酒は涙か溜息か」・・・神野美伽

「人生の並木道」・・・・大川栄策

「男と女のはしご酒」・・永井裕子&竹島宏&木川尚紀

「新宿そだち」・・・・・千昌夫&谷島明世

「瀬戸の花嫁」・・・・・小柳ルミ子

「男船」・・・・・・・・神野美伽

「さざんかの宿」・・・・大川栄策

「津軽平野」・・・・・・千昌夫

「雪の消印」・・・・・・半﨑美子

「ほろ苦酒」・・・・・・永井裕子

「鏡の花」・・・・・・・服部浩子

 

茨城県水戸市での公開収録ということで、番組中に納豆の話題が出ていましたね。お茶漬けに入れるとか卵焼きに入れるとか。私も納豆大好きでいろんなものに入れて食べます。個人的にはカレーに入れるのが好き。ついでに、発酵学者の小泉武夫先生の「納豆の快楽」は役立つうえに面白すぎる、納豆好きなら絶対に読むべき私の愛読書なのでここに貼っておきます。どこかの記事で前にも貼ったかな?

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小柳ルミ子は見るたびにガリガリになっていく気がする。大丈夫なのか。「大食いしても太らない」と言ってるのをどこかで見た覚えがあるけど、病気があるんじゃないかと心配になっちゃう。

番組の内容はいつもどおり、実力のある人がいっぱい出て名曲を歌っていたからとくに文句はなし。ひとつだけ、竹島宏の「今夜月の見える丘に」はちょっとイマイチだったというか、オリジナルのほうの歌唱があまりに個性的かつパワフルすぎるから、比較しちゃうとどうしても・・・。いや竹島宏に文句があるわけじゃなくて、彼にはこのテの曲は似合わない気がする、というだけ。パワーで押すタイプではない優男的イケメン声の竹島の歌唱に合うようにアレンジしてほしかった。

それはともかく、人間国宝級の名人・大川栄策がその最大の名曲「さざんかの宿」を聴かせてくれただけですべてokだったし、千昌夫も年齢による衰えを感じさせないパフォーマンスで、若造が束になっても太刀打ちできない凄みをみせてくれててよかった。さすがだ。

 

といったところで今回はこれくらいで。来週は再放送回。

令和4年2月6日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

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