酒類などの飲料大手のサントリーが、安倍元首相が税金でやってたファン感謝祭「桜を見る会」の前夜祭に酒を無料で提供してた、しかも3年間も、というのを日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」がすっぱ抜いたそうですね。
法的には企業は政治家個人への寄附はできないことになっていて、違法となる可能性があるらしい。
この報道をみて「まだそれやってんの」とか言う人もいるようですが、そんなふうになんでもすぐに忘れるおめでたい人が多いから詐欺師みたいな政治家が調子に乗るんですよ。それに、「まだそれやってるのか」ではなく、「まだ疑惑が出てくるのか!」というのが正しい。どれだけドロドロに真っ黒なんだろう。そんな人間が「まだ俺を忘れんな!」とばかりに「防衛費増額」とかぬかして自己主張してる。あんたなんぞお呼びじゃないよ。それに金額ありきでものを言うだけでそのカネでなにをするべきなのか具体的なことはまったく言わないのは、つまるところ何も考えてなくて、とにかくカネを使うようにすれば「お友達」がもうかるからなんでしょうね。あまりに醜悪。吐き気がしてくる。
「お友達」といえば、サントリーの現経営者が安倍政権下で経済財政諮問会議の議員になったというのは聞いたことがありましたが、個人的な関係も深かったようですね。そのつながりで無料で酒を出したのか。
えらそうなことぬかしてても陰でやってるのはそんなことなのか。ゴーンとかもそうだったがいわゆる「プロ経営者」ってのには碌なのいない、っていう気が。なにがなんでもとにかく数字を出せばいいとしか考えてなくて、経営理念とかいったものがないからそうなるんでしょうね。こんな奴らが財界を代表しちゃってるんだから日本経済が縮小し続けるのも当たり前なんでしょう。
いずれにしろ、違法なのであれば検察はちゃんと捜査して立件しろ、という話で、違法なのに裁けないとか検察は無能すぎじゃない?という世論が喚起されるべきでしょう。そういう世論が盛り上がれば検察もやらざるを得なくなるかもしれない。
マスコミは阿武町の事件なんかやってる場合じゃないでしょ。安倍がお花見とかに私的につかった税金の額は4,630万どころじゃないはず。しかしサントリーがスポンサーだったりしたらこの問題には手が出せないのか。マスコミも役に立たないね。だからアホな政治家が生き残ってしまう。
そんな奴らのことを書いてると気分が悪くなるのでこのへんにしておいて、今回の「新・BS日本のうた」は、新潟県妙高市での開催。
出演は、千昌夫、川中美幸、新沼謙治、浜博也、岩佐美咲、長山洋子、辰巳ゆうと、朝倉さや、純烈、新☆(SINSEI)敏いとうとハッピー&ブルー。
純烈が中心の構成だったが・・・
今回の曲目は以下のようになっていました。
「夢芝居」・・・・・・純烈
「出世街道」・・・・・川中美幸
「あん時ゃどしゃ降り」・・辰巳ゆうと
「佐渡の恋唄」・・・・朝倉さや
「海雪」・・・・・・・岩佐美咲
「夜明けの停車場」・・浜博也
「北へ帰ろう」・・・・新沼謙治
「千年の古都」・・・・長山洋子
「冬の華」・・・・・・川中美幸
「アキラ」・・・・・・岩佐美咲
「やいま(八重山)」・・千昌夫
「星降る街角」・・・・純烈&新☆敏いとうとハッピー&ブルー
「別れても好きな人」・・川中美幸&新☆敏いとうとハッピー&ブルー
「誰よりも君を愛す」・・朝倉さや&純烈
「逢わずに愛して」・・純烈
「君は心の妻だから」・・浜博也&純烈
「新宿の女」・・・・・長山洋子
「熱海の夜」・・・・・辰巳ゆうと
「銀座の恋の物語」・・岩佐美咲&白川裕二郎
「大阪ろまん」・・・・新沼謙治
「味噌汁の詩」・・・・千昌夫
「昭和パラダイス」・・新☆敏いとうとハッピー&ブルー
「プロポーズ」・・・・純烈
「ふたり酒」・・・・・川中美幸
「ヘッドライト」・・・新沼謙治
「蜩~ひぐらし~」・・長山洋子
「星影のワルツ」・・・千昌夫
ムード歌謡の特集ということで中心となったのは純烈。
小田井涼平が今年いっぱいで脱退するということでその後どうするんだろう。3人でやるのかな。今でさえコーラスにいまいち重厚さが感じられないので、できれば人数増やしたほうがいいと思うんだけど・・・。今回も「ちょっとリハーサル不足では?」と感じる部分があって、もうちょっと頑張ってほしいなあ、という気がしました。
長山洋子が「千年の古都」を歌うのは初めて聴いたかな?この曲は数ある弦哲也先生の曲のなかでも五指に入るくらい好きな曲でして、聴くともう涙が出てきちゃう。まさに千年たっても色あせないであろう名曲ですなあ。
新☆敏いとうとハッピー&ブルーの存在は知りませんでした。昨年に敏いとうを「最高顧問」として結成されたとのこと。昭和の名曲のタイトルで埋め尽くされた第一弾シングル「昭和パラダイス」は曲自体はたいしたことないけどネタとしては面白い。次の曲が昭和テイストかつシリアスで重厚な曲だったら買ってみようかな、という気にさせられます。
川中美幸の45周年記念曲第二弾がカッコいい!
2月に出た川中美幸の45周年記念曲第二弾「冬の華」は、第一弾の「恋情歌」に引き続き弦哲也先生によるもので、この組み合わせならハズレるはずがない、という納得のカッコよさ!
聴く者の感情を力づくで揺さぶりまくる独特のヴィヴラートはいつもながら凄い。これこれ、「ふたり酒」のようなしあわせ演歌もイイが、個人的にはこういう慟哭の哀愁曲こそが彼女の真骨頂だと思ってます。
あと、この記事つくるためにいろいろ見てたら偶然見つけましたが、Spotifyに「川中美幸が歌う 人・うた・心 15曲」として、新曲「冬の華」とボイスコメントを含むプレイリストがあがってました。
https://open.spotify.com/playlist/209mJZj1sU1fL0AOcIarWO?si=1565a9ff282a4a61&nd=1
私もSpotify覚えたてなんですけど→「配信のみでリリース」とかやめて! 、哀愁曲としあわせ演歌がバランスよく配合されたベスト選曲といえるもので、彼女の曲知らないという若い方はまずこれを聴いてみるのがいいかも。「女 泣き砂 日本海」とかを聴けば間違いなく「スゲー!」とひっくり返るはず。
といったところで今回はこのへんで。来週は秋田から「東北演歌まつり」だそうです!