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令和3年8月22日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

史上最多の8人が立候補した横浜市長選は、立憲民主党が推薦していた山中竹春氏が当選確実に。

今回の市長選は「IR(カジノを含む統合型リゾート)」の誘致の是非が争点のひとつだったそうで、現職で今回敗れた林文子氏はIR推進派、勝った山中氏は反対派。

横浜市民の多くはIR誘致に反対だそうで、反対派の候補が勝ったのは必然なんでしょうが、個人的にはIRに反対する理由があまり理解できない。

山中氏がIR誘致を否定する理由はこうだそうです。

「カジノビジネスは既に破綻している。7 割の市民が反対しており、カジノができれば依存症患者が急増し、治安は乱れ、子ども達の教育上も極めて良くない。」(引用元→2021 年横浜市長選挙 公開質問状への候補者の回答)

いやいやいや、「カジノビジネスは破綻している」っていうのはたしかにわかる(法律でがんじがらめに規制される下での日本のカジノに客がいっぱい来るとは思えない)し正しいと思うけれども、「依存症患者が急増し、治安は乱れ、子ども達の教育上も極めて良くない」っていうのは・・・。そんなことが起こると本気で思ってるんだろうか。

「ハマのドン」とか呼ばれてるらしい(誰が呼んでるの?どうせ自称でしょ)おじいちゃんも、ギャンブル依存症は恐ろしいから横浜にばくち場はつくらせない、などと、なるで「横浜は俺のもんだ、俺の許しなしに勝手なことはさせない」と言わんばかりのエラそうな勘違い発言をしていましたが、たかだかIRの一角に小さなカジノができたところで依存症が急増したりしませんよ。横浜にパチンコ店がどれだけあるか知ってるのかな。

子どもの教育?駅前とか、子どもの目につく場所にパチ屋がすでにたくさんあるのに、カジノが横浜のすみっこに1か所できただけで教育に影響する? なにがどう教育に影響するのかまったく想像できないんですけど。それに、住宅地や学校のそばにつくるわけでもあるまい。

こういう現実離れしたことを平気で言えるのは、ギャンブルなんかやったことないし知らないからなんだろうなあ。ギャンブル依存症についてなにか言うなら、とりあえず海物語やジャグラーを打ってからにしたら?

そもそも入場料6,000円もとるカジノに一般庶民が行くわけがない。海外の金持ちに来てほしいんでしょ。そういう人種が依存症になったところで、カネ使ってくれてけっこうなことでしょ。それに、中区の日ノ出町には超デカい場外馬券場があって、その周辺はけっこう汚くて治安が悪そう(十数年前の状況しか見てないから今どうなのかは知らないけど)だけど、そっちはいいのか?

宝くじや競馬などというボッタクリギャンブルについてはな~んにも言わないくせにカジノに対しては「依存症が依存症が」って騒ぐことの矛盾をスルーして「依存症が問題だからIR反対」などとぬかしているような人間の言うことは信用できないと思ったほうがいい。反対、っていったほうが当選確率が高いから「反対」って言っただけなんじゃないの。

ここは政治家が「カジノで依存症が増える」などという妄言を信じちゃってIRに反対する7割の市民に対して「依存症?カジノが1か所できたくらいでそんなもん増えたりしませんよ。すでに横浜にはそこらじゅうにパチ屋や馬券売り場があるじゃないですか」っていうふうに啓蒙しなければならなかった。それを言うと選挙に負けるかも、っていうことであっても、信念をもって市民に語りかける・・という政治家が少ないから、日本は斜陽のままなんだなあ。

「IRを誘致しても横浜市と市民は潤わない」という理由で反対するんならわかるけれども、依存症の拡大とか治安の悪化の懸念を問題にするのはどう考えても間違ってると思うなあ。

 

 

で、今回の「新・BS日本のうた」。その横浜市での無観客開催。

出演は、

大月みやこ、コロッケ、松村和子、和田青児、岩出和也、瀬口侑希、北川裕二、椎名佐千子、花咲ゆき美、中澤卓也、竹村こずえ、望月琉叶。

コロッケのものまねはさすがの面白さだったが・・・

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「君は薔薇より美しい」・・・・中澤卓也

「帰ってこいよ」・・・・・・・松村和子

「恋しているんだもん」・・・・椎名佐千子

「くちなしの花」・・・・・・・北川裕二

「鴎という名の酒場」・・・・・瀬口侑希

「ブランデーグラス」・・・・・岩出和也

「恋の奴隷」・・・・・・・・・奥村チヨ

「命預けます」・・・・・・・・竹村こずえ

「かえり船」・・・・・・・・・・和田青児

「野に咲く花のように」・・・・・花咲ゆき美&中澤卓也

「北の宿から」・・・・・・・・・大月みやこ

「潮騒みなと」・・・・・・・・・椎名佐千子

「約束」・・・・・・・・・・・・中澤卓也

「片恋しぐれ」・・・・・・・・・瀬口侑希

「函館の女」・・・・・・・・・・和田青児&コロッケ

「アンコ椿は恋の花」・・・・・・椎名佐千子&コロッケ

「人生いろいろ」・・・・・・・・瀬口侑希&望月琉叶&椎名佐千子&花咲ゆき美&コロッケ

「面影未練橋」・・・・・・・・・望月琉叶

「惚れたんだよ」・・・・・・・・北川裕二

「昔の名前で出ています」・・・・岩出和也&コロッケ

「想い出ぼろぼろ」・・・・・・・竹村こずえ&コロッケ

「夏の終りのハーモニー」・・・・中澤卓也&コロッケ

「雪窓」・・・・・・・・・・・・花咲ゆき美

「小手毬草」・・・・・・・・・・竹村こずえ

「自分」・・・・・・・・・・・・和田青児

「酒よ」・・・・・・・・・・・・コロッケ

「恋」・・・・・・・・・・・・・コロッケ

「夜雨子」・・・・・・・・・・・岩出和也

「望郷ながれ歌」・・・・・・・・松村和子

「夢のつづきを」・・・・・・・・大月みやこ

 

ものまねの大御所、コロッケが出演。そこで歌手たちにものまねを教える、みたいな企画がありましたが、ちょっとうまくいかなかったのかな~という気が。中澤卓也がギャグじゃなくて一生懸命うまく歌おうとしてる一方でコロッケはもちろんギャグ全開だったり。チグハグな演出に思いました。コロッケの芸はさすがに面白かったですけどね。無観客で「ギャハハ」という声がなくっても、その面白さには影響しない。さすがだ。後半は延々とワンマンショーでよかったんじゃないか。

それから、ひさしぶりに見た気がする岩出和也の長髪にちょっとびっくり。いつからこうなったんだ。男前だから似合ってるけど。私と同世代なのにこの髪の毛の多さは・・・これが全部地毛だったらとてつもなくうらやましい。

Amazon.co.jp 夜雨子

↑新曲もよかったし、「ブランデーグラス」もカッコよかった。もっと出てほしい。

 

といったところで今回はこのへんで。パラリンピックに教育的な意義があるといって児童生徒を観戦に動員するんなら、この番組も以前のように児童生徒をバックの合唱とかで呼ぶべきだと思う今日この頃。他人のスポーツを観戦するより、みんなで努力して合唱するほうが、1000倍も価値のある経験になるはずなのにね。

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