先週、安倍首相の「桜を見る会」問題についてちょっと書きました。
その後の展開をみていると、
首相も官房長官もいちど断言したものをウソがバレたらシレっと翻したりしてて心底ウンザリ。
これが下っ端閣僚だったらとっくに辞任させるか更迭してるだろ。
なんで辞めないの?なんでマスコミは「辞めろ」と大合唱しないの?
この疑惑まみれ、ていうかウソツキ内閣をいまだに擁護している奴らは、どうせ「桜を見る会」でヘラヘラと首相に媚びへつらってうまい汁を吸おうとしていたんでしょう。
アメリカのトランプ政権の高官の辞任は、多くが「こんなバカの下ではまともな仕事はできない」という感じで辞めたように見えますが、
日本の内閣ではそういう辞任劇ってまったくきかないですよね。
たまには「あんなウソツキと仕事したくねえ」とか公言する骨のあるやつはいないのか。
出世とカネのことしか考えてない奴しかいないんだから、そんなこと言い出すはずもないか。
もしまともな奴がいたとしても、自民党はそういう奴は出世できないようになっているわけだ。
菅原や河井は自分たちはあんなにスパっと切られちゃったのに首相がみっともなくウソと言い訳を並べて粘っているのをみてなんとも思わないのか。
首相だってオレ以上に悪いことしてるのになんで辞めねえんだよ!・・とか、なんとか首相を追い落としてオレがのし上がってやる・・とか考えないのかな。
「オレを切った安倍は許さねえ!」とばかりに首相のウソを暴露するくらいのことをする奴はいないのか。
政治家というものは面の皮の厚さが勝負なんだなあ・・・と、
首相や官房長官のツラをみながら吐き気を催しました。
ともかく、首相は告発されたんだから東京地検は徹底的に調べてほしい。
前夜祭の件なんかはホテルの帳簿などを調べりゃあすぐにわかるんじゃないの。
企業や個人の脱税とかだったらそこまで徹底的にやるはずなんだから、その程度のこともやらないなら「検察もクズ」ということになりますね。
「名簿は捨てた」っていうのだって、そんなもん手書きでつくったわけないんだから、内閣府のパソコンを解析すればあっというまにわかるでしょ。
なぜやらないの?
まあいちばんの問題は、自民党の議員なんぞどいつもこいつも大ウソツキであり権力とカネのことしか考えてない奴らであることを
承知しつつも奴らに投票しちゃう国民にある・・・ということなんでしょう。
ぜひとも次の選挙では自民党を惨敗させて、トランプみたいなのを大統領にしちゃったアメリカ国民とは日本人は民度が違うんだぜ・・というところを世界に示すべきでしょう。
それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、
「保存版!名作曲家・古賀政男特集!秋に聞きたい名曲続々」。
出演は、市川由紀乃,大川栄策,キム・ヨンジャ,小林幸子,瀬川瑛子,はやぶさ,パク・ジュニョン,松尾雄史,三山ひろし,森山愛子,古川忠義,京都府立京都八幡高等学校吹奏楽部。
11月14日に京都府八幡市で実施されたものです。
実力派が揃って素晴らしい内容に
今回の曲目は以下のようになっていました。
古今東西名曲特選
「もしかしてPARTⅡ」・・小林幸子&三山ひろし&パク・ジュニョン&はやぶさ&松尾雄史
「女ひとり」・・・・・・三山ひろし&パク・ジュニョン&はやぶさ&松尾雄史
「夜がわらっている」・・市川由紀乃
「命くれない」・・・・・瀬川瑛子
「男と女のお話」・・・・森山愛子
「絶唱」・・・・・・・・パク・ジュニョン
「ギャランドゥ」・・・・キム・ヨンジャ
特報★新曲情報
「雪ノ花」・・・・・・・大川栄策
「俺の花」・・・・・・・松尾雄史
「超天フィーバー!」・・はやぶさ
「北のウミネコ」・・・・キム・ヨンジャ
スペシャルステージ
「丘を越えて」・・・・・全員
「東京ラプソディ」・・・小林幸子&全員
「二人は若い」・・・・森山愛子&松尾雄史
「人生劇場」・・・・・三山ひろし
「人生の並木道」・・・パク・ジュニョン
「誰か故郷を想わざる」・・大川栄策
「酒は涙か溜息か」・・キム・ヨンジャ
「ウソツキ鴎」・・・・小林幸子
「目ン無い千鳥」・・・大川栄策
「新妻鏡」・・・・・・市川由紀乃&三山ひろし
「男の純情」・・・・・松尾雄史
「サーカスの唄」・・・はやぶさ
「あゝそれなのに」・・森山愛子
「ゲイシャ・ワルツ」・・市川由紀乃
「こんなベッピン見たことない」・・瀬川瑛子&はやぶさ
「青春サイクリング」・・森山愛子&はやぶさ&パク・ジュニョン&松尾雄史
「湯の町エレジー」・・・パク・ジュニョン&松尾雄史
「無法松の一生」・・・・三山ひろし
「思い出さん今日は」・・市川由紀乃
「柔」・・・・・・・・・キム・ヨンジャ
「影を慕いて」・・・・・大川栄策
「悲しい酒」・・・・・・小林幸子
「東京五輪音頭」・・・・全員
「古賀メロディ」と言われると私は世代的にちょっと古すぎてわからない曲も多いのですが、
大川栄策、小林幸子などもはや名人と呼ぶべき凄い歌手が揃い、
国民的名曲を次々に歌ったんだから内容には文句のあろうはずもない。
小林幸子のデビュー曲「ウソツキ鴎」は私は初めて聴きました。
会場のみなさんは「ウソツキ鴎知ってる人?」と訊かれてみんな拍手していましたが凄いですね。
古賀メロディは大部分がワンコーラスに短くされて歌われていましたが、
とくに戦前の曲は私も初めて聴いたものがあったのでフルで聴ければ嬉しかったな。
大川栄策の凄さが際立ちすぎ
キム・ヨンジャも市川由紀乃も小林幸子も良かったけれど、
個人的には
「やっぱ大川栄策は凄え・・・」
とひたすら唸るばかりでした。
このあまりにもせつない、艶やかに湿った声で
「影を慕いて」のような曲を歌われちゃったら、
もうそのカッコよさに身をよじって悶絶するのみ。
新曲「雪ノ花」は曲自体は地味でイマイチな気もしたものの、
彼が歌えばもうそれだけで魅力的に聴こえるんだから凄い。
やたらと着飾ってみたり厚化粧したり聴き手に媚びるような曲を歌ったり、
そんなことばっかりに頼る演歌歌手が幅を利かせているなかで、
歌そのものだけでその凄味をギラリと光らせる存在感はまさに唯一無二。
総理大臣は「桜を見る会」に「功績のあった人」を呼ぶんなら、
どうでもいいようなお笑い芸人とかアイドルとかではなくこういうホンモノを呼べよ・・という話。
歌謡界の至宝ともいうべき大川栄策のような名人が紫綬褒章をもらってないんだから、政府がどんだけ愚か者の集団かがよくわかりますね。
彼が古賀メロディを歌った音源はたくさん出ているので、
ぜひとも買って聴いてみることをおすすめしておきます。
Amazon.co.jp 古賀メロディスーパーベスト ~思い出の記~
ホンモノの歌手のホンモノの歌が聴けて満足したところで、今回はこのへんにしておきます。