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今週聴いたもの:2024年6月27日~7月3日(RAVENLORD、VOLTURYON、KILLSWITCH ENGAGE)

今度の日曜日に投開票となる都知事選。私は都民ではないので投票はできませんが、都民の皆様におかれましては、まずは最低限、投票に行って貴重な一票を投じることを強くおすすめしたい。

今回の選挙戦ではNHK党が選挙ポスターの掲示板のスペースを販売して、そこへ選挙と関係ない人が選挙と関係ない画像なんかを貼って問題視されましたね。まあ金儲けのためにいろいろ考えるもんだ、とその着眼点の鋭さには感心するしかない。法律には抵触しないということで摘発もできないらしいですね。

しかし、着眼点には感心しても、それを支持するかどうかは別の話で、「法に抵触してないから問題ない」という考え方がそもそもおかしい、というふうに非難されてしかるべきでしょう。「校則に書いてないんだからいいだろ」とかいうガキンチョとか、「それがいけないなんて店内のどこにも書いてないだろ!」とかいうマナーの悪い客みたいなレベルの低さ。

こういう奴らをみると、「消去法で自民党」みたいなアホな思考に陥って、現職候補になにも考えずに投票してしまう人が増えると思われるんですが、そこは慌てないでよく考えてほしい。はたして自民党(現職の小池はそこ出身でその支援も受けている)がやってることがNHK党よりマシなのかどうか。私はどちらも同じ、まさに目クソハナクソ、と感じる。だってこれまでの自民党の数々の不祥事(ていうか犯罪)は、まさにNHK党と同じように「法に抵触してないから問題ないだろ!」という低レベル、低モラルの思考のもとで行われてきたものばかりじゃないか。自民党の閣僚や重鎮たちがいままでに「法には抵触してないので」という言い訳をどれだけやってきたか。みんなどうしてすぐ忘れるのだろう。麻生なんかは「セクハラ罪という罪はない」と言い放ちましたよね。これがNHK党やつばさの党の「法に抵触してない」という言い分とどう違うというのか。

判断基準は「法に触れてるかどうか」ということだけ、考えることは自分たちの利益だけ。中学生くらいであれば許されるレベルのモラルですが、政治家はこんな低レベルのモラルの持ち主にやってもらっては困る。みんなが幸せになるにはなにをすべきか、というレベルのモラルのもとに行動できる人間でなくては。

選挙でそういう人物であるかどうかを判断するのはものすごく難しいことであるとしても、そいつが所属していたり公認を受けたり支援を受けたりしている団体がウソツキ・詐欺・犯罪集団であるなら、その団体の奴らと同類、と考えるのが自然であり、その意味でも「小池再選」は非常に危険だと感じる。とりあえず誰でもいいから現職以外に投票したほうがいいんじゃないですか。

RAVENLORD「DESCENT TO THE UNDERWORLD」

ALCATRAZZで活動する(?)光速ギタリスト、ジョー・スタンプを擁した多国籍ヘヴィメタルバンド、RAVENLORDの1st。2013年作。同名異バンドがいっぱいいすぎる名前はやめてほしい。

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ジョー・スタンプさんのプレイする作品はいくつか聴いたことがあるから、イングヴェイ・マルムスティーンそのまんまのクラシカルなソロがいっぱいなんだろうなあ、というのは前もって予想。で、それはそのとおりだったんですが、適度にダーティでワイルドでパワフルで、ときにティム・リッパー・オーウェンズばりの血管ブチギレハイトーンもひねり出す、ヴォーカルのほうが魅力を放っていて、その歌メロもキャッチーで素晴らしかったってのが予想外の収穫。クレジットをよく見るとヴォーカルの人がプロデュースとアレンジと作詞を一手に担当しているようで、中心人物はギタリストではなくその人ってことか。Csaba Zvekanさん。この名前どう発音するの?

 

ギターソロはピロピロ弾きまくってその速さはさすがにスゴイけれど、耳に残るようなメロディアスさはないのでほとんど印象に残らない。テキトーに弾いてるようにしか聴こえませんね。トシ喰ってからのイングヴェイと同じ感じ。

しかしヴォーカルとヴォーカルメロディの良さがギターソロの退屈さを補ってくれているから最後まで聴ける。こうなるとギターソロは「うるせえな」というふうにしかならない。ギターソロの退屈さを我慢すれば非常に素晴らしいメタルアルバム!

おススメ度・・・★★★★

VOLTURYON「CLEANSED BY CARNAGE」

スウェーデンのデスメタルバンド、VOLTURYONの3作目。2016年。

Amazon.co.jp CLEANSED BY CARNAGE

スラッシュ・メタル風味が混ぜ込まれたデスメタルで、味としてはCANNIBAL CORPSEあたりに近いものも感じましたが、あれほどにはドロドロしてないかな。そのクオリティはなかなか高い。

 

でも、同じことやってる人たちはいっぱいいて、そのなかで印象を残すにはやっぱり曲のデキが重要になるわけで、するとこの作品はあんまりたいしたことない、となるような気がする。メロディアスなギターソロが切り込んでくるけれどそれもハンパに終わっちゃうのばかりで消化不良。ふつうに最後まで聴けるけどもう1回聴こうとは思えなかった。

おススメ度・・・★★★

KILLSWITCH ENGAGE「A DAYLIGHT DIES」

USのメタルコアバンド、KILLSWITCH ENGAGEの4作目。2006年。

 

私がいわゆるメタルコアを毛嫌いしていることはもう何十回も書いて、そういう作品にぶち当たるたびに「ゴミ」「カス」とケナしていますが、今回はそのメタルコアの草分け的なバンドのCDをたまたま聴くことになりました。何曲かは聴いたことがあったけれどアルバムをフルで聴いたことはない。ていうかこの手のバンドの作品は最後まで聴けずにぶん投げることがほとんどなので。

 

これは1曲目がなかなかカッコよくて、ひょっとしてこのあともカッコイイ曲ある?・・とそのまま最後までいちおう聴き切りました。リフだけ聴いてるとARCH ENEMYみたいなメロデス風味でなかなかいい。しかし聞き進むにつれ、メタルコア特有の軽さというか薄っぺらさがどうしても感じられ、次第に飽きてくる。

といってもいわゆるメタルコアのなかでは相当にハイクオリティな部類であろうことは私にもわかる。それでも受け付けられないんだから、やっぱり私にはこの手のサウンドはムリ、ということなんでしょう。もうあきらめよう。

おススメ度・・・★★★

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