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今週聴いたもの:2024年1月25日~1月31日(STEEL AGGRESSOR、FALKENBACH、DEVASTATOR(US))

JUDAS PRIESTが3月発売予定のニュー・アルバムから「Crown Of Horns」を公開。

これは・・・すでに公開された2曲よりも段違いでイイじゃないか。ロブ・ハルフォードのソロアルバムに入ってそう・・・というのが第一印象。小細工なしのどこまでも歌メロを聴かせることに徹したメロディックなメタル。ムリして高音出したりしなくてもロブの歌声はやっぱり魅力的。70すぎの人の歌とは思えないイケメンさ加減。さすがですなあ。

個人的にはJUDAS PRIESTに期待するのは大仰でヒロイックな様式美メタルですが、曲のデキがよければそうでなくてもアリなのは言うまでもないこと。先日は「あんまり期待してない」と言いましたが、この曲を聴いてちょっと期待感が高まりましたね。発売日は3月6日、なんと日本先行発売だそうです!

 

↑いろんなエディションが出るようです。これは輸入盤。国内盤も「デラックス・エディション」などいろいろ出るみたいなので、買うときは内容をよくみて決めなければなりませんね。全部買えればそれにこしたことはないけど・・・とりあえず私は国内盤デラックス・エディションを予約しました!

STEEL AGGRESSOR「LAND OF ILL MORTALS」

USのスラッシュ/パワーメタルバンド、STEEL AGGRESSORの5作目。2019年作。

Amazon.co.jp Land Of Ill Mortals

先週とりあげた1stがかなりよかったのでさっそくこちらを購入。あちこち探さないとなかなか手に入らない模様。

今週聴いたもの:2024年1月18日~1月24日(羽山みずき、POWER SYMPHONY、STEEL AGGRESSOR)

で、聴いたんですけど、う~ん、音が良くない! 1stのほうが全然マシな音質じゃないか。カネがなかったのかこれがクールだと思ったのか。

よくよくみると1stではブックレットに3人写っていたメンバーが今回はひとりしか写真におさまってない。残っているのはギター&ヴォーカルの人だけで、ドラマーもクレジットされているが名前が1stのときと違うし写真がないということは今回のドラマーはサポートメンバーということなのか。

1stは80年代後半~90年代初頭くらいのジャーマンスラッシュみたいな雰囲気でしたが、この作品はSTORMWARRIORあたりを彷彿とさせる爆走パワーメタル風味が強くなった印象ですね。STORMWARRIORのようなHELLOWEEN風味はそれほど感じないけれど、ヤケクソ気味に突っ走りながらメロディアスなギターをかぶせてくるところなんかはそれっぽい。

いずれにしろ1stのほうが全然よかった気が。そのあいだになにがあったのか気になるところなので2~4作目も見つけ次第入手して聴いてみよう。

おススメ度・・・★★★

FALKENBACH「HERALDING-THE FIREBLADE」

ドイツのヴァイキングメタルバンド、FALKENBACHの4作目。2005年作。

Amazon.co.jp Heralding: Fireblade

フォーク要素をまぶしたヴァイキングメタルを予想して購入。1曲目での平板なクリーン(?)ヴォーカルがクォーソン(BATHORY)みたいな味で「面白そうだな」と身を乗り出して聴きました。2曲目は一転してファストな曲で、そこではダーティな声で吠えまくってて、その声もなんとなくクォーソンっぽい。

3曲目はまたスローになってエピカルなヴァイキングメタル風に。クリーンで歌うのとデス声でガナるのが半々くらいで、曲のカラーによって使い分けているようです。

全体的にはBATHORYの不朽の名作「BLOOD FIRE DEATH」を思い起こさせるところが多くて、BATHORYが好きな私が気に入らないはずはないサウンド! はっきりいってヘタクソなクリーンヴォーカルがじつにいい味。シンプルなリフが延々と繰り返される、まるっきりBATHORYなラストの8分の曲もイイね!万人におススメできるものではないけれど、そのテのサウンドが好きな方にはたまらない作品でしょう!

おススメ度・・・★★★★

DEVASTATOR「MORBID FORCE」

USのブラック/スラッシュメタルバンド、DEVASTATORの3作目(?)。2003年作。

Amazon.co.jp Morbid Force

同じ名前のバンドがUKにもいて紛らわしいのでぜひとも改名をお願いしたい。もう活動してないかな?

サウンドはブラックメタル風味の濃いスラッシュ・メタル。全体の雰囲気としては最初期のSODOMに近いだろうか。ギターソロはまるっきりBATHORYのようで、はっきりいって全部同じ。全部同じなのはリフや曲の展開なんかもそう。メンバーはよく曲をおぼえられるね・・・。

まあお世辞にもハイクオリティとはいえないのは間違いない。でも、初期SODOMやBATHORYのようなイっちゃってる感のあるハチャメチャなメタルが好きなら聴いてみてもいいかも。逆にそういうのが嫌いな人はCDをたたき割りたくなるでしょう。私は前者のほうですけど、まあ繰り返し聴きたくはなりませんね。なにしろ全部同じ曲なんだから。全部同じでもそれがカッコよければいいけど、これはそうじゃない。

おススメ度・・・★★

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