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今週聴いたもの:2023年6月29日~7月5日(HELLHOUND、CRIONICS、TRAIL OF TEARS)

元JUDAS PRIESTのギタリスト、K・K・ダウニング率いるヘヴィメタルバンド「KK's PRIEST」が来る9月にニューアルバムをリリースするとのこと!

2021年のデビュー作「SERMONS OF THE SINNER」は素晴らしいデキだったので、→KK'S PRIEST「SERMONS OF THE SINNER」が会心のデキ!必聴! 今回も期待して待つことにしましょう!先行して「One More Shot At Glory」のMVがあがってました!

う~ん、キャッチーかつドラマティック、そしてKKの「らしさ」の詰まったギターソロがいいですなあ。曲名はJUDAS PRIESTの「One Shot At Glory」から持ってきてるんでしょうが、発表されているほかの曲名もそこかしこにJUDASの名曲を思い起こさせる言葉が並んでいてそのあたりは前作と同様。そしてこの曲を聴く限り、曲の路線としても前作とそのまんま同じなんだろうな、ということはわかる。そうすると、前作を猛烈に素晴らしいと感じた私のようなファンは当然「早く聴きてえ!」となる! 70過ぎてこんなカッコいいメタルをやってる人をみると、比べればまだまだケツの青いガキである私はもっといろいろ頑張らなくては!という気にさせられる!

HELLHOUND「鋼鉄の軍団 THE OATH OF ALLEGIANCE TO THE KINGS OF HEAVY METAL」

日本のヘヴィ・メタル・ウォリアー、HELLHOUNDの4作目。2018年作。

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3作目まではすべてが真のヘヴィ・メタルマニアなら泣いて喜ぶ正統派メタル曲で埋め尽くされた素晴らしいアルバムでした。

今週聴いたもの:2023年6月8日~6月14日

今週聴いたもの:2023年6月15日~6月21日

今週聴いたもの:2023年6月22日~6月28日

「鋼鉄王への忠誠の誓い」というアルバムタイトルが、今作も期待を裏切らないピュア・メタルであろうことを予感させる。「絶対に裏切られることはない」という安心感をくれるバンドはやっぱりイイなあ。真のメタルマニアはそういうバンドに対してこそ忠誠を誓うべきだ。

で、今作からドラムスが交代しているようで、そのせいかEXCITERばりの暴力的パワーメタルというより、MANOWAR的ストロング・メタルという印象が強くなった気が。しかしアグレッションが後退したとかいうわけではなくて、メジャー感が増したというか、引き締まったサウンドになった、という感じ。

アルバム前半は全速で突っ走る曲が多く、聴かせるメロディアス曲はないのかな・・と思ってたら8曲目「Interlude」からあとは胸に迫ってくる感動曲がたてつづけに襲ってきました!

この曲とそれに続くクッサクサ展開(もちろん誉め言葉)のパワー・バラード「Heavy Metal Never Dies」、そしてラストのあまりに男臭く強靭な「Sign Of Heavy Metal」までの3曲は最高すぎる!

メタルの素晴らしさを徹底的にたたきつけてくれる快作!こういうバンドが存在するかぎり「HEAVY METAL WILL NEVER DIE!」であると確信する!

おススメ度・・・★★★★☆

CRIONICS「HUMAN ERROR ~WAYS TO SELF DESTRUCTION~」

ポーランドのメロディック・ブラックメタルバンド、CRIONICSの1st。2002年作。

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CRIONICSという単語をきくとSLAYERの曲がまず頭に浮かび、このバンドもひょっとしてSLAYERの影響下にあるスラッシュ・メタルなのかな・・・とちょっと期待して購入。すると・・・

メロデス寄りのシンフォニック・ブラック。なかなか悪くない。演奏力は高いしリフもカッコイイしデス声も迫力がある。

でも、2000年代くらいにはこういうのをやってるバンドはいっぱいいたなあ、という感じで、とくにほかのバンドと違う特色が感じられるかというとべつにそうでもないかなあ。もっと聴かせる部分がほしい。安ければほかのアルバムも買おうという気にはさせられるけれども。

おススメ度・・・★★★

TRAIL OF TEARS「BLOODSTAINED ENDURANCE」

ノルウェーのゴシック・メタルバンド、TRAIL OF TEARの6作目。2009年作。

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このバンドは聴いたことあったっけ。似たような名前のバンドがほかにもいるからちょっとわからない。覚えてないってことは聴いてないか、聴いたとしてもたいして印象に残らなかったということ。はたしてこの作品はどうか・・・

ゴシックな風味はわりと薄いシンフォニック・メタル。私の嫌いな「グロウル+クリーンな女性声」というタイプ。シンフォニックなサウンドながらとくにドラマティックというわけでもないかな。サウンドはヘヴィだけど曲はイマイチ軽い。

ゴシックと言われたら胸を締めつけられるような泣きのメロディとか、寂寥感のあるサウンドを期待しちゃうんですけどね、そういうのもあんまりない。早い話が曲のデキがイマイチ。通して聴き終わって覚えてる曲がひとつもないんだもんなあ。なにもかも半端。

おススメ度・・・★★☆

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