本ページのリンクには広告が含まれています 新BS日本のうた

令和5年7月9日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

安倍元首相銃撃事件からちょうど1年となり、新聞などにはそれに関する記事がいっぱい載っていました。

読売新聞なんかは安倍礼賛一色で、ものすごく気持ち悪かった。まあ殺された故人のことを今になってことさらに悪く言うのもなんだし当然なんだろうけど、一般民間人の意見として「モリカケなんかもあったけど実行力のある政治家だった」みたいなことが書かれていて、いやいやいやそれは言い方が逆だろ、と。「いろいろ頑張った(つもりだった)としても、モリカケなどの国民への背信行為は許されないことだったよね」と言うべきなんじゃないのかな。公文書を書き換えさせて自分のウソをマコトにしようとする政治家など存在自体が許されるべきじゃない。どれだけ実績があろうが(彼の場合はそれもないけど)その詐欺行為だけで全部台無しだし、台無しになるのが健全な「民主主義」というものでしょう。イギリスのジョンソンなんかはどうでもいいようなくだらないウソついただけで辞任に追い込まれたわけで、政治家のウソはそれだけ罪深いことであると我々国民はもちろん政治家の奴らも認識するべきじゃないか。

それに、いわゆる「有識者」なんかが、山上被告に「同情」「共感」をおぼえるのは危険なこと、いけないことであり、「暴力で民主主義の根幹をゆるがすことは許されない」とかさかんに言ってるのも、一見もっともらしいようで実はいろいろおかしい気がする。

もちろん暴力を行使したことは肯定されるべきではないでしょうが、自分の家庭と人生が統一教会のおかげで崩壊した、という身の上に「同情」するのはそんなにいけないことなのだろうか。教会を恨む気持ち、その教会とズブズブ(と、少なくとも彼は思っていた)の安倍や自民党を憎む気持ち、それに対して「わかる。その気持ちわかるでぇ~」と「共感」することのなにがいけないのだろうか。同情や共感のあとに「でも、銃で撃つのはちょっと待て」って言えばいいだけだし、大部分の国民はそう思ってるでしょう。なにかを主張しても「同情」「共感」が得られなければ「ダメだ。もうぶっ壊すしかない」と暴力に走る危険が増すのでは。

まあいわゆる「有識者」の奴らならびに権力側の人間や権力におもねる人間らはどこまでも「山上が勝手な思い込みで凶行にはしった!山上は狂人!安倍は悪くない!」というふうにしたいんでしょう。「暴力で民主主義の根幹を揺るがすことは許されない」なんて言葉を出してくるのもそれが理由でしょうね。報道されている山上の言動に触れる限り彼に「民主主義をぶっ壊す」などという意図はなく、ただ統一教会とズブズブの安倍をヤリたかっただけ、ってのは明らかなのに、なんで「民主主義への挑戦」みたいな話が出てくるのか。選挙中だったから?選挙の時がいちばん狙いやすかっただけでしょ。

それに、安倍がまさに「民主主義」を体現してきたような人物だったならともかく、公文書は捏造する、国会ではウソツキまくる、税金を使って支援者を呼んでファン感謝祭をやる、お友達をエコヒイキして不正な便宜をはかる・・・といった「民主主義の根幹をゆるがす」ことを数えきれないくらいやった(といわれる)人物ですからねえ。それなのにこの事件で「民主主義が!民主主義が!」って言うのはあまりに見当違いとしか思えない。

いずれにしろ、「有識者」もマスコミも、こういう事件を再発させないためにはもっと警備を徹底しなきゃ!とか言ってますが、そんなこと言ってる時点で「いつまでたっても繰り返されるだろうなあ」という気がする。なぜ「原因」についてもっと考えないのだろう。クソな政治家がクソなことばかりやって、それをなんとかしようとしてもまともな方法では無理(になっている)、じゃあ暴力で・・・ってなってるんでしょ。ゆたかで格差が少なく自由な社会は凶悪犯罪が少ないっていうのは証明されていることなのに、この30年ほどのあいだ自民党の奴らはそれと逆行することばかりをやり続けた。テロの原因が権力側にあるのかもしれない、となぜ考えないのだろう。

しかしこの件で本気で「原因」を追及するとなると、ほんとうに安倍が山上に恨まれるようなことをやっていたのかどうか、そこを明らかにしないといけないから、それをやりたくない権力側はどこまでも「山上が勝手に思い込んだ」というふうにもっていこうとするんでしょう。とはいえ、山上の安倍への恨みがほんとうに「勝手な思い込み」「逆恨み」だったのかどうか、そこは(まともな裁判をやるつもりなら)非常に重要なことになるはずで、そこを考えると「山上に同情するな!」とか大声で言う人間がいっぱいいることこそが危険なことじゃないか、と。事件の背景をすっとばして「山上は狂人。民主主義をぶっ壊した」という論理だけで断罪され極刑に処され、国民は「しょうがないよね」で終わる、という流れになるのが怖い。ここでまともな裁判にならず不当に重い刑が言い渡されたらそれこそまさしく「民主主義の根幹をゆるがす」事態となって、世界に恥をさらすことになるでしょう。山上を支援しようという人が多いってのはそれを心配してのことじゃないですかね。

 

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、佐賀県基山町での公開収録。

出演は、

前川清、八代亜紀、鳥羽一郎、日野美歌、西方裕之、山内惠介、松原健之、田中あいみ、朝花美穂、二見颯一。

若手の出番をもっと増やせ!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「甘い十字架」・・・山内惠介

「夜のプラットホーム」・・八代亜紀

「かえりの港」・・・鳥羽一郎

「弟よ」・・・・・・田中あいみ

「放浪船」・・・・・二見颯一

「カスバの女」・・・日野美歌

「大阪しぐれ」・・・朝花美穂

「夕月」・・・・・・松原健之

「ふるさとのはなしをしよう」・・西方裕之

「真夏の果実」・・・前川清

「ばあちゃん」・・・西方裕之&山内惠介

「薩摩の女」・・・・鳥羽一郎

「西海ブルース」・・前川清&西方&松原&二見&山内

「日の国へ」・・・・日野美歌&田中あいみ

「フェニックス・ハネムーン」・・西方&松原&二見&山内

「豊予海峡」・・・・朝花美穂

「サチコ」・・・・・前川清&八代亜紀

「無法松の一生」・・鳥羽一郎

「花と竜」・・・・・西方裕之

「影を慕いて」・・・八代亜紀

「愛の懺悔じゃないけれど」・・田中あいみ

「一里塚」・・・・・二見颯一

「カサブランカ」・・松原健之

「噂の女」・・・・・前川清

「氷雨」・・・・・・日野美歌

「スポットライト」・・山内惠介

「兄弟船」・・・・・鳥羽一郎

「愛の終着駅」・・・八代亜紀

 

田中あいみが最新曲「愛の懺悔じゃないけれど」を披露。

Amazon.co.jp 愛の懺悔じゃないけれど/あんたのバラード

相変わらずネイルがスゴイ。やったことないから知らないけどこれはある日気がついたら折れてた、とかいうことにはならないんだろうか。スゴイけどこれだとギターを弾いてみたりとかはできないんだな。弾き語りするところとかを見てみたい気もする。

田中あいみのカラーにぴったりの、バラード調ながらパワーと情熱のこもる曲。いいですね。実はこのシングル買ってなかったんですけど、カップリング曲は世良公則&ツイストの「あんたのバラード」なのか。それはなかなかナイスな選曲だな。やはり買っておこうか。

 

そういえば朝花美穂は「しゃくなげ峠」に続く新曲はまだなのか。個人的には朝花や二見や田中あたりの世代で「スペシャルステージ」とかやるのを見たい。まあ大御所クラスからすれば「二十年早い」って話になるだろうし、お客さんも大御所のヒット曲がいっぱい聴きたいだろうけど・・・。

 

といったところで今回はこのへんで。来週は再放送回です。

令和3年9月5日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

-新BS日本のうた
-, , , , ,