アメリカ本土上空を飛行した中国のスパイ気球とみられる飛行体をアメリカ空軍が撃墜した件。
中国は「民間のものが間違ってそっちへ行っちゃったんだ」として「撃墜は過剰反応」と反発しているそうですが、過去には中国もアメリカの気球を撃墜したそうだし、明確な領空侵犯でもし立場が逆なら中国はそう言うに決まってるから、いつもどおり中国の言ってることは無茶苦茶で筋が通ってない。中国共産党じたい、つまり国家そのものが詐欺集団ですからねえ。あ、政権政党が詐欺集団なのは日本も同じか。
アメリカに気球が飛んでるというニュースをみて、私もすぐに3年ほど前に日本でも飛んでいた「謎の気球」について思い出しましたが、どうやらあれも同じ中国のスパイ気球だったんじゃないかという話ですね。あのときはたしか「なんだかわかりません」でいつのまにか終わってた気が。
アメリカは撃墜しても自国に被害が出ないように領海上に出た時点で吹っ飛ばした。それに対して日本は「なにあれ~」「わかりません」で終わっちゃってたのを考えると、「そんな無能っぷりで大丈夫なの?」っていう気がしてくる。ていうかアメリカがほんとうに「毅然と」対応したのと比較されたら、まさに赤っ恥そのものじゃないですか? もうちょっとまじめに仕事しろよ。
防衛費の増額についてそのために増税するとかアホなことばかりわめいていますが、こんな危機意識のないノーテンキな無能にいくらカネを与えたところで意味ないってのはわかりきったことなのでは。これで「防衛力の強化のためにカネくれ!」とか言われて納得するアホな国民がいると思う? カネがもっとあったらあれが中国のスパイだとわかってた!撃墜できた!と言うつもりですか? もし中国のものだと知っていたとしてもおそらく撃墜なんてしなかっただろうしできなかったでしょう。アメリカがやったから今は「必要があれば撃墜」とか言えるっていうだけ。
防衛費増額なんて無駄無駄。バカにカネ与えてもロクなことに使わないってのは昨今世間を賑わしている広域強盗団の奴らを見てもわかる、まさに真理。こんな体たらくを目の当たりにさせられても「ロシアが!中国が!北朝鮮が!」などという寝言に乗せられて「増税も仕方がない」とか言う気ですか?我々国民が賢くならないから無能が国家のかじ取りをすることになって、日本が斜陽になってしまったということを自覚するべきでしょう。
弾厚作「父に捧げるピアノコンチェルト」
弾厚作こと加山雄三が、クラシック好きだったという実父の俳優・上原謙に捧げるために書いたピアノ協奏曲。1991年作。
クラシック音楽についてはものすごく有名な曲とか以外はあまり積極的に聴かず知識もない私には手が出なかった作品。しかし昨年の紅白でいかにもお年を召したような感じになった若大将をみて、その膨大なカタログをできるだけチェックしておきたいと思って、未聴の音源については見つけ次第買っちゃうことにしてるのです。その流れで聴いたのがこれ。
ロカビリー、カントリー、ハワイアン、演歌など、あまりに幅広い分野にわたってその才能を発揮している人。その若大将が書いたクラシックってのはどんななんだろう・・と興味深く聴きましたが・・・
私はクラシック音楽に関してはほとんど無知、なにも知らないと言ってもいいくらいですが、そんな私でも楽しめる作品でした。とくに第二楽章は若大将の曲らしい雄大さというか、人生の深みを感じさせてくれる美しさでシビレました。
ライナーによると若大将本人は「親父の好きなラフマニノフ、ハチャトゥリアン、ガーシュイン、モーツアルト、ベートーベン、ショパンの6人のエッセンスを入れることを考えました」と語っていたそうですが、残念ながら私にはそのへんはくわしくは感じ取れなかった。しかしそんな私でもなんとなくベートーベンっぽいとかショパンっぽいとかくらいは感じるところはあったりもしたので、聴く人が聴けばわかるんでしょうから、とりあえず聴いてみることをおススメします。やっぱり弾厚作は日本が誇る稀代の天才コンポーザー、と実感できるはず。
おススメ度・・・★★★★
DESTINITY「RESOLVE IN CRIMSON」
フランスのメロディック・デスメタルバンド、DESTINITYの9作目(?)。2012年作。
Amazon.co.jp Resolve In Crimson
90年代から活動するベテランですが私は聴く機会がなかった。まったく予備知識なしで聴いてみると、AMON AMARTHそっくりのリフとデス声が飛び出てきて、哀愁のヴァイキングメタルだったりするのか?とちょっと期待。しかし・・・
基本はメロディック・デス、たまにメタルコアっぽいブレイクダウンとクリーン声のサビが出たりするモダンさも持ち合わせている。ひたすら汗臭いAMON AMARTHと似ているのはギターの音色とヴォーカルの声質だけって感じでした。
まあ悪くないとは思うんですけど、AMON AMARTHあたりにはある、男の哀愁をぶちまけるようなメロディがあるかっていうとあんまりないので、どうもイマイチ軽いというか、印象に残る部分は少ない。サウンドはモダンでヘヴィなのにイマイチ軽いってのはこの手のバンドにはありがちで、要は曲が良くないんだなあ。とりあえずメタルコア色は排除してほしい。ほかの作品はそうじゃないかもしれないので、機会があれば聴いてみることにしましょう。
ARK STORM「THE EVERLASTING WHEEL」
日本が誇る光速ギタリスト、太田カツが率いるネオクラシカルメタルバンド、ARK STORMの3作目。2004年作。
Amazon.co.jp ジ・エヴァーラスティング・ホイール
1stと2ndについては先週と先々週で感想を書きました。
今作でもイングヴェイ・マルムスティーンそのまんまのネオクラ路線は継承。ヴォーカルは力強いし、各楽器のテクニックは圧倒的だし、とにかく安心して聴ける。このタイプが好きなら必聴でしょう。
そして今作は、個人的には1stと2ndよりもダントツで気に入りました!ギターが弾きまくりなのは変わってないけど、歌メロがより洗練されキャッチーで胸に響いてくるものが多くなり、バカテクギタリストのワンマンショー、っていう感じが薄まった感じ。どこまでも美しくドラマティックな哀愁曲「Orpheus」がいちばん気に入りました!
こうなると、作品によってはへんにアメリカナイズされた「なんだこりゃあ」って言いたくなるようなポップな曲もやったりしてたイングヴェイよりも全然イイ、っていう気もしてくる。そういうふうにブレたりするところがこっちには全然ない。どこまでも華麗で優雅なネオクラ! これは買うべき作品!
おススメ度・・・★★★★