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今週聴いたもの:2023年1月12日~1月18日

岸田首相が年初にドヤ顔で言いだした「異次元の少子化対策」。

関係府省の「対策会議」で、具体策の議論の「たたき台」をつくることに着手したそうですよ。いまさら「たたき台」づくりなのかよ。これまで30年間何やってきたんだ。

でも、「異次元」っていうからこれまでにない、誰も考えつかなかったようなスゴイ対策を考えるつもりなのかと思ってたら、その「3本柱」は「経済支援」「サービス強化」「育休充実」なんだそうですよ。つまり前からやってたことばかり。「会議」はその中身と規模を考え直すっていうだけらしい。

いやいやいや、「会議」にはエラそうな奴が何十人も参加していたけど、あれだけの人数がいて「それって30年前からやってたことばかりで、それで失敗したんですよね?それでも同じことやるんですか?」って言いだす奴はいないわけ? どいつもこいつも東大とか出てるのにそんな無能しかいないのか。「対策会議」することが「対策」だと思ってるんだろうなあ。まさに税金ドロボー。政治家も官僚も前例を踏襲したことしかやろうとしないからそうなって、結局なにも成果が上がらないんだろ。民間からいろんな人を呼んで「異次元」のアイデアを出してもらえよ。まずは今までやっていたことが失敗だったと認めることから始めろ。「検証」「反省」っていう概念を知らないんだな。

前にも書いたけど、みんな将来が不安だから子ども持とうとか思わないし、余裕がないから「公園の子どもがウルサイ」「ベビーカーが邪魔」とかぬかすバカが増えて、子育てを支援しようっていう空気が社会になくなって子育てする人が苦労するわけでしょ。ちょっとカネ配るだけで解決すると思ってる時点で、こいつら自民党に任せていてもムダであることはわかりきっている。子どもがちいさい時にちょっとカネもらったって、その後にもかかる莫大なカネが払える自信がなければ子ども持とうという気にならない、っていうのがわかってないんだなあ。

最大の少子化対策はまずは自民党を政権から引きずりおろすことじゃないですかね。カネ配ります、でも増税します、ではますますみんな将来に絶望して結婚も子育てもしなくなるでしょう。一刻もはやくコロナを終わらせ(終わらそうと思えばいますぐ終わらせられる。これも利権の亡者自民党政権のやることなすこと遅いせい)、消費税を減税し景気を回復させ、将来に希望の持てる社会にならなければ、どれだけバラマキしてもムダでしょう。そのためには無能政権を解体しなきゃダメ。こいつらがもうちょっと真面目で有能だったら30年前に始めた少子化対策が奏功して今の出生数はもうちょっと違っていたはず、と思うと残念すぎる。今までできなかった奴らが「異次元」とかとってつけたように言い出してもねえ・・・。

JEFF BECK「BLOW BY BLOW」

「世界三大ロック・ギタリスト」のひとりと謳われた名ギタリスト、ジェフ・ベックがお亡くなりに。心よりお悔やみ申し上げます。

そのジェフ・ベックが1975年に発表した、ソロ名義でのアルバム1作目。

Amazon.co.jp ブロウ・バイ・ブロウ

私が生まれる前から活躍していた人。中学生のころに洋楽ロックを聴き始めてその後すぐにメタルにのめりこんだ私としてはその作品を聴きこむことはあまりなかったです。

しかし高校生くらいの時にラジオで偶然聴いた「Cause We've Been Ended As Lovers(哀しみの恋人たち)」を聴いて、むせび泣くギターのカッコよさにひっくり返って、あわてて貸しレコード店に走って借りて聴いたのがこのアルバム。

ガキのときもオッサンになった今もいわゆるジャズやフュージョン系がどうも好きになれない私でも、このアルバムは好きで聴いていました。この曲はあとになってシリータが歌うオリジナルのほうを聴きましたがそっちも素晴らしかった。作曲したスティーヴィー・ワンダーも凄いしあのシンプルなバラードをこんなにカッコいいインストにしちゃうジェフ・ベックも凄い。

まあメタルでないことは間違いないとしても、メタルマニアも必聴のギター・インストの傑作。CDを手元においておきたい。

おススメ度・・・★★★★

白雪未弥「どうだば津軽」

茨城県出身の演歌歌手、白雪未弥の2枚目のシングル。

Amazon.co.jp どうだば津軽

1作目の「じょんから慕情」のカップリング曲だった「どうだば津軽」を表題曲にしたシングル。

「じょんから慕情」についての記事にも「『どうだば津軽』のほうがキャッチーで気に入った」って書いたんですけど、

今週聴いたもの:2021年8月19日~8月25日

それを表題曲にして出しなおすとは、なかなかわかっていらっしゃる。これは同じ事務所のコロッケの発案だったとのこと。さすがだ。

強烈な破壊力のハイトーンでありながらキンキンという耳障りなところがない歌唱は、すでに唯一無二に近いレベルなんじゃないか。ちょっと松村和子っぽいかな。

しかしすでに発表した曲を出しなおすんなら、あらたなカップリング曲のデキで商品価値があるかどうかが変わるよね、っていう話。そのカップリング曲「夢の花舞台」は、三味線や尺八が使われているものの、曲としては民謡色の薄い力強いド演歌。「どうだば津軽」よりは使われている音域が狭いから、カラオケ難易度はこっちのほうが低いかな。どこまでも透き通った歌声には、こういうド演歌はあんまり似合わないような気もするけど、このハイトーンが好きになってしまえばそんなことは関係ない。聴いてて疲れると思うか、聴いてて気持ちイイと思うかで評価は分かれるかも。私は当然後者。

おススメ度・・・★★★★

HAMMERCULT「STEELCRUSHER」

イスラエル出身のスラッシュ・メタルバンド、HAMMERCULTの2作目。2014年。

Amazon.co.jp スティールクラッシャー

イスラエル出身というからご当地っぽいメロディが出てきたりすんのかな、と思ったらそういうのはほぼゼロ。知らないで聴いたらスウェーデンやフィンランドのバンドかと思っちゃうかも。ジャケ絵からしてドラマティックなメロスピなのかなと思ったら、いわゆるデスラッシュ寄りのモダンなサウンドのバンドでした!

モダンなスタイルながらも高速リフはオールドスクールだったりして、なかなかカッコいい。イスラエルっぽさはナシってのも、個人的には民族色を前面に出すバンドは好きじゃないのでok。でも、とくにとびぬけてカッコいい曲があったりとか、ものすごく個性的であるとか、そういうのはないかな。カッコよくて「オっ!」って身を乗り出して思わずヘドバンしちゃうようなところがないんだなあ。ヴォーカルラインにもキャッチーなところがないし、その意味でLOST SOCIETYあたりと同じ種類の退屈さを感じる。ハイクオリティなんだけど「もう1回聴こう!」っていう気にはならないんだなあ。ラストの曲はキャッチーなサビと聴かせるフレーズがあって良かった。そういうのがもっとあれば。

それと、MOTORHEADの「Ace Of Spades」のカバーはいらなかったかなあ。莫大な数のバンドがカバーしてる名曲だけど、オリジナルを超えるカッコよさを体現したものはいまだかつてない気がします。スピードアップしてデス声で吐き捨てれば迫力が増すと思ってるなら大間違いだ。まあファンサービスのつもりなんだろうから文句を言ってはいけないのかな。

おススメ度・・・★★★☆

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