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今週聴いたもの:2022年12月22日~12月28日

自民党所属の秋葉復興大臣が不透明な政治資金の処理を疑われ辞表を提出。「事実上の更迭」だそうですよ。

こいつはたしか疑惑について「記憶にも記録にもない」「そのような事実はない」とかぬかして悪いことはしてないって主張してなかったか。悪いことしてないんなら辞める必要ないだろ。更迭されたら「理不尽だ!」って言えよ。

それが言えないんだから結局やったってことなんでしょう。「悪いことはしてないけどこのままでは党や政権に迷惑をかけるから」って言うでしょうが、そうするとつまりこいつは自分の信念よりも党や上役のほうを優先する野郎だってことになるわけで、そっちのほうが国民にとっては許しがたいでしょう。説明責任を放棄し(「覚えてない」「記録にない」は説明にならない)、復興大臣という国民や被災地の方々にとって重要な職をそんな理由で放り出すわけですからね。国民なんぞどうでもいい、党や上役のほうが国民より大事なんだな。自民党はどいつもこいつもこんなのばっかり。やめりゃあそれで済む、と思ってる。これだけナメられても、まだ自民党に投票する気ですか?

先日岸田は秋葉を交代させるのか記者に訊かれたとき、「今言えるのは、通常国会に向けてしっかり準備を進めていかなければならない、それに尽きる」と応えていましたね。しかも半笑いで。カッコいいこと言ってると思ってるんだろうなあ。自分が任命した大臣が不祥事起こして4人も辞めてて、そのせいで混乱してるんだろ。全部お前のせいなのでは。通常国会を運営するためにいちいち閣僚のクビ切らなきゃならないとか、どんな内閣だよ。「混乱させて申し訳ございません」って言わなきゃならないんじゃないの?「任命責任」があるって自分で言うならとっくに内閣総辞職してなきゃおかしい。自分が任命した奴らは辞めさせてるんだから。自分も責任とるなら辞めるしかないでしょ。

いずれにしろ岸田は被災地まで行って「こんなクソ不祥事で大臣が交代したりして申し訳ございません」って謝罪しなさいよ。そして我々国民は奴ら自民党をもういい加減に見限らなければならない。

年末も結局こんなこと書かなきゃならないってのがほんと悲しい。無能でもいいからせめてまともに仕事する奴に政権を担ってもらいたい。

水森かおり「メモリアルコンサート~歌謡紀行~2022.9.25」

現在の演歌界の第一人者、「ご当地ソングの女王」水森かおりが9月25日に東京でおこなった「メモリアル・コンサート」の様子をおさめたライヴアルバム。2023年7月に閉館する予定の中野サンプラザホールでの開催。

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DVDも出ていますがクルマとかで聴きたいのでCDをチョイス。毎年出てる作品だけどいままでCDって出てたっけ。今年にかぎって出した?

昨年までのぶんはチェックしてないので比較の話はできませんが、(たぶん)ノーカット、トークやバンドメンバー紹介のところまで余すところなく全部収録してるんですね。CDにするんならおなじみ司会者の西寄ひがしがしゃべるところなどは(彼女のコンサートにはなくてはならない人だとしても)カットしてもよさそうなものだと思いましたが、そのへんも全部入ってる。しかしそれによって、CDを聴いているだけでも自分がコンサートに参加しているような気分になれる。ライヴ作品ってのはこうであるべきなのかもしれない。バンドメンバー紹介のときにメンバーそれぞれがソロを披露しながら演奏するジャズっぽいアレンジの「鳥取砂丘」がカッコよかった。

歌唱にはもちろん文句ナシ。選曲もカバーを含めて文句ナシ。映像は見てないけどいつもの感じでピョンピョン跳ねながら歌ってるんだろうなあ、っていう元気な曲から、「越後水原」のような超絶ドラマティック演歌まで、さすがは水森かおり・・と平伏すしかない、素晴らしいパフォーマンスが堪能できます!私もコンサート行きたくなりました!前に観に行ったのはもう5年前か。近くに来てくれないかな。

おススメ度・・・★★★★☆

水森かおり「ふれあいコンサート」に参加してきました!

FORTUNE「FORTUNE」

USのメロディアス・ハードロックバンド、FORTUNEの1st。1993年作。

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同名のバンドが古今東西めちゃめちゃいっぱいあってややこしいのは勘弁してほしい。クレジットにはレコーディング場所がマサチューセッツ州ミドルトンと記載されてるのでそのへんの出身?の6人組。

聴いてみますと、グランジが流行っていた90年代、これじゃ売れなかっただろうな~っていうくらいの真っ正直なメロディアス・ハード。ギターの自己主張は薄くてヘヴィさは希薄、どっちかっていうとハード・ポップという形容のほうが的確か。

しかし、ソウルフルなハイ・トーンのヴォーカルとそこに絡む分厚いコーラスを聴くと「ポップ」と形容は使いたくなくなる。このへんがこの作品の魅力かも。キャッチーなサビをもつ曲が多いし、なかなか聴きごたえがあります。

90年代メロハーでFORTUNEという名前をきくと、個人的には「MAKING GOLD」という素晴らしい作品を出していたスウェーデンのFORTUNEをまず思い浮かべるんですが、そっちのようなジメっとした湿り気はあんまりないかな。ポップな味付けのキャッチーなメロハーを聴きたい方にはおススメ。

おススメ度・・・★★★★

ATANATOS「BEAST AWAKENING」

ドイツのブラック/スラッシュ・メタルバンド、ATANATOSの4作目。2006年作。

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イントロはSLAYERの「Hell Awaits」のイントロみたいで、そこからドロドロなデスメタルがさく裂するのかと思ったら、意外にもメロディアスなリフを駆使するメロディック・デス風味のスラッシュメタルでした!よく見るとスキンヘッドのベーシストはEDGE OF SANITYのTシャツ着てるし、そのへんに影響を受けてるのかな。

キーボード奏者(女性)がいるけど音はあんまり前に出てこない。前のめりに突っ走るリフのアグレッションと、そこに混ぜ込まれるメロディックなフレーズが聴きどころとなるバンド。

メロディックな部分がもっと磨きこまれていて、その哀愁に身もだえしちゃうような曲があればよかったかなあ~。そのへんがちょっと中途半端な気がする。5曲目なんかはツインリードがハモるソロなんかもあってなかなかカッコいいんですけどね、どうも半端。もっと泣かせてくれよ!っていうところで終わっちゃうんだなあ。もうひといき! 7曲目、JUDAS PRIESTの「Night Crawler」のカバーは・・・面白いアレンジだけどべつにいらないかな。

おススメ度・・・★★★☆

 

ということでこの記事も2022年はこれが最後。こんどの正月はどこも混むようなので家にこもって映画三昧ですごすつもりです。よいお年を!

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