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2023:新年おめでとうございます

2023年がはじまりました。新年おめでとうございます。今年こそ、ここには前向きなことばかりを書いて過ごしたい、と思ってます(たぶん無理ですが)。

昨年大晦日もロシアはウクライナにミサイル攻撃をしていたとのこと。プーチンもこれをこれまでのような「特別軍事作戦」ではなく「戦争」っていう言葉をつかって表現していたから、「戦争」にクリスマスも年末年始もへったくれもない、ってことなんでしょうが、まさかここまで長期化するとは思ってなかった。

長期化といえば、まだまだ終わらない(終わらせたくない勢力ががんばっている)新型コロナ。最初は得体が知れなかったから「正しく恐れよう」と私も思っていましたが、今となっては「罹っても高確率でただの風邪なんでしょ?だったらそれを恐れて自由を制限するのは間違っているしマスクも健康な人はしなくていいだろ、政府ははやく5類に落とせ」と思ってます。テレビのワイドショーなんかは「旅行支援!オトク!コロナ以前みたいなすごい人出で賑わってます!」と煽るいっぽうで「感染者増!後遺症!死者!コロナはただの風邪じゃない!マスクしろ!」とも煽る。なにかおかしい。

そしてワイドショーは「コロナは怖いんです。ただの風邪じゃありません」という「専門家」だけを呼んでしゃべらせる(「専門家」の奴らは「国民の7割がワクチン2回打てば集団免疫でコロナは終わる」とか言ってなかったか?テキトーなことばかり言いやがって)いっぽうで、「コロナ?もう風邪と同じですよ」「マスク?健康ならしなくてもいいですよ」「死者?コロナで直接殺された人はそんなにいませんよ」という「専門家」は絶対に呼ばないししゃべらせない。これを「偏向」と批判する論調がないのはなぜなんだろう。コロナ初期のころには「検査を拡大しろ」「いや検査はおさえろ」とかいう議論が活発に行われていたような覚えがあるけど、最近はコロナ対応について激論が交わされるような番組とかみかけませんね。

あとで書くNHKの「紅白歌合戦」も、出演者は密になってマスクなんかしないで大声で歌ってるのに一般の客にはマスクさせてましたね。客は声なんか出さない(出すなって言われるんでしょ?)から飛沫なんか飛ばないのに。嫌だなあ、こんなこといつまで続ける気なんだろう。

そんなことを考えながら過ごした年末、見た音楽番組の感想を。

『新日本プロレス50周年 シンニチイズムミュージックフェス~一夜限りのプロレス入場曲だけのフェス~』が面白かった

12月30日にBS朝日で放映された、『新日本プロレス50周年 シンニチイズムミュージックフェス~一夜限りのプロレス入場曲だけのフェス~』。こういうイベントがあったこと自体知らなかったんですが偶然視聴しました。

それがスゴイメンバーによるスゴイ選曲でビックリ。元VOW WOWの厚見玲衣や山本恭司、それからマーティ・フリードマンや日下部 "BURNY" 正則らが参加してて、メタルファンならばヨダレが出るような内容でした。

これは11月に東京・代々木で行われたものらしい。知らなかった~。

新日本プロレスリング 新日本プロレス 50 周年記念イベント

私は昭和40年代なかばの生まれで、プロレスがゴールデンタイムに放映されてたその全盛時代に、プロレス好きだった父に連れられ何度も興行を見に行っていました。プロレス中継の次の日は学校で友達とその話題で盛り上がってた世代。初代タイガー・マスクよりはダイナマイト・キッドのほうが好きでした。

そのタイガー・マスクの入場曲、たしかけっこうコロコロ変わったと記憶しています(古舘伊知郎氏が歌ってたのもあったような?)が、現在のタイガーマスクも使用しているという(最近はあまりプロレス見てないから知らなかった)「おまえは虎になれ」を、今回は松崎しげるが歌ってくれてました。

↑ああ~そういえばこんな曲あったなあ~と。こりゃあカッコよすぎる。長州力の「パワーホール」なんかは手抜き感たっぷり(じっさいテキトーだったという話。でもカッコいいからスゴイ)だけどこっちは本気が感じられますね。プロレスもタイガーも今では考えられないくらいスゴイ人気だったから当然か。これがCD音源が出てないっていうんだからほんとうに残念。欲しい!

 

獣神サンダーライガーの入場テーマとして使われた「怒りの獣神」もangelaによってプレイされました。これもやたらカッコいい。

もともとアニメソングですが、最近はこういうキャッチーなアニソンってありませんねえ。歌える勇壮なメロディ、アニソンとしてもプロレスラーのテーマ曲としても完璧ですね。名曲!

 

ビッグ・バン・ベイダーが使ってたRAINBOWの「Eyes Of The World」では山本恭司が適度にリッチー・ブラックモア風味を加えたカッコいいギターを聴かせてくれたし、アブドーラ・ザ・ブッチャーの「吹けよ風、呼べよ嵐」(PINK FLOYD)も素晴らしかった。

欲を言えば藤波辰爾の迷曲「マッチョ・ドラゴン」や「ドラゴン体操」も聴きたかった(本人は「マッチョドラゴンやられなくてよかった~」と言って笑いを誘ってました)。知らなかったけど先日NHKで歌ったらしいですね。まああの曲は今回のイベントの雰囲気にはそぐわないですしね、また別の機会に本人歌唱を聴かせていただきたい。いつどんなときに聴いても絶対に笑って楽しい気持ちになるっていう歌唱は唯一無二ですからねえ。

プロレスファンならずとも楽しめる内容でした!またやってくれないかな。

紅白は早送りでチェックしたが・・・

大晦日恒例の「NHK紅白歌合戦」は録画で歌以外のところは早送りしてチェック。

出演歌手の大半を知らないとか名前が読めないとかいうのは私もオッサンになった証拠だからまあいいとしても、若者に媚び媚びの選曲と演出、そして歌番組としては民放以下のクオリティ(演奏はほとんど録音音源でショボかったし、口パクの使用も多かった)は、受信料をまじめに払っている身としては許すことができない。もはやきちんと歌を聴かせようという意識は1ミリも感じられない。完全にバラエティ番組になりましたね。

個人的なハイライトはこれがラストになるという加山雄三の登場でした。若大将と紅白といえば、かつて司会をやったときに少年隊の「仮面舞踏会」の曲紹介を「仮面ライダー!」と盛大に言い間違えたのが思い起こされますけど、それももう今となっては笑い話。それで済んでるってところが若大将の偉大さをあらわしている気がしますね。

その若大将、声自体はまだまだ元気って感じでしたが、脳梗塞の後遺症か、滑舌や目つきなんかはだいぶお年を召したなあ~という印象は受けました。もう85歳で仕方がないんだろうけどちょっと寂しい。昭和12年生まれってのは私の母と同じなんですよ、だからいつまでも元気で頑張ってほしいと思っていましたが・・・ライヴを引退して急に老け込んだりしないか、ってのが心配。

 

あとはとくにこれといって・・・。若い人たちは全部同じだし、かといって大御所と言ってもいいクラスのYOSHIKIらが結成したというスーパーバンドの曲も現在の売れ線を意識してるのがスケスケで正直いまひとつピンとこなかった。格の違いをみせつけてほしかったんだけどなあ。今後なにをやってくれるかに期待したい。

三山ひろしはまたけん玉だし(失敗したら後味悪いのわかってるんだからもうやめるべき)、水森かおりの「九十九里浜」は印象的な「なかトロ」をカットして、しかもバックの演奏はおかしなアレンジが加えられて台無しに(歌唱もなんか調子悪かったみたいでしたね)されてたし、石川さゆりはいつもの「天城越え」で(もちろん超絶名曲ではあるけれど)またそれなの?という気しかしなかったし、もはや作業BGMにすらならない番組内容だったと感じました。

もはやいくら若者に媚びようとも若者はテレビじたいを見ないという時代になってますしね、この路線ではますます誰も見ない番組になっていくのは確実。このへんで終わりにすべきでしょう。

 

ということで、やはり新年一発目から文句ばっかりの記事に。2023年こそは素晴らしい曲にいっぱい出会えることを願いたい!

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