先日YOU TUBEをみてたら、私のフェイバリット・バンドのひとつであるスウェーデンのAMON AMARTHの、きたるニューアルバムからの新MVがあがってるのを発見。ニューアルバム「THE GREAT HEATHEN ARMY」は8月に発売予定とのこと!待ちきれない!
先行して公開された「Get In The Ring」は彼らの友人のプロレスラー(ビデオの中で戦ってるハゲの人。エリック・ローワンという人らしい)の入場曲として書かれたものだとのこと。
この曲にかぎって言えば、リフはメロディアスなものでありながら前作「BERSERKER」アルバムの曲よりもアグレッシヴで、2000年代のころの彼らのスタイルに回帰したようなスタイル。ちょっと地味な印象だけど個人的には「こういうのでいいんだよ」という感じ。いずれにしろ1曲だけではなんともいえないので、リリースを楽しみに待つことにしましょう!国内盤はまたいろいろついた豪華仕様で出してくれる?
FOREIGNER「AGENT PROVOCATEUR」
これはまた懐かしい。英国人・米国人混合のロックバンド、FOREIGNERの5作目。1984年。
Amazon.co.jp Agent Provacateur
安く仕入れたCDのなかに紛れていたから聴きなおしました。いやあこのアルバム大好きなんですよ。彼らの代表作といえば1981年発表の超ヒット作「4」ということに一般的にはなるんだと思いますが、個人的にはこっちのが好き。
全曲イイんですけど、なにしろトップの3曲が突出して素晴らしい。トップの「Tooth And Nail」はハード&ヘヴィだし、2曲目の「That Was Yesterday」は映画の挿入歌になってそうな、いかにも80年代産業ロックっていう趣ながら、哀愁あふれるキャッチーな歌メロが大好き。
そして3曲目の「I Want To Know What Love Is」は全米1位になった超有名バラードでその素晴らしさは言わずもがな。この作品後はメンバーがいろいろ変わったりして下降気味になっていきましたが、これに限ってはもはや文化遺産といっていいくらいの傑作!ヘヴィな曲もけっこうあって(売れ線ではあるけど決してポップじゃない)メタルマニアでも聴けるはず。80年代はいい時代だったんだなあ。
おススメ度・・・★★★★★
SHADE EMPIRE「OMEGA ARCANE」
フィンランドのシンフォニック・ブラック/デス・メタルバンド、SHADE EMPIREの4作目。2013年作。
このバンドはたしか1stは聴いたことある。あんまり覚えてないからそんなたいしたことなかったんだと思うんですけど、この4作目はかなり強力。ものすごくスケールが大きくドラマティック。映画のサントラを聴いてるような感覚に陥る曲もあったり。しかし言うほどシンフォニック風味は濃くなくて、メロディック・デスと呼んでもいいサウンドかな。
↑これはアルバムの最後を飾る、12分にもおよぶインスト。ちょっと無駄に長い気もするし、もっと泣きのメロディをてんこ盛りにしてほしいけど、なかなかいいですね。ほかの曲ではズダダダダダというブラストビートに下水道ボイスがのるデスメタルがさく裂してますが、この曲を聴くとデス声ヴォーカルは別にいらないよね、という気になりますね。
しかしそのデス声ヴォーカルも、ただ闇雲に喚くだけというだけじゃなくて、どのようなラインで声をかぶせればよりカッコよくなるか、というのをちゃんと考えてやってるようには感じられる。DIMMU BORGIRよりはこっちのが全然イイ。
おススメ度・・・★★★★
MY SIXTH SHADOW「LOVE-FADING INNOCENCE」
イタリアのゴシック・ロックバンド、MY SIXTH SHADOWの4作目(?)。2005年作。
Amazon.co.jp Love-Fading Innocence
これ以降はアルバム出てない?活動はしてないんだろうか。初めて聴きましたが、HIMみたいだな~という印象をもちました。
う~ん、1曲だけ聴くとすごくイイ感じなんだけど、聴いててその哀愁に身をよじってしまうような、これといった凄い曲はひとつもなく、全編同じようなテンションで同じような曲が続くので、結局のところ悪くないんだけどとくに良くもない、っていうふうになってしまうなあ。
どこかで聴いたような曲も多いし。もっと乱暴に言えば、こういうのやってるバンドそこらじゅうにいるよね、っていう話に。
その「そこらじゅうにいる」なかから抜きんでるためには、やっぱり曲のデキが問題になるわけですが、そこはもう少し頑張ってほしいなあ。まあこの手のサウンドが好きな人にはおススメできる。
おススメ度・・・★★★☆