ロシアがウクライナに侵攻してもう1週間ほど。
有史以来、人が人を殺す戦争がなかった日は1日もないと言われていますが、常識はずれの狂犬指導者が独裁していて、そのうえ核兵器ももっている国が暴走してやっている戦争という意味でこれまであった戦争以上に恐ろしい。どのような落としどころがあるのか、まったく見当もつかない。
ウクライナが蹂躙されたうえでロシアに征服され、ゼレンスキーさんが捕まってロシアで死刑にされちゃう、なんてことにならないことを祈るばかり。
アメリカはじめ西側諸国が介入できないのはやっぱりロシアが核をもっているからであり、するとやっぱり核廃絶っていうのはなにがなんでも達成しなければならないんだなあ、とあらためて痛感します。となれば、唯一の被爆国である日本はこれをきっかけに核廃絶のためにもっと働かなくてはならないんでしょう。こういうことがあるから自衛のために核保有を、なんていう声もあるようですが、使ったら敵も味方も破滅、なんていう兵器を世界中みんなが持つことが平和につながるとはとても思えない。そういうふうに言ってくれる政治家は日本にはいないのか。
しかしともかくまずは民間人が犠牲になるような戦争ははやく終わってほしい。ここはロシアの恫喝に折れるしかないのか。しかし折れるとしても、最低でもロシアにはウクライナ国民とゼレンスキーさんはじめウクライナ政権幹部の身の安全を保障させてほしい。ゼレンスキーさんのような立派な政治家にはとにかく生き残ってもらいたい。
L.A. GUNS「L.A.GUNS」
これは懐かしい。USのハードロックバンド、L.A.GUNSのデビュー作。1988年。
安く仕入れたCDの山の中に入ってたのでものすごく久しぶりに聴きなおしました。88年当時の私はすでにスラッシュ・メタルに傾倒していて、LAメタル?そんなもん・・・って感じだったんですが、このアルバムは大好きで聴きまくっていました。そのかわり2nd以降はほとんど聴いてない。
勢いのまかせて騒いでいるようでいて、実は徹頭徹尾キャッチーなフレーズが満載、そのなかに哀愁漂うメロディもサラっと入ってるところがなんともステキ。「Electric Gypsy」なんかも名曲と呼んで差し支えない素晴らしい曲で、とにかく曲のデキが半端じゃなかった。その意味でW.A.S.P.の1stにも匹敵するLAメタルの名盤!
おススメ度・・・★★★★★
STEEL ATTACK「FALL INTO MADNESS」
スウェーデンのメロディック・パワー・メタルバンド、STEEL ATTACKの2nd。2001年作。
Amazon.co.jp Fall Into Madness
バンド名やジャケ絵の雰囲気からしてクサメロ搭載の疾走メタルなんだろう・・と想像して聴いたらまさにそのとおりでした。HELLOWEENやGAMMA RAY、BLIND GUARDIANなんかのジャーマン系のサウンド!
イイね。イイんだけど、歌メロには印象的なものが少ないのがちょっとイマイチかなあ。カッコいいんだけど全編通して聴くと心に残るものがあまりなかった。ほかの作品もチェックしてみよう。
おススメ度・・・★★★☆
ERAZOR「ERAZOR」
ドイツのスラッシュ・メタルバンド、ERAZORの1stアルバム。2010年作。
2015年の2ndアルバム「DUST MOMENTS」はなかなか悪くなかった →今週聴いたもの(2020年1月16日~1月22日) のでちょっと期待して聴きました。
で、この1st、ブラック・メタル寄りな2ndよりもオールドスクールなスラッシュ風味が濃くて、いやいやいや1stのほうがいいじゃん、と。1曲目なんかPOSSESSEDみたいでカッコいい。やっぱり若いバンドは勢いに任せてズドズドズド~っていうのが潔くてよい。これに比べると2ndはちょっと考えすぎな気がしますね。といってもひたすら突っ走る単細胞っていうわけではなくて、聴かせる部分もちゃんと配置されているのも良い!
ネットで調べる限り3作目以降の情報が出てこないけれども、活動してないんだろうか。新作が出るならぜひとも買いたい!
おススメ度・・・★★★★