哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

DEATH/BLACK/DOOM PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL 今週聴いたもの

今週聴いたもの:2021年8月12日~8月18日

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メンタリストと自称するタレント?YOU TUBER?が、ホームレスや生活保護受給者の命を軽んじるヘイト発言をしたとして炎上していますね。

私はこの人のこと全然知らないけれども、報道されているとおりの発言をしたのであれば、やはりそれは「いやいや、間違っている」としか言いようがないし、非難されても仕方のないことだとは思います。あまりに叩きすぎだとは思いますけどね。世間知らずのガキだと思えば、「ごめんなさい間違っていました」となればそれで済ませればいいのでは。

しかし、彼を非難する資格のある人が、今の日本にそんなにたくさんいるとは思えない。だって、日本国民の大部分は、権力者が「お前の命はこの世に必要ない。生きている資格はない。このさき生きても変われないからムダ。だから死ね」って勝手に決める、「死刑」という制度に賛成していますからね。それに、生産性のない高齢者は社会のお荷物だからコロナでそれが一掃されるのは悪くないことだ、って堂々と言う人間もいる。「法律を守れない社会不適合者はいらない」「生産性のない奴はいらない」ということと、メンタリストの言った「ホームレスや生活保護受給者はいらない」っていうことに、なにか差はありますかね。

彼の発言に対して、生活困窮者を支援する団体は「一連の発言は、人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という『優生思想』そのもの」と非難する声明を出していましたが、人の命に優劣をつけ、生きる価値ナシ!となった人間の命は吊るして抹殺する、ということが、となりの大陸の人権蹂躙国家ならともかく、いっぱしの民主国家をきどっているはずの日本でもふつうに行われている。何度も言ってるけど社会防衛のために危険人物を社会から排除したいのなら刑事施設に拘束すればそれで事足りるのです。しかし国民の大部分が「そういうことをした奴の命に価値はない!吊るせ!」と死刑を支持している。その「人の命の優劣」を決めているのが、自分たちの利益や保身のためなら普通にウソをつく権力者たちっていうのが最大の問題なんですが、いずれにしろ、みんな彼を非難しているけど似たような思想は残念ながら多くの人がもっている。それを自覚しているかしていないか、大っぴらに言うか言わないか、というだけ。この件は、多くの国民がそれを自覚する契機にするべきじゃないでしょうか。

THE QUILL「TIGER BLOOD」

スウェーデンのヘヴィロックバンド、THE QUILLの2013年作。7枚目?

Amazon.co.jp Tiger Blood

 

もう長いこと活動してるようですが聴くのは初めて。このタイプはあまり進んで聴くことはないので、

ストーナー系のサウンドだという情報に触れていたのでそのつもりで聴いたらちょっと違うじゃないか。そこまでのラウドさやどんよりした退廃的な雰囲気は感じさせない。70年代の薫りをプンプンさせる、ブルージーなヘヴィ・ロック。デヴィッド・カヴァデールあたりを彷彿とさせるヴォーカルもカッコいいし、なによりも埃っぽくて渋くてキャッチーな曲のデキはかなり魅力的。この手のバンドの多くは「雰囲気だけ」なのばかりで、肝心の曲がつまらないバンドが多いんですけど、このバンドはそこがしっかりしてる。

 

好き嫌いせずにいろんなものを聴くようにしないと損することになるなあ、と反省。SPIRITUAL BEGGARSよりもこっちのほうが好きかも。ほかの作品も機会があれば聴いてみましょう。

おススメ度・・・★★★★

THE WRETCHED END「OMINOUS」

ノルウェーのブラック・メタルバンド、EMPERORのギタリストだったサモスのバンド、THE WRETCHED ENDの1stアルバム。2010年作。

Amazon.co.jp Ominous

 

吐き捨て型のヴォーカルはブラック・メタルっぽくなく、曲もおどろおどろしいものは少ない。デスメタル然としたアグレッションに軸足を置いてる感じ。しかしそれが、けっこうカッコいい。思い付きのリフのうえでガナってるだけだろ・・とは言わせないくらいには曲は練られているし、耳に残る曲もありました。

↑こういうちょっとブラックメタル風味をまぶした曲のほうが個人的には好みかな。このくらいのデキの曲がもっとたくさんあれば・・・・という感じ。あと一息。

しかし、これはなかなか聴きごたえのあるエクストリームメタル作品。中古なら買う価値はあるのでは。

おススメ度・・・★★★☆

PREY FOR NOTHING 「AGAINST ALL GOOD & EVIL」

イスラエルのプログレッシヴ・デス・メタル、PREY FOR NOTHINGの2nd。2011年作。

Amazon.co.jp Against All Good And Evil

 

イスラエルのバンドということだけれどもブックレットにはポーランドのスタジオで製作したと書いてある。どういう素性の人たちなのかまったく知らずに聴きましたが、中東っぽさは全然ない。複雑でテクニカルな、フツーのデスメタル。

ヴォーカルはCHILDREN OF BODOMの故アレキシ・ライホのような、無理して絞り出したような苦しそうなデス声。このタイプ大嫌いだし、そもそもこのやたらと複雑なんだけどまったく耳に残らない、「俺たちスゲエだろ!」というマスターベーション的な曲が我慢できない。いつも同じこと言いますけどね、こういうのが一番嫌い。イスラエル出身ということを考えれば凄いクオリティなんだろうけど、つまらないものはつまらないんだから仕方がない。たまに、そのあとの展開に期待させるカッコいいフレーズも出てくるんですけど、そっからの盛り上げ方を知らないというか、その先が練られていないから、とってつけたようなツギハギだらけの曲にしか聴こえない。DEATHを聴いて勉強しろ。

おススメ度・・・★★☆

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