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今週聴いたもの:2020年8月6日~8月12日

IRON MAIDENやDEEP PURPLE、RAINBOW、WHITESNAKEなどヘヴィ・メタル/ハード・ロックの名作のプロデュースを数多く手がけたイギリスの音楽プロデューサー、マーティン・バーチ氏が8月9日に死去されたとのこと。

私がメタルに引き込まれるきっかけになったのはIRON MAIDENであり、そのMAIDENの「6人目のメンバー」(彼がプロデュースしていたころのMAIDENは5人編成)とまで言われていたバーチ氏は、言ってみれば私の人生を変えた人のひとりと言っても過言ではないわけで、訃報にふれほんとうに驚いた次第。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

AVATARIUM「HURRICANES AND HALOS」

CANDLEMASSの中心人物であるベーシスト、リーフ・エドリングのドゥーム・ロックバンド、AVATARIUMの3rdアルバム。2017年作。

Amazon.co.jp HURRICANES & HALOS

この作品ではリーフはソングライティングで参加はしているもののすでに脱退しています。

1stの「AVATARIUM」は出たときに聴きました。BLACK SABBATH直系のどんよりと重いレトロなドゥームサウンドで、なかなかカッコよかった。

この3rdもそれなりにイイんだろうと期待して聴きましたが、いい方向で裏切られました。ストーナー的なヘヴィさは若干後退し、伝統的な70年代ハード・ロック色が色濃くなっています。

曲によってはDEEP PUEPLEみたいだったり、URIAH HEEPっぽかったり感じられるところも。

「Medusa Child」みたいないかにもドゥーム・・という曲もあるにはあるけど、このバンドはやっぱりヴォーカルが歌えて魅力的であるところが大きい。CANDLEMASSの近作がクソだったのはつまるところそこが原因なんだろうなあ。

ほかのアルバムも買っておかなくては。

オススメ度・・・★★★★

CULT OF THE FOX「A VOW OF VENGEANCE」

スウェーデンのヘヴィメタルバンド、CULT OF THE  FOXの2011年作。

Amazon.co.jp A Vow of Vengeance

ジャケ絵の雰囲気は悪くないが....残念ながら曲は猛烈に退屈でした。

男気溢れる骨太なメタルを志向しているように聴こえましたが。残念ながら心に残るフックはなにひとつない。音源を売ろうなんてのはまだ早すぎたんじゃないの・・という気しかしません。これほどなにも感じるものがないのもなかなか珍しい。

オススメ度・・・★★

PARADOX「ELECTRIFY」

ドイツのスラッシュ・メタル、PARADOXの2008年作。

Amazon.co.jp エレクトリファイ

1980年代後半に素晴らしいアルバムを2枚残し解散、2000年に復活してからの2作目。

1989年発表の「HERESY」は目ん玉飛び出るほどカッコいいスラッシュアルバムで、私も聴きまくりました。いわゆるベイエリア・スラッシュっぽさ全開のサウンドのなかにちりばめられるドラマティックな旋律がステキでした。

Amazon.co.jp ヘラシー
↑これは問答無用の名盤なのでぜひとも聴いていただきたい。

で、実は私は解散から活動再開後の音源はチェックしてなかったんです。活動しているらしいというのは知っていたけど、初期作があまりに良かったのでそれを超えるものがあるわけないと勝手に思っていたし。だからこの「ELECTRIFY」もあまり期待しないで聴きました。

が・・・

80年代にやっていたのとあまり変わらないスラッシュ・メタルをやっていてちょっと嬉しくなりました。

オリジナルメンバーは中心人物であるギター&ヴォーカルのチャーリー・スタインハウアーのみですが、彼が刻むザクザクかつメロディアスなリフと独特の雰囲気をもつアグレッシヴなヴォーカルがあればそれがPARADOX、ということなんでしょう。

最近の作品をまだ聴いてないのでわかりませんが、こういう「日和らない」バンドがもっと脚光を浴びてほしいものです。

オススメ度・・・★★★★

 

といったところで今回は終わります。

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