哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

新BS日本のうた

令和3年8月15日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

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8月15日は終戦記念日。

私はもちろんリアルタイムで戦争を体験していない世代ですが、昭和一桁生まれの亡父は子どものころは大きくなったら兵隊になって戦地に行くことになるだろうと思っていたらしいし、母は満州からの引き揚げ者で、終戦時の混乱であやうく残留孤児になるところだったらしい。戦争がもう少し長かったら私の亡父も戦争に行って死んで私は生まれなかったかもしれないし、母が残留孤児になってたら私は中国人として生まれたかもしれないわけだ。それだけは嫌だなあ。中国に生まれてたらこんなふうに好き勝手なことは書けないし言えない。そんな国で平和の祭典(のはず)のオリンピックをやろうなんて・・・まさに狂気の沙汰。

戦争を知る世代がどんどんいなくなってきたのもあって、国会議員が「北方領土は戦争で取り返すしかない」と発言したり、首相が広島の平和記念式典で原稿棒読みのうえいちばん大事なところを読み飛ばして意味不明なスピーチをしたり、戦争というものに対しての「あんな悲惨なことは二度と繰り返してはならない」という意識は確実にうしなわれてきている気がしますね。これは政治家にかぎったことではないように感じます。

海を渡ってすぐそこにある隣国が人権蹂躙独裁国家ふたつ。もうひとつ同盟国もあるけどそこもひどいイチャモンばかりつけてくる。奴らの狂気をはらんだ言動をみれば、戦争というものをいくら憲法で否定してもそれをあっちからふっかけられてしまう可能性もなくはないと言えるわけで、自衛のための武力行使もなかなかできない現行の憲法を変えようという動きが出ることも致し方ないこととは思うんですけど、「戦争で問題を解決することはしない」という根本的な部分は絶対に守らなくてはならない。そう考えると、広島での首相の失態はどう考えても辞任もの。原爆なんぞもう終わったこと、こっちは選挙で頭がいっぱいなんだよ、それどころじゃねえ・・・と思っているから、「原稿が糊でくっついていた」などという信じがたい言い訳で済ませて平気なんでしょう。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」。今回は、作曲家の吉田正の生誕百年ということでのスペシャル。

「作曲家 吉田正 生誕百年記念コンサート」。

 

茨城県日立市での開催。お客さんはいちおう入れていましたね。

出演は、

五木ひろし、福田こうへい、橋幸夫、三山ひろし、市川由紀乃、城南海、古都清乃、坂本冬美、ささきいさお、長山洋子、三田明、吉永小百合。

知らなかった曲もいっぱい聴けて勉強になった

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「異国の丘」・・・・・男性出演者全員

「潮来笠」・・・・・・橋幸夫

「美しい十代」・・・・三田明

「弁天小僧」・・・・・福田こうへい

「キューポラのある街」・・城南海

「街のサンドイッチマン」・・三山ひろし

「勇気あるもの」・・・長山洋子

「再会」・・・・・・・坂本冬美

「後追い三味線」・・・市川由紀乃

「落葉しぐれ」・・・・五木ひろし

「有楽町で逢いましょう」・・フランク永井(映像)

「公園の手品師」・・・ささきいさお

「西銀座駅前」・・・・ささきいさお

「傷だらけの人生」・・鶴田浩二(映像)

「寒い朝」・・・・・・城南海

「夢千代日記」・・・・坂本冬美&吉永小百合

「恋をするなら」「明日は咲こう花咲こう」「あの娘と僕(スイム・スイム・スイム)」「みんな名もなく貧しいけれど」「恋のメキシカン・ロック」・・・橋幸夫&三田明&市川由紀乃&城南海&三山ひろし&福田こうへい

「和歌山ブルース」・・古都清乃

「霧子のタンゴ」・・・五木ひろし

「誰よりも君を愛す」・・五木ひろし&市川由紀乃

「東京ナイト・クラブ」・五木ひろし&市川由紀乃

「花蕾」・・・・・・・長山洋子

「面影 渡り鳥」・・・橋幸夫

「いつでも夢を」・・・橋幸夫&吉永小百合&全員

 

今回は吉田正作品一辺倒で、知らなかった曲もけっこうあって勉強になりました。やはりこういう歌番組は滅びてはいけない。

「異国の丘」は聴いたことはあってもその背景は知らなかった。戦争で満州に行きシベリアに抑留もされた吉田正が作曲、詩をつけたのもシベリア抑留兵。実際に戦争で辛酸をなめた人たちがつくった曲だから、その詩とメロディは胸に刺さってくるんだろうなあ。

 

あとどうでもいいけど、吉永小百合の歌唱はともかくとしても、あの人間離れした若々しさは只事じゃないですねえ。もちろんバリバリに化粧したりしてるんでしょうけど、いくらごまかしても普通の76才ではああいうふうにはなれない。その裏ではすさまじい努力をしているはず。アンチエイジングにはいつも興味のある私としては、その努力の内容がどういったものなのかぜひ知りたいところ。

映像で出たフランク永井と、その曲をカバーしたささきいさおもカッコよかったし、城南海の美声はいつ聴いても素晴らしいし、番組内容はとても良かったんじゃないかと思います。古い曲ばかりでも楽しめる歌番組はできるんだなあ。ていうか、新しい曲満載の番組だとつまらない、っていうことが問題なんだなあ。

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