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今週聴いたもの:2020年12月31日~2021年1月6日

コロナ感染拡大により、ふたたび「緊急事態宣言」が発出されました。

しかし、国会議員たちは自分たちのルールとして「国会議員が全く人と会わないのは無理がある。会食は4人以下で、午後8時まで」にするとかぬかして、日本医師会の会長にソッコーで突っ込まれていましたね。

この段階になっても会食などと言ってるノーテンキさは凄い。なにも考えてないんでしょうね。

人に会う必要があるとしても、メシを一緒に喰わなきゃいけない理由はいったいどこにあるのか。ていうか言うほど他人と面と向かって接触して話さなきゃいけない理由なんてあるか?家族と会いたいとか言うんならわかるけど、仕事ならオンラインでやりゃあいいだろ。どうせやってるのは党内での出世や選挙に勝つための仕事で、国民のためになる仕事なんてしてねえんだし。民間には「テレワークを」などと言ってるくせに、自分たちは仕事の仕方を変えようとしない。無能すぎるのでは。

つまるところ前例にしたがって仕事することしか知らないから、会食も仕事、みたいな思考から抜け出せないんでしょうね。こんな奴らに政治を任せていたら日本は永遠に浮かび上がれないでしょう。

どうも議員センセイがたは、「自分たちは特別な人間。コロナにはかからない」と思っているか、それとも正真正銘の○○かどちらからしい。このご時世に議員がドンチャン騒ぎして問題になるのは結局「自分たちは特別だから大丈夫」「我々は下々の人間とは違う重要な仕事をしてるんだから。飲み食いも大事な仕事なんだから」と思ってるからでしょ。自分たちはただ選挙に勝った人間というだけで別に他人より優れた人間というわけではない、という謙虚さがあれば、あんなことは起こらないんじゃないですかね。

CHILDREN OF BODOM 「HALO OF BLOOD」

フィンランドのメロディック・デスメタルバンド、CHILDREN OF BODOMの中心人物だった、アレキシ・ライホが亡くなったというニュースをみました。

41歳という早すぎる死。自分より若い人の訃報のふれるとほんとうに悲しい。ご冥福をお祈りいたします。

 

これを機会にその作品を聴きなおしました。これは2013年発表の8作目。

Amazon.co.jp ヘイロー・オヴ・ブラッド

その楽曲をすべて(?)書いた人の訃報のあとにこんなこと書くのも気が引けますが、何度聴いてもその良さがどこにあるのかさっぱりわからないアルバム。ていうかこれに限らずほかのアルバムも全部そうなんですけどね。1回聴いたきりで二度と聴いてないアルバムもあるので、聴き込めばそうでないものもひょっとしてあるのかもしれませんが・・・。

思うに、COBはアレキシひとりで曲を書いてた(んですよね?)のがいけなかったんじゃないのかなあ。せっかくローペ・ラトヴァラみたいな超天才がいたんだから、曲を書いてもらうとか、共作するとかすればよかったのでは。ほかのメンバーが「こうしたらいいんじゃね?」と言えるような感じではなかったのかな。

それにすべての曲を同じ曲に感じさせる単調なデス声ヴォーカル。メロディがないのは別にいいけど、迫力はないしカッコ良くもない、聴いててただ疲れるだけ。もっとカッコよく歌える専任ヴォーカルを入れればよかったのに。

中心人物がお亡くなりになったのに作品をケナすとは何事だ・・とか的外れなことを言ってくる人がいそうですけど、それとこれとは話が別なので。アレキシが亡くなったのはほんとうに残念ですが、それと作品の良しあしは関係ない。

まあ某老舗メタル誌は訃報とともに特集を組んで、その作品を褒めちぎる提灯記事を書くんでしょうね。そういうのに騙されないように気をつけましょう。

オススメ度・・・★☆

EXHUMATION「DANCE ACROSS THE PAST」

1990年代に活動していた、ギリシャのメロディック・デスメタルバンド、EXHUMATIONの2ndアルバム。1998年作。

Amazon.co.jp ダンス・アクロス・ザ・パスト

これはなかなかカッコいい。後半は退屈な曲もあったものの、まったく期待してなかったのでこれは嬉しい誤算。

90年代の北欧メロデスに、若干のゴシック風味を加えた感じか。

ヴォーカルはデス声というよりシワガレ声でガナッてるという感じで若干単調に感じるものの、ちょくちょくねじ込まれる印象的な耽美メロディがそれをカバーしてくれる。曲の終わり方がテキトーに感じるフェードアウトだったり、すごく唐突だったりするのがちょっと不満かな。クjリーンヴォーカルを交えたタイトル曲は、もっと長尺にして泣きまくってくれたほうが良かった。

しかしこれは買う価値のあるメロデス。ほかに2枚出てるみたいなので、見つけたらチェックしてみよう。

オススメ度・・・★★★★

FATES WARNING「DISCONNECTED」「INSIDE OUT」

アメリカのプログレッシヴ・メタルバンド、FATES WARNINGの7作目「INSIDE OUT」(1994年)と9作目「DISCONNECTED」(2000年)をあわせた2枚組CDを買いました。

Amazon.co.jp Disconnected/Inside Out

長い歴史をもつバンドなので私もすべての作品をチェックしていません。「プログレッシヴなんちゃらメタル」が嫌いな私としてはなにかきっかけがないかぎり手が伸びないバンド。

1986年の3rdアルバム「AWAKEN THE GUARDIAN」はそんなに嫌いじゃなかったんですけど、いつもいつも無駄に複雑な曲ばっかりでウンザリ。一瞬「オっ!」と思うメロディがあったとしても、展開がめまぐるしすぎてその快感を味わえないうちにはぐらかされる感じ。だからこういうの嫌いなんだよなあ。

この2枚のアルバムは今回初めて聴きましたが、やはり複雑な展開でテクニカルな曲で満載。でも私はダメだ。とりあえず我慢して通して聴いたもののなにも耳に残らない、80年代の作品はアグレッシヴなメタルだったからまだよかったけどこの2作はそれもない。

オススメ度・・・★★

 

といったところで今回はこれくらいで。来週のいまごろは、正月に出歩いた人のコロナ感染が表に出て、感染判明が1日1万人とかになってるかも・・と思うと怖いですね。そうなれば国会議員たちも自分事として怖がるようになって、少しはまじめに取り組んでくれるのかな。

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