アメリカのトランプ大統領が新型コロナに感染して入院、しかしわずか3日で退院しホワイトハウスで執務に復帰したそうです。
どうやら「コロナに打ち勝った大統領」という強い指導者像をアピールする戦略みたいですが、側近たちもみんな感染しちゃって、そのなかで誰かが亡くなったりでもしたらそれどころじゃないですよね。そんなことになったら情報を隠しそう。
それに、アメリカではすでに20万人以上もの方がコロナで亡くなったそうで、その遺族たちはトランプの無責任極まりない言動をみてどう思っているんでしょうか。トランプは最高の医療を受けられるから「コロナを恐れるな」などとぬかしていましたが一般国民はそんな医療を受けるのはムリ。大統領のくせに考えていることは自分のことだけ。日本の自民党の奴らとまったく同じですね。こんな男がまた再選しちゃったら、もうアメリカが再び偉大に(これまでが偉大であったとは思わないけど)なることは二度と不可能になるでしょうね。
はたしてバイデンのほうがマシなのかどうかはわかりませんが、とにかくこの男は政治の舞台から退場させなくてはならない。人種差別問題のような内政もそうだけど、この男が大統領では結局のところ中国の傍若無人を止めることはできない。いまはまだアメリカが「大国」だから中国に対して強気でモノを言えてるけど、トランプのせいでアメリカの国力は圧倒的に衰退しているわけで、もしトランプが再選したらアメリカの「大国」たるパワーはますます失われ、早晩中国に「NO!」と言うことはできなくなるでしょう。
津吹みゆ「嫁入り峠(特装盤)」
津吹みゆの目下の最新曲「嫁入り峠」の、あらたなカップリング曲を組み合わせた「特装盤」。
「嫁入り峠」はもう何十回も聴いているのですっかり耳になじみました。これは聴けば聴くほどしみじみといい曲。結婚式の定番曲にならないかなあ!
関連記事→今週聴いたもの(2020年2月13日~2月19日)
その「嫁入り峠」が「夕霧の月」という新カップリング曲とともに装いを新たに。
「夕霧の月」はしっとりとした哀愁曲で、キャッチーでノリノリだったオリジナル盤のカップリング曲「らっせら吹雪」とはまったく違った雰囲気。元気でハツラツとした「直球ボイス」もいいが、こういうしっとり憂いを含んだ歌唱も魅力的。
曲自体は、まあ悪くないとは思ったんですけどちょっとコンパクトであっさりすぎるかなあ。個人的にはもうちょっと長尺にしてもっと盛り上がる曲にしてほしかった。まあ、コンパクトなのも意図的にやったことなんでしょうね。どっちにしろ「嫁入り峠」があまりに良すぎるのでちょっと印象薄いかも。
オススメ度・・・★★★★
EXCITER「THRASH SPEED BURN」
言わずと知れたカナダのパワー・メタルの大御所、EXCITERの2008年作。このときはオリジナル・メンバーはギターのジョン・リッチのみ。
Amazon.co.jp Thrash Speed Burn
そういやニュー・アルバムを制作している、っていう話があったよなあ・・とふと思い出し、旧譜も聴きなおしてみたくなって次々と聴いているところ。新作はレーベルを探しているというところまではきいた記憶があるけど、どうなったんですかね。
とりあえず今回はこの「THRASH SPEED BURN」。これがねえ・・・カッコいいんだなあ。ダン・ビーラーが苦しそうに叫ぶEXCITERもEXCITERだが、ジョン・リッチもまたEXCITERそのものな人。この、何を弾いてるのかよくわかんないノイジーなギターサウンド、暴れまくるドラムス、汗臭さ全開のコーラスが最高!
MASSACRE RECORDSのオフィシャルでフルアルバムがあがっていたので貼っておきます!タイトル曲「Thrash Speed Burn」(4:05~)はまさにEXCITERの魅力を凝縮!
まあ冷静に聴けば音も悪いし演奏もたいしたことないんですけど、メタルはとにかくカッコよければそれでいいんであって、いつも言うようにそんなことは「それがどうした」という話。
ちょっとだけ希望を言うとすれば、この荒々しいサウンドにジョン不在時のEXCITERのようなメロディアスさをちょっとだけまぶしてくれれば完璧でしょう、という感じ。
最新EXCITERにはジョン・リッチはおらずギタリストは若い人らしいですが、その人がどんなプレイを聴かせてくれるのかに期待しましょう。
オススメ度・・・★★★★
BYFROST「OF DEATH」
ノルウェーのブラック・メタルバンド、BYFROSTの2011年作。
私が手に入れたCDには「THE HEAVIEST FORCE IN NORWEGIAN BATTLE METAL」というシールが貼ってあって、ふ~ん、バトル・メタルかあ、TURISASみたいな感じなのかなあ。よくよく考えると「BATTLE METAL」っていう括りもよくわかないですけどね。
・・・などと考えながらCDをプレイしてみると、これがもう純然たるブラック・メタル。BELPHEGORやIMMORTALあたりを彷彿とさせる、王道の北欧エクストリームメタルって感じ。どこらへんが「バトル・メタル」なんだろう。歌詞の世界観がそういうふうになってるのかな?
演奏は安定しているしクオリティは高いと思ったんですけど、曲はそんなにたいしたことないかなあ。とくに「バトル・メタル」を思わせるようなドラマティックさは感じなかった。もうちょっと曲を練ってから発表したらどうか。
オススメ度・・・★★★
といったところで今回はこのへんにしておきます。