1966年に公開された特撮時代劇映画の金字塔「大魔神」が5月24日までの期間限定でYOU TUBEにて配信されています。
https://youtu.be/0740rGKnE2o?si=NnaTcE83rDcX4CZR
私が生まれる前の映画ですが、3作すべて大好きでもう10回くらい観てます。今回もYOU TUBEでみつけてつい観てしまいました。
悪が悪のかぎりを尽くしまくって、観てるほうの怒りと悲しみもMAXになってきたところで、美女の涙をきっかけについに大魔神がめざめ大暴れ、悪が全滅させられるところは、何度見てもこの手の映画ならではの強大なカタルシスをあたえてくれる。観るといつも泣いちゃう。やさしげな埴輪のカオから手でカオを覆って怒りの表情に変えるところは子どものころふざけて「俺は怒ったぞ」というアピールでよくマネしてました。CGなんか当然ないのにこのド迫力。ほんとうにスゴイ。まさに傑作。悪者だけでなく領民たちまで蹂躙しようとするところが単なる勧善懲悪の正義の味方というわけでない、人知を超越した神たる存在の、愚かな人間たちへの怒りの姿であることを示していて興味深い。その怒りを鎮めるのもまたヒロインの涙っていうのもまた好き。ヒロイン役の高田美和の美人っぷりもスゴイ。おどろおどろしさと恐怖と神聖さが同居する重厚なサウンドも素晴らしすぎる。
まあ現代の為政者たる自民党も国民を騙し搾取するという点では大魔神に滅ぼされてほしいくらいのまさに悪そのものの存在ですけどね。しかし映画で描かれている時代と現代と違うところは、現代の日本では魔人の手を借りずとも悪質な為政者を権力の座から引きずり下ろすことができるということ。選挙で落とせばいいんだから。国民を騙し必要もない重税を課し自分たちは私腹を肥やすだけの詐欺師たちに、いったいいつまで政権をまかしておく気ですか?
LUGNET「LUGNET」
スウェーデンのヴィンテージ・ハードロックバンド、LUGNETの1st。
現(?)ANGEL WITCHのドラマー、フレデリック・ヤンソンらのバンド。バンド名はスウェーデン語で「静寂」みたいな意味らしいが、ジャケの絵からしてレトロなウルサいロックを聴かせるんだろうな、と。
その予想はだいたい当たっていて、まさにBLACK SABBATHやDEEP PURPLE、初期のWHITESNAKEなんかそのまんまのブリティッシュスタイルのハードロック満載。こりゃあカッコいい。
この手のバンドは歌メロの良さとヴォーカリストの力量によってだいたい決まっちゃうと思うんですけど、このバンドはそこらへんが超強力。デヴィッド・カヴァデールもしくはトニー・マーティンみたいなパワフルかつソウルフル、男らしい歌唱にはマジで惚れちゃう。
このカッコいい歌声で渋くてキャッチーでエネルギッシュな歌を歌いあげてくれちゃうんだから、カッコよくならないはずがない。次作ではこの人いないみたいで残念ですが、ほかのアルバムも買ってチェックしなくてはなるまい!
おススメ度・・・★★★★
ASOMVEL「KNUCKLE DUSTER」
UKのヘヴィ・ロックンロールバンド、ASOMVELの2作目。2013年作。
ベルボトムを履いてるジャケ写真から、こちらもレトロなロックなんだろうな、と予備知識なしながらもちょっと期待して聴きました。そしたら・・・
まるっきりMOTORHEADなヘヴィかつウルサいハードロック。曲によってはTANKっぽかったりもするかな? そういう曲でもギターソロが入ってくると完全にMOTORHEADに。ギタリストはエディ・クラークを好きすぎだろ。もう笑っちゃうくらいそのまんま。こういうのを聴いて「オリジナリティが・・」とか言ってはいけない。カッコいいんだからそれでいいんです。カッコいいと感じられるということは、ただのサルマネで終わってないということ。
レミーほどではないけれど適度に汚らしいヴォーカルの歌唱もイイし、リフも歌もわかりやすくキャッチーなものばかり。かといって一本調子でなく最後まで飽きずに聴かされました。これは文句なしに素晴らしい作品。見つけたら買っておくべきです!
おススメ度・・・★★★★
MESHUGGAH「THE VIOLENT SLEEP OF REASON」
スウェーデンのプログレッシヴメタルバンド、MESSHUGGAHの8作目?2016年作。
Amazon.co.jp VIOLENT SLEEP OF REASO
このバンドは前にもどこかで記事にして「つまらん」と放り投げたことを書きました。いくつか聴いてますけど何べんも言ってるように私はこの手のプログレッシヴ系エクストリームメタルは大嫌い。全部同じ曲にしか聴こえないんだなあ。
今回も安く買ったCDの山のなかにあったから「いちおう聴いてみよう」という感じで聴いてみましたが・・・
う~ん、ものすごく評価が高いアルバムらしいから、ひょっとして・・とちょっとだけ期待をしましたが、残念ながらやっぱり、私にはアルバム1枚聴きとおすのはムリ。アクビが出てきちゃう。ヘヴィではあるけれどとくに速いわけでもブルータルなわけでもなく、震えが来るようなカッコいい展開やリフがあるわけでもなく、キャッチーなフックがあるわけでもない。これ聴いてどこらへんでエキサイトできたり感情が震わされたりするのか、私にはちょっとわからない。
おススメ度・・・★☆