民放の音楽番組に島津亜矢が出演すると、
この過疎ブログであっても彼女関連の記事には突然たくさんのアクセスが集まります。
そのたびにテレビの影響力の絶大さを痛感しますね。
それだけ彼女の歌唱を聴いて「オっ!」「凄い!」と感じる人が多いということでしょうから
とても喜ばしいことではあるんですが、
そういう番組に彼女が出ても歌うのはたいがい演歌ではなく、J-POPの名曲が多い。
まあ、それで彼女の名が売れるんならばそれはそれでOK。
しかしこれはいつも言っていることなんですけど、
彼女ほどの凄い歌手には彼女に相応しい曲を歌ってほしい、と思うことが多いのです。
今回は(今回も?)まったく個人的な思いを書いていきます。
パワフルな歌声にはヘヴィな曲が似合う。すると・・・
彼女のパワフルすぎる歌唱には、軽~い曲ははっきりいって似合わない。
世間一般の方はわかりませんが私はこういうミスマッチを感じることがたまにあります。
ブルース・ディッキンソン(IRON MAIDEN)がa-haをカバーするとか、
鳥羽一郎がSEKAI NO OWARIをカバーするのを想像したら感じるような違和感。
ちょっと極端すぎるたとえを出しましたが、まあとにかくそういうことです。
カバー集「SINGER」シリーズでもそうらしいですが、
彼女自身はあまり選曲にかかわっていないという話で、
「私はこういう曲が歌いたい」とか「この曲は歌えません」とかいうこだわりは
本人にはあまりないらしい。
「歌ってくれ」と言われたらなんでも歌うのがプロというもの・・・ということなのかな?
それはそれで立派なプロ根性だとは思うけれど、
彼女はもうそんなレベルの人ではない、というかそんなレベルではいけないと思うんですよね。
自分が歌いたいものを自分が歌いたいように歌うべきじゃないかなあ。
駆け出しの小娘ならやれと言われたことをなんでもやらなきゃあダメだろうけど、
もう彼女はそうじゃないでしょ。
もっとヘヴィで湿った、胸が張り裂けそうな慟哭を歌う曲や、
闘う男のテーマのような勇壮な曲・・・を歌ってほしいなあ、と。
「SINGER」はもう食傷気味
ヒットしている「SINGER」シリーズの楽曲はほとんどが「名曲」というレベルの曲ばかりだけれども、
軽い曲が多くて彼女のヴォーカルと合わない気がしてしまって、
私は何度も聴く気になれない。
9月には「SINGER6」が発売予定だそうですが、
私はもう食傷気味です。
これはなぜなのかを考えてみると、
やっぱり曲が軽いからなんじゃないかと。
軽いから、な~んか「ソツなく歌いこなしてる」ように感じてしまう。
「凄い!」「さすが・・・」とは思うけれども、
魂を震わせられるような感動を味わうことはあまりない。
もう「SINGER」シリーズはこのへんでいいんじゃないでしょうか。
まったく個人的な願いを言うなら、
どうせやるならもっと重たいロック系のクラシック・ナンバーをやってほしいんですけど、どうでしょうか。
島津亜矢が歌うのを聴きたいロック名曲を考えてみた
以下、彼女が歌うのを聴いてみたいロック名曲を思いつくままに。
「SINGER」シリーズでは耳に突き刺さりそうなくらいのハイトーンを駆使している彼女ですが、
それならイアン・ギラン時代のDEEP PURPLEの曲をやったらどうなるか聴きたい。
演歌歌手としての彼女の特色を活かすのなら、
「メタル界の北島三郎」ともいわれた故ロニー・J・ディオの曲かな。
とくにBLACK SABBATH時代の曲なら、彼女がやれば絶対にカッコいいはず。
↑これはもう彼女のバージョンを想像するだけで鳥肌。
このへんではヘヴィすぎるようなら、
バラード曲でいいんじゃないか。
勇壮さと哀愁を兼ね備えた彼女の歌唱を活かすのならこれか。
もう少し一般受けしそうな曲を選ぶならこのへんか。
これならふつうに「SINGER」に入っていても違和感はないでしょ。
上にあげた曲はいずれもハード・ロック/ヘヴィ・メタルの名曲で
カバーする人も多いですが、
大部分はオリジナルのヴォーカルの素晴らしさに太刀打ちできず、
なんだよこれ・・というものになっちゃう。
しかし彼女ならイケる気がするんですよね。
というわけで勝手に
「SINGER ~ロック編~」に入れてほしい曲をあげてみました。
まあ絶対にやってくれないと思いますけどね。
「SINGER 6」に注目してみることにしましょう。
(こちらに「SINGER6」の感想をちょこっと書きました→NHK BSプレミアム「演歌フェス 2019」第2部)