哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

音楽番組の感想

平成29年:NHK紅白歌合戦をみた

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2018年、平成30年がスタートしました。

あけましておめでとうございます。

 

大みそか恒例のNHK「紅白歌合戦」。

あまり興味はないけれども

丘みどりと水森かおりだけはチェックしたいので

録画して、どうでもよさそうなところはすっ飛ばして観ました。

そうすると30分くらいしか観るとこなかった。

 

私は歌番組としての完成度を要求したいので、

そういう目線で観ると悪口ばっかりになります。

「じゃあ観なきゃあいいじゃないか・・」と言われるかもしれませんが、

それは民放の場合であって、見ても見なくても受信料を徴収される公共放送には

徹底的に批判を加える権利が視聴者にはあるはずです。

とにかく曲のブッタ切り方が乱暴

まずは丘みどりの話。

曲はカバーでなく「佐渡の夕笛」で、とりあえずよかった。

で、歌唱もいつもどおり素晴らしかった・・・

のですが、予想していた通りフルコーラスではなく

短く切られていました。

しかも、間奏もアウトロも切ってしまうという乱暴なアレンジ。

ヒドイ。間奏と最後に響く笛と鼓がカッコいいのに。

やっぱりNHKは愚かの極みでした。

 

まあ、フルコーラスでないのはほかの出場者も同じなんですが、

アイドル系やダンス系などと違って

演歌は1曲がひとつのドラマになっているわけですよ。

こういうブッタ切り方は、ドラマのサワリとクライマックスだけを

かいつまんで見せるようなもので、

紅白という舞台でそういう乱暴なことをしないでほしいなと思うのです。

司会がいろんな曲で「カッコいい・・」とか「いい曲だ・・」とか言っていましたが、

これではそういう感動をおぼえるヒマも余韻にひたるヒマもない。

 

もう少し出場者を絞り込んで

(どう贔屓目にみても「なんだよこれ・・・」というくらいの出場者が多すぎる)、

歌以外のどうでもいいような部分をもっと削って、

すべての曲をフルで聴かせてほしい。

曲を重要視してないから、

視聴率のために芸人とかをたくさん呼んで

いろんなことをやらなきゃいけなくなってるんじゃないのか。

けん玉ギネス挑戦はやるべきでなかった

三山ひろしが「男の流儀」を歌っているあいだに

けん玉で124人が連続でそれぞれ5秒以内に「大皿」という技を決める・・

というギネスに挑戦する、という企画がありました。

しかし早々に失敗しちゃった人が出て、

会場からは「ああ~」という溜息が。

 

これは企画としてどうなの?という気しかしません。

あとで言われていたように三山の歌よりもけん玉に注目が行っちゃったし、

失敗しちゃった人の心情を想像するとやりきれない気持ちになりますね。

失敗したところが思いっきり写っちゃってたし。

こういうのを鬼の首をとったように「~番の人が失敗した!」とか騒ぐ人が

出てくるのはネット社会では容易に想像できることで、

この人は新年を気持ちよく迎えられないのでは・・・と心配になります。

 

ヤラセで絶対に成功するか、ひとりやふたり失敗してもOKな企画にするべきだった。

三山ひろし自身が失敗すればまだ笑って終われるけれども、

これでは後味が悪すぎる・・・と思うのは私だけではないはず。

 

歌以外のところで盛り上げようというスタンスが裏目に出たいい例じゃないでしょうか。

水森かおりの衣装は控えめ

水森かおりは「早鞆ノ瀬戸」。

昨年の「越後水原」同様のドラマティック演歌で、

もちろん曲自体は文句ナシ。

でも、やっぱり短くされていました。

 

注目の衣装はわりと控えめで、

それは良かったんですけど

曲を盛り上げる効果、という意味では昨年の巨大衣装のほうがよかったかな、

というのが直感的な感想。

生で観ればまた違った印象になるかもしれません。

島津亜矢には演歌をやらせろ

島津亜矢はベット・ミドラーの「The Rose」。

カバーアルバム「Singer3」に収録されています。


amazon.co.jp SINGER3

島津亜矢の歌唱が素晴らしいのはもはや当たり前なので

いまさら言うことは何もないんですが・・

・・この曲もまさに

フルで聴いてこそ2万パーセントの感動を味わえる曲なのになあ~。

なぜあんなアレンジで短くしてしまうのか。

 

それはそうと、なんで洋楽のカバーなんですかね。

2017年は「いのちのバトン」と「心」というシングルが出ていて、

どちらも(私自身はあまり気にいってないが)いい曲なのに。

カバーアルバムが話題になっているから・・なんだろうし、

カバーも凄いデキなのは確かだけれど、

やはり彼女の真骨頂は演歌にあるわけで、

カバーをやるにしろ演歌にしてほしかった。

 

紅白というそれなりに多くの人がみる舞台で

彼女が演歌でその凄みを爆発させれば、

かならず「凄ぇ・・・」と感動して演歌にめざめる人がたくさんうまれるはず。

そうなったほうが、長い目でみて彼女のためにもNHKのためにもなるんじゃないか。

 

もっとめちゃめちゃ売れて演歌の第一人者としての地位を確立し、

NHKに「カバーを・・・」と言われたら

「トリで自分の曲、じゃないなら出ません」と言えるくらいのポジションに早くなってほしい。

登美丘高校ダンス部が圧倒的パフォーマンスをみせた

平成29年10月31日のNHK「うたコン」の感想

で「プロといわれてもまったく疑わない凄さ」と書いた

登美丘高校ダンス部が郷ひろみと「2億4千万の瞳」を共演。

 

これは素晴らしかった。もう笑いがこみあげてくるくらい。

62歳とはとても信じがたい郷ひろみの歌唱と踊りも凄かったが、

もはや彼女たちは、踊るときには誇りをもってカネを要求するべきでは。

実際にカネ払えと言ったとしても、私なら「生意気な・・」とはまったく思いませんね。

この出演はノーギャラなんですかね。

YOSHIKIが叩いた!

X JAPANが「ENDLESS RAIN」を。

それで終わるのかと思いきや

ドラムセットがせりあがってきて、

5月に頸椎の手術をして以来ドラムを叩いていなかったという

YOSHIKIが「紅」を演奏。

 

YOSHIKIがとても難しい手術を受けた、というのはきいていたものの

その後どうしているのかは知りませんでした。

この復活を心待ちにしていたファンには涙ものだったでしょうね。

YOSHIKIさんがドラムをプレイします!とは一言も言わずに

いきなりドラムが登場する演出はなかなかニクイ。

 

今夜のプレイは前みたいな激しいアクションはもちろん控えていましたが、

それでも凡百のドラマーよりも圧倒的にカッコいい。

でも、完治するまでは大事にしてほしいですね。

(YOSHIKIがTOSHIに「洗脳星?」ってボソっとつぶやいたのには笑っちゃいました。笑っちゃいけないんだろうけど、うまいこと言うな、と。)

客に「ひとつになる」ことを要求する演出は気持ち悪い

SEXY ZONEが、観客に「立っていただいて、一緒に踊りましょう」と言い、

お客さんは言われた通りにみんな立って手拍子したり手をあげたりする場面が。

 

これはまえもって「お願いします」という指導がされていたんだと思いますが、

こういうの気持ち悪いんですよね。

SEXY ZONEが目当てで観に来たお客さんなら(いるの?)喜んでやるでしょうが、

ほとんどのお客さんは不承不承やっていた感じにみえました。

私がその場にいたらいたたまれなくて逃げ出したくなると思います。

実際に気持ちがアガって自然な感情の発露としてやるんならいいけれども、

「みんなで盛り上がりましょうよ。みんながやってるのにどうしてやらないの?空気を読めよ」

みたいなのが気持ち悪くてしょうがない。

「踊りましょう!」と呼びかけるのはいいけれども、

不自然に演出された一体感を出そうとするのはやるべきではないのでは。

2018年に期待

さらに文句を言うなら、市川由紀乃が歌うバックに

美空ひばりの映像とか要らないだろ。

あれなら別に市川由紀乃でなくったって誰でもいいんじゃないか。

 

と新年早々文句ばかりを並べ立て、

気分のよくない記事になっちゃいました。

しかし・・・これが日本の歌謡界の1年間の総決算という内容なんだとすれば、

「CDが売れない」なんてのも当然なんじゃないか、

と思うくらいつまんない曲が多かった印象です

(Perfumeの曲はなかなかよかった)。

一般的な目線で考えると、2017年を代表する凄い曲、というのは

ひとつもなかったんじゃないか。

個人的には「佐渡の夕笛」が文句ナシで代表曲ですけどね。

 

渡辺直美のレディー・ガガは笑っちゃったけれど

ブルゾンちえみは全編にわたって1ミリも面白くなかったし。

アキラ100%はNHKには出せないんでしょうかね。

そっちのほうがよっぽど年を代表する芸人っぽいし面白いのに。

万が一があったらシャレにならないからムリなんでしょうね。

 

2018年は「すごい曲だらけでCDを買うカネが足らなかったぜ・・・」

という年になってほしいと祈りつつ・・・

今年もよろしくお願いいたします。

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