本ページのリンクには広告が含まれています PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL THRASH/POWER/SPEED 今週聴いたもの

今週聴いたもの:2023年10月5日~10月11日(FIFTH ANGEL、RISING FAITH、SENCIROW)

子どもだけを家に残して外出したり、子どもだけで登下校させたり、おつかいに行かせたりすることは「虐待」になるから禁止する・・・という埼玉県の虐待禁止条例案が、県議会の委員会でいったん可決されたものの、当然ながら猛批判をくらって「撤回」となった、とのこと。

東京新聞 埼玉「留守番禁止」条例案、「言葉足らず」で撤回は「発想が間違っている」 自民党の会見に批判殺到

いやあ批判されるのは当たり前じゃないですか?こんな現実離れした条例案を出した奴はどこのどいつだ・・と思ったらやっぱり自民党の議員団だった。

自民党の奴らはウソやデタラメばかりやる詐欺師集団ってのは知っていたが、そのうえここまで世間知らずのマヌケが揃っているとなると、岸田政権の支持率が26%とか言われても「26%の奴らはいったいなにを理由に支持してるの?」という気持ちになる。内閣も自民党も、支持率2%くらいになるのが妥当なはずだけどなあ。

自民党の奴らに言わせれば、低学年の小学生にひとりで登校させるだけでそれは虐待になるらしい。「はじめてのおつかい」なんていう番組は海外では人気になるらしいが、それもヤラセでない限り「虐待」となるわけか。お留守番させるのもダメ。いついかなるときも親が一緒にいなければならない。

ヒマでヒマで仕方がない議員の奴らはともかく、庶民はそれでは生活が成り立たなくなる人が大半でしょう。お前ら自民党が経済を停滞させたせいでみんな共働きしないと生きていけなくなった、っていうことがわかってないらしい。

加藤とかいう子ども政策担当大臣をはじめ内閣のやつらは「県の条例にいちいちコメントしない」とか無責任なことをぬかしていたけれども、こんなバカな条例案を出したのが野党だったらおそらく猛烈に攻撃したでしょ。ヘタに批判したらますますイメージダウン(こいつら自民党にこれ以上悪くなりようのあるいいイメージなんてないはずだけど)になるし、別に問題ない条例じゃないかと言うこともできない。だからノーコメントということにしたんでしょ。結局こいつらは自分たちのメンツや票やカネのことしか考えてないんだということがよくわかる。

日本は海外の野蛮な国のように子どもをほったらかしにしたらすぐ連れてかれちゃうようなことはないのだから、海外のマネして「子どもの放置は虐待!」とかぬかして「仕事してます」アピールしてもなんにもならない。

それに、子どもをいつまでも子ども扱いして親がべったり、っていうほうが逆に子どものためにはならずある意味「虐待」になるのでは。なんでもひとりでできて、大人になって自分で社会をわたっていける人間に育ててやることが親の責務というものでしょう。そう考えれば、「まだ3年生だから留守番はムリ!」というのではなく、「もう3年生でしょ?ひとりでお留守番できるね?知らない人が来たらドア開けちゃダメ。電話が来たらこう言いなさい。○○があったら××しなさい・・・」というふうにしてやるほうが子どもにとってはいいことのはず。

私はどちらかというと「なにもできないダメな子」として育てられ、なにかをひとりでやらせてもらえるということがなかった(やりたいといってもさせてもらえなかった)から、いつまでたっても子どもだから子どもだからというふうに扱われることの嫌さ加減がよくわかる。

私がいま住むところは地理的に中高生なんかでも親にクルマで送り迎えしてもらうのが普通の土地柄なんだけれども、そのせいか親子がベッタリの関係な人たちがわりと多く、子どもも高校生とかになってもものすごく幼いと感じる。それが一概に悪いとは言わないけれど、子どもを立派な大人にしてやることが親や社会の責任と考えれば、目を離すことがすなわち虐待、っていうのはやはりおかしいとしか言いようがない。

もちろん乳幼児をクルマの中に放置とかは論外ですが、お留守番や通学もひとりでやらせちゃダメとか・・・このバカっぷり、さすがは自民党だな! そんなんで仕事してる気になれるんだから議員ってほんとラクでいい商売。

FIFTH ANGEL「TIME WILL TELL」

USシアトル出身のヘヴィ・メタルバンド、FIFTH ANGELの2作目。1989年作。

Amazon.co.jp タイム・ウィル・テル

長いブランクを経ていまなお活動、私はまだ聴いてないけれどこないだ新作を出してましたね。CHASTAINやACCEPT、現在はFLOTSAM&JETSAMに在籍しているらしい著名なドラマー、ケン・メアリーが在籍していたバンド。

このアルバムおよび1stの「FIFTH ANGEL」は私の大好きなアルバム。今回たまたまこの2ndを聴きなおしたんですけど、こりゃあ素晴らしいですよ。USのバンドながらブリティッシュ・メタルっぽい湿り気たっぷりの高品質なメロディック・メタル。「様式美」とかいうほど重苦しい世界まではいかないけれど、USのバンド特有のノーテンキな軽さもない、絶妙なバランス。

↑ミュージック・ビデオはなんとなくLAメタル風だし、この曲に関してはラジオ向けにちょっとポップな味付けにしてみましたっていうのが感じられるけれども、それでもジメッとした湿り気が曲を支配しているのは他の曲と同様。

UFOの名曲「Lights Out」のカバーはとくにこれといって目を見張るアレンジがあったりするわけでもなく「別にいらない」という気もしますが、ヘヴィかつキャッチーかつメロディアスな80年代ヘヴィ・メタルが聴ける名作。中古市場ではそれなりに流通しているので今のうちに買っておくべきです!

ついでに。ドラマーのケン・メアリーが参加したCHASTAINの作品も目ん玉飛び出るくらい素晴らしいのでそちらもチェックを!→思い出の名盤:「RULER OF THE WASTELAND」/ CHASTAIN

おススメ度・・・★★★★

RISING FAITH「THE ARRIVAL」

スウェーデンのパワー・メタルバンド、RISING FAITHの1st。2003年作。

Amazon.co.jp The Arrival

クランチをきかせたスラッシュ風のリフを聴いて「そういうバンド」かと思ったら、硬質なリフにのっかるのはパワフルなハイトーンヴォーカルで、聴かせる歌メロには耳に残るものがけっこうあって、こりゃあ掘り出し物かも?とちょっと身を乗り出して聴くことに。

歌メロはキャッチーで、いちいち分厚いハーモニーをきかせてくれたりする。歌メロを重視する姿勢は素晴らしい・・・んだけど、唐突にいきなりブツンって終わって「えっ?それで終わるの?」っていう曲があったり、もうちょっと曲展開を練ってほしいなあ~と感じるところが多いなあ。あまり考えすぎずにどこまでも歌メロを聴かせればいいのに。たまにヴォーカルの音程が危なくなるのも気になるかな。でも悪くない!

おススメ度・・・★★★☆

SENCIROW「THE NIGHTMARE WITHIN」

ドイツのパワー・メタルバンド、SENCIROWの2作目。2008年作。

Amazon.co.jp Nightmare Within

1曲目はスラッシュ・メタル寄りのザクザクなリフに言葉を吐き捨てるようなヴォーカルがのる曲で、う~んなんかイマイチだな・・と思ったものの、2曲目はなかなかメロディアスな聴かせる曲で、お、悪くないじゃん、となって最後までイケました。

悪くないんだけど・・・METAL CHURCHの故マイク・ハウとSODOMのトム・エンジェルリッパーを足して2で割ったようなヴォーカルはなかなか強力でカッコいいのに、肝心の歌メロはキャッチーなところがないのであまり印象に残らない。哀愁あふれるリフやギターソロとかはものすごくイイので、ほかの作品に期待したい!

おススメ度・・・★★★☆

 

-PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL, THRASH/POWER/SPEED, 今週聴いたもの
-, , , , , ,