岸田首相が自民党と内閣の人事を動かして求心力の浮上を狙っているようです。
自民党などという特殊詐欺集団の内部の人事などどうでもいい・・・というわけにもいかないんだけれど、とりあえずそれは奴らの勝手だから仕方がないとして、内閣改造のほうはそうはいかない。
しかしいつも気になるのは、こいつらが人事をうごかす目的はすべてが自分たちの都合によるものであって、そこに国益とかいうものは一切介入しないということ。誰が大臣やればいちばん国益にかなうか、という視点が1ミリでもあれば、「こいつは使えないから別の奴にチェンジ」とかいうのが頻繁にあってしかるべきだし、チェンジする際には前任者のなにが問題だったのか、留任させる場合にはそいつがどういう仕事をしてどういう結果を出したことを評価して留任させるのか留任させてなにをやらせるのか、そのへんを丁寧に国民に説明するべきじゃないのか。なんで河野みたいなのが留任なんだよ。
「政治ジャーナリスト」とかいう胡散臭い奴らのやるべきことはそういったことを追及して国民に知らしめることのはずだけど、そいつらもやれ誰と誰が仲がいいとか悪いとか、派閥間の力学がどうなってるとかそんなゴミみたいなことを言うだけ。
女性の数を倍増?だからどうした。男でも女でもどうでもいいから、民間から有能な人間をたくさん入れろ。お前ら自民党では問題がなにも進んでいかないということはもうはっきりしてるんだから。現政権の無能ぶりを正面から批判しているような人間を登用して「刷新」とかいうんならともかく、ただ単に「派閥が推薦したからこの人入れま~す」とかやって遊んでいるだけ。こんな奴らにいつまで投票する気ですか?
外相だった林はチェンジされるようだけど、ついこないだゼレンスキーのところへ行って「支援しま~す」とアピールしてきたばかりなのにそれを速攻で交代させたりして、こんなことでは日本はますます国際社会からの信用をなくすのでは。それも要するに外交よりも派閥の論理を優先したというだけでしょ。もっとまじめに仕事しろ。先日は松川とかいう奴がフランスで遊んできて批判され「海外旅行は人脈づくりに必要なんだよ!」とかいう言い訳をしていた気がするけど、こんなに頻繁に人が変わったら人脈もへったくれもない。
それにどいつもこいつも世襲の奴ばかり。岸田はこないだ自分のムスコのアホっぷりが明るみに出て大恥かいたばかりなのに、こんな内閣改造でよく恥ずかしくないよね。加藤なんてのもただ単に親が大物だったというだけで、こども政策担当にふさわしい成果をなにかもっているのかはだれもが疑問に思うのでは。ただ単に「女だから刷新感が出る」というだけで起用されたってのは明らかで、これこそまさにジェンダー差別というものでは。女だからというだけで入閣させるんだから。そうでないというのなら「なぜこの人なのか」を徹底的に説明するべきでしょう。
いずれにしろ内閣の顔ぶれが多少変わったからといって自公政権の詐欺体質、「国民から搾り取れるだけ搾り取れ」という搾取体質が変わることな絶対にない。生活が苦しい、と少しでも思うなら、次の選挙のときはなんでもいいから「自民党以外」に投票しなくてはならないでしょう。
巨人の星 ミュージック・ファイル
昭和の名作スポ根漫画、「巨人の星」の音源をあつめた企画盤。
正式な「サウンドトラック」っていうのも出てるようですがそっちは持ってないので。これは前から所有してたのを今回聴きなおしたのです。
なんで聴きなおしたかというと先週の記事→今週聴いたもの:2023年8月31日~9月6日 で紹介したようにいまYOU TUBEの「TMSアニメ公式チャンネル」で「巨人の星」を配信していて、それが面白くてたまんないから。
で、このCDの内容はテレビ版の主題歌や挿入歌、それから劇場版の主題歌挿入歌、テレビ版の劇伴・・・となっています。
「あしたのジョー」で著名な故おぼたけし氏が歌う劇場版の主題歌や応援歌も聴きどころではあるし、オーロラ三人娘の「クールな恋」の圧倒的破壊力(素っ頓狂で音痴な「シャラララ」を聴くと絶対に爆笑してしまう。バックの演奏が無駄にカッコいいのも逆に可笑しい)もやっぱりスゴイんですが、個人的にこのCDのハイライトはジ・エコーズ(尾崎紀世彦が所属していた「ザ・ワンダース」の別名義グループ。「ウルトラセブン」で有名ですね)によるテレビ版副主題歌「友情の虹」と、アンサンブル・ポッカの「青雲健児の歌」「紅洋の旗」。
「友情の虹」は副主題歌という位置づけでありながらただ主題歌シングルのB面に入ってたというだけで本編のなかでは一切流れず、なかなか耳にすることがないけどとにかくカッコいい。主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」といい、「紅洋の旗」といい、いやそのへんにかぎらずこのCDのほぼ全曲がそうであるような、テンションのあがる勇壮さのなかにほんのりと哀愁をただよわせるところがいかにも渡辺岳夫(「天才バカボン」「機動戦士ガンダム」「キャンディ・キャンディ」など数多のアニソン名曲を作曲)っぽい。純烈あたりもこういう重厚なコーラスを聴かせてくれれば私もCD買うんだけどなあ、これを聴くと令和の歌謡曲の薄っぺらさにガクゼンとしてしまう。YOU TUBEで配信をみるなら楽曲にも要注目!
おススメ度・・・★★★★
STORMHUNTER「CRIME&PUNISHMENT」
ドイツのパワー・メタルバンド、STORMHUNTERの2作目。2011年作。
Amazon.co.jp クライム・アンド・パニッシュメント
このバンドは以前に1stを記事にしました。→今週聴いたもの:2021年6月10日~6月16日
この2作目も前作と同様。初期HELLOWEENもしくはRUNNING WILDっぽい、ていうかまるっきりそれな、真っ正直なメロディック・パワーメタルを展開しています。
このヴォーカルのイマイチさ加減も手伝ってRUNNING WILDっぽさが倍加して聴こえますが(3曲目なんかはRUNNING WILDのカバーだと言われてもまったく疑わない)、この味がイイんだなあ。1stと比較すると楽曲のデキも向上している気がする。まあ曲のバラエティが豊かかどうかと言われれば「否」というしかないけど、こういうバンドにそんなことをもとめるのは間違っている。ワンパターンだろうがそれがカッコよければそれでいいのだ。ほかのアルバムも揃えたい!
おススメ度・・・★★★☆
ISKALD「NEDOM OG NORD」
ノルウェーのブラック・メタル、ISKALDの4thフル。2014年作。
ブラック・メタルといってもいろいろあるわけですが、このバンドはバンドロゴやジャケ絵から想像されるような暗黒のプリミティヴ・ブラックではなく、メロディックなギターリフを中心にすえた、どちらかというとデスメタル風味なサウンド。曲展開はやたら複雑。
なかなかカッコいい・・とは思うけれど、どうも「思い付きのリフをつなげてそこにデス声のせてみました!脳筋なブラックとは一味違うでしょ!」的な安直さ、気取った感じがにじみ出ていてなんかイマイチ。だから全部同じ曲に聴こえる。もうちょっとキャッチーな聴かせどころを意識して配置するとかそういう工夫がほしい。こんな気取ったブラックメタルなら、どこまでも凶暴な暗黒プリミティヴであってくれたほうがましな気がする。
おススメ度・・・★★☆