3月28日に発売された、
島津亜矢の新曲「道」の
シングルCDを買い、聴きました!
曲名は当初「絆」とアナウンスされていましたが
なにかの事情で「道」に変更になったそうです。
個人的には「絆」という言葉よりは「道」のほうが
重みが感じられて良いと思います。
「絆」という言葉は軽々しく使われすぎていて
もはや手垢にまみれた感じで嫌。
村田英雄あたりが歌ってそうな重い王道演歌
先ほども言ったように私は「絆」という言葉が嫌いで、
「キズナキズナ」と連呼する曲を聴くと
そこにウソ臭さを感じ取ってしまって拒絶反応を起こします。
今回の「道」では「こころの絆」とストレートな言葉が使われていますが・・・
「阿吽の花」はそういう直球な言葉を使わずに
「絆」(と呼ばれているもの)を表現していて(作詞は今回の「道」と同じ久仁京介氏)、
さすがだ・・・と思うと同時に、
その曲と歌唱のあまりの素晴らしさに卒倒したものです。
↑なぜミリオンヒットにならないのかが不思議!こういう曲が超ヒットにならないことが悲しい・・・と言い切りたいほどの名曲!
しかしまあ、私としては要するに「また『キズナ』なの?」
というウンザリ感が感じられなければいいわけで、
べつに「絆」という言葉ひとつにこだわるつもりはないです。
今回の「道」をきくと、
凡百の「キズナ曲」を聴くときのようなウンザリ感は
全然感じませんでした。
それはやっぱり、「絆」というよりももっと大きいスケールの、
「人生そのもの」を描いている歌詞であって、
そのうえ重々しい曲と歌唱が
人生そのものを表現し尽くすことができているからなんだろうな、
と感じました。
演歌の王道をいく、これぞ彼女にふさわしい演歌、という感じです。
ヘヴィな3拍子のうえに
ド迫力の歌唱がのって、
「莫迦を承知で進むだけ」という
歌詞の通りのパワーがビンビン伝わってきますね。
カッコいい・・・けれど、
ヒットするかといわれたら・・
ちょっと微妙な気がしますね。
売れ線の要素はまったくみえない。
カップリング曲は「恋花彩々」。
テンポの速い、明るい女歌。
私の好みではないけれど悪くないと思います。
演歌を歌わないコンサートの映像作品が5月に発売予定
彼女の公式サイトやテイチクのサイトには
情報が見当たりませんでしたが、
5月16日にDVDが発売になるようです。
amazon.co.jp SINGER in 東京オペラシティ(仮) [DVD]
昨年、東京オペラシティで行われた、演歌ナシでのコンサートを収録する模様。
う~ん・・・見たいけれど演歌がナシなら
「中古が出まわったら買おう」って感じですかね。
何度か書いてますけど
やはり彼女の魅力、真骨頂は演歌にあるわけで、
それが売れてほしいんですよね。
そういう意味で、「ド演歌」である「道」の
大ヒットを祈願したいです!