昨年、NHK紅白歌合戦に初出場、
次第に民放テレビなどでも露出が増え、
知名度、人気上昇中の
丘みどりの最新の両A面シングル
が3月7日に発売されました!
「鳰の湖(におのうみ)」「伊那のふる里」の2曲。
遅くなりましたがこのシングルの感想を。
「鳰の湖」は「ミステリアス演歌三部作」の最終章
「鳰の湖」は、
「霧の川」「佐渡の夕笛」から続く
「ミステリアス演歌三部作」の最後の曲だそうです。
作詞はたかたかし氏、
作曲は前の2曲と同じく演歌界ナンバーワンの神作曲家、弦哲也先生。
2曲目の「伊那のふる里」もこのコンビによる曲です。
前作「佐渡の夕笛」は個人的2017年演歌部門のダントツのベスト・チューン
だったのですが、
今回の「鳰の湖」も同じくらいドラマティック&ミステリアス、
超絶カッコいい曲になっています!
「鳰の湖」とは琵琶湖の別名、
「鳰」とはカイツブリという水鳥のことだそうです。
去って行った「あなた」との別れの哀しみをうたう曲。
これは・・・ヤバい。カッコよすぎる。
導入部は琵琶湖の情景をしみじみと噛みしめるように歌いますが、
「あなた この町から出ていくの」からは
圧倒的迫力で哀しみを吐き出します。
力強いメロディに心を揺さぶられること必至。
この記事執筆時点でamazonの演歌ランキングで1位。
しかし、もはやそれは当たり前、もし売れないならそれはプロモーションに問題があるか
ファンがアホなだけなのでは・・・と言いたくなるくらいのカッコよさです。
上品なんだけれど力強く、
透き通っているようでいて哀愁ただよう湿り気もあるという
稀有な魅力をもつハイトーンが
病みつきになる魅力を発散しています。
「ミステリアス演歌最終章」ということですが、
個人的には引き続きこの路線で攻めていってほしいなあ~と。
「伊那のふる里」はちょっと民謡テイスト
「伊那のふる里」は、
明るいメロディの、
ちょっと民謡テイストの入った曲。
松村和子あたりが歌っていそうな曲、と感じました。
「伊那」は「赤石・駒ヶ岳・・」という歌詞からもわかるように
長野県の伊那ですね。
メロディな明るいんだけれど、
ふっと切なさ、哀しさをみせるところが
入れられているのはさすが弦哲也先生。
私としては圧倒的に「鳰の湖」のほうが好みですが、
「伊那のふる里」も
イッパツでおぼえられるキャッチーなサビがすばらしいですね。
さらなる飛躍を目指せ!
2018年はこの素晴らしい新曲でもって
歌謡界を席巻してほしいですね。
最近はバラエティ番組などにも呼ばれているようで、
人気者になってくれるのは喜ばしいことですが
願わくばそのルックスの美しさだけではなく
曲と歌唱の素晴らしさ、魅力がもっと評価されてほしい。
ともかく、演歌ファンはぜひとも買って聴くべき作品だと思いますので、
おススメしておきます!!