6月18日、BSフジで「名歌復活!~弾き語り 昭和のメロディー~8」を放送してました。
これが初回放送されたのは2020年11月1日だったのですが、残念ながら私は見逃していたのです。
定期的にやってる番組ではないので、どうしても見逃してしまう。たま~にBSフジのサイトを見てチェックするんですけどね、どうもタイミングが悪い。この番組が放映されるとその記事のPVがいきなり増えて、それを見て「アっ!昨日やってたんだ!」と気がつく感じ。
→平成30年7月14日のBSフジ「名歌復活!~弾き語り 昭和のメロディ」#5 がまたまたカッコよすぎた
→BSフジ「名歌復活!~弾き語り 昭和のメロディー~#7」がやっぱりカッコよすぎた
しかし今回、見逃していた「8」の再放送をやるのを偶然知ったので録画してチェックすることができました!
今回はその感想を。とはいっても、この超豪華なメンツが弾き語りで名曲を歌ってくれるんだから、ただひたすら「カッコよかったです!」っていう言葉しか出てこないのは明白なんですけどね。
出演は、弦哲也、杉本眞人、岡千秋、徳久広司、小西良太郎、松本明子、トワ・エ・モワ。
今回もこの番組でしか聴けない、昭和の名曲の弾き語りを堪能!頼むからDVD化して!
「#8」の曲目は以下のようになっていました。
「かもめの街」・・・弦哲也
「暗夜行路」・・・・杉本
「ふたりの夜明け」・・岡千秋
「俺でいいのか」・・・徳久広司
「天城越え」・・・・・弦哲也
「青春のたまり場」・・杉本眞人
「初恋の人に似ている」・・トワ・エ・モワ
「誰もいない海」・・・トワ・エ・モワ
「愛燦燦」・・・・・・白鳥英美子
「ヘッドライト」・・・徳久広司
「兄弟仁義」・・・・・岡千秋
「雪椿」・・・・・・・杉本
「みだれ髪」・・・・・弦哲也
「男はつらいよ」・・・徳久広司
「おまえさん」・・・・徳久広司
「蜩ーひぐらしー」・・岡千秋
「吾亦紅」・・・・・・杉本眞人
「演歌(エレジー)」・・弦哲也
「Tono3(ト・ノ・ミ)」・・岡千秋
いやあ良かった。個人的には弦哲也先生のギター弾いてるところがいっぱいみられたのが最もうれしい。弦先生はギターの教則本とかDVDとかいっぱい出してくれないかな。そんな暇はあるわけないか。たとえ完璧にマネできたとしてもこの泣きのフィーリングを再現するのは無理でしょうけどね、せめてマネできるようになりたいものです。
ゲストのトワ・エ・モワは現在も活動中とのことで、変わらぬ美しいハーモニーを聴かせてくれてましたね。衰えは全然感じさせない、それどころかはっきりいってまだまだスゴイ。私が生まれたころにこんなスゴイことやってた人がいまだに同じことやってるってのはほんとに尊敬に値する。当時と同じキーで歌えなくなったらやめる、って決めてるという話をしてましたが、いやあそれってカッコよすぎる。
作曲家自身が歌う音源はもっと出してほしい
坂本冬美の「俺でいいのか」は、キャッチーなサビと山本譲二に似合いそうな雰囲気がいいね!とは思ってたものの音源は買ってなかったんですけど、「追撃盤」なんてのが出てて、そこで徳久先生が歌ってるってのは知らなかった~。今回番組で聴いて、こりゃあ買っとかなきゃ・・とポチっておきました。
いやいやいや、これは魅力的でしょ。この曲は(坂本冬美歌唱ももちろん素晴らしいけど)男性の声だとさらにカッコよくなる気がする。ここには坂本冬美のギターバージョンを貼っておきます。
ていうか、番組でも「これからみなさんこういうことがあるかも」なんていう話もあったように、「作曲家自身が歌うバージョンがカップリングされてる」ってのは他の先生方もガンガンやってほしいですな。間違いなく売上上がるでしょ。もし弦哲也先生の曲のシングルにもれなく弾き語りバージョンが入ってたらなにがなんでも全部買わなきゃ、ってなる。その弦先生が弾き語りする「かもめの街」、めちゃめちゃカッコよかったなあ。他人の曲を弾き語りするアルバムもひとつ作っていただけないでしょうか!
日本全国、閑古鳥鳴く「青春のたまり場」だらけに・・・
杉本先生作曲であさみちゆきが歌った「青春のたまり場」。
Amazon.co.jp あさみのうたIII~青春のたまり場~
番組で言及されていたとおり、今聴くと阿久悠による歌詞は現在の日本の閉塞した状況を予言してるかのようで、身につまされる方も多いことでしょう。
「もう誰も希望など語らなくなり カサカサに乾いた街は汚れて 青春のたまり場も閑古鳥鳴き マスターも苦笑いみせるだけです」なんていうところは、たとえコロナがなかったとしても、延々と続く自民党政権の失政によってもたらされた日本の斜陽っぷりが的確に描かれてるような。さびしいなあ。
まあ社会情勢がそうでなくても、トシを重ねれば誰でもこの曲で歌われているみたいな経験はするものでしょうね。その意味では若いときにこれを聴くのとトシとってから聴くのでは全然感じ方が違うんでしょうね。トシを重ねれば重ねるほどふかい味わいを感じることができるこういう曲こそが「名歌」と呼ぶにふさわしい。
といったところで、今回もカッコいい演奏と歌を聴けて大満足。再放送を見逃すことなく見られて良かった。次の放送はいつになるのか、ちゃんとこまめにチェックして、次回(あるよね?)も記事にしたいと思います!